特別な日

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最終戦前にしんみりしちゃうぼったん

まだ8歳の頃だったろうか。

剣術の稽古を終え、戻るいつもの場所。

 

少し前までは、無駄に広くて寒い所だった自分の部屋は、近頃暖かく、自分を迎えてくれるようになった。理由は明白。あの人が世話係として就いたからだ。

その部屋が、自分の帰る場所なのだと、そう認識できるだけでどれだけ救われたことか。

 

いつものように、自分を向え入れてくれるその場所へと戻り、扉を開ける。

その日、帰ったその部屋は、特別だった。

 

「エミリオ……おめでとう」

 

神との決戦にはまだ時間がある。

巨大隕石と成す神のたまごがまだ、乗り込める程の距離まで近づいていなかったのだ。

近づかなければ突入もできない。そうハロルドが皆に説明した。

 

突然できた時間に皆、最初は戸惑ったものだが、次第にカイルはリアラとの時間を惜しむように過ごし、またそれまでを故郷で過ごす為、一行はクレスタに留まることとなった。

自分にとって、これはかなり都合の悪いものであった。

だが、カイルの今の心境を考えれば、クレスタで過ごすのが一番良い。都合が悪いのは自分だけなのだ。

皆事情は知っている。宿をとればいいだけの話だ。

 

そうして、今はクレスタでとった宿で一人読書をしていた。

窓の外から時々子供達の声が聞こえてくるくらいで、とても静かな時間だった。

一人剣を振るいに外へ出るのもよいが、ルーティと鉢合わせになるのは避けたかった。それに、リーネほどではないがクレスタも田舎と言えるだろう。仮面を被ったままそんなところをうろうろするのも気が引ける。

 

ページを捲る音が心地よい。丁度キリのよいところまで読み、首を僅かに横に傾ける。

時計がカチカチと時を刻んでいた。午前10時、か

 

今日はカイルは手合わせに来るだろうか。

同じ剣を扱う者同士として、カイルはよく手合わせを願いに来る。クレスタについてからはその数は更に増えた。

 

少しずつ上達していくカイルの腕を思い出しながら、時計の横に視線を移す。

カレンダーが視界に入り、目線がそこに止まった。

 

「……今日は、そうか」

 

思わず自嘲の笑みが零れる。

いろんな思いが静かな部屋に溢れ帰るほど流れ込み、胸にぽっかりと穴を開けた。

 

しばらくそのままでいたが、やがて本にしおりを挟み、パタンと音を立てて閉じる。

それをテーブルに置くと、静かに立ち上がった。

「あら」

 

古い扉独特の音を立て、宿から出たところで、僅かに自分より上のほうから声が振ってきて、目を細めながらそちらを見る。

孤児院へ続くだろう階段のところにハロルドが立っていた。

 

「珍しいじゃない。あんたが一人で出てくるなんてヒッキーさん」

「………」

 

実に不愉快な呼ばれ方をしたが、この天才相手だと返す言葉も無かった。

珍しいといえば、この時間帯に彼女が此処に居ることも実に珍しいと思うが、興味もないため無視を決め込みハロルドに背を向ける。

 

「挨拶くらいすればいいのにーちょっとーどこ行くのよ」

「用があるから少し出かける」

 

振り返り足を止めることもなく、そう言って歩みを進めれば、後ろからパタパタと慌しく追う音が聞こえて、足を止めて振り返った。

予想通り、すぐそこまでピンクの頭が跳ねながらこちらへ向かってきている。

 

「場所くらい言いなさいよ。皆心配するでしょうが」

「……ダリルシェイド」

 

頬を膨らませ、僅かにぷっくりとした下唇を出しながら言うハロルドに、言われたとおり目的地を告げる。

そうすればハロルドは不機嫌だった顔をすぐに戻し、「はーい、いってらっしゃい」と特に興味もなさそうに言い、孤児院のほうへと向かっていった。

 

「……何なんだあいつは…」

 

ため息をつき、小さな背中を睨んだが、すぐ首を横に振り歩き出す。

僅かに上を向けば、青い空がどこまでも広がっていた。

だが、今思い浮かべるのは暗い雲に覆われた空。冷たい雨が降るダリルシェイド。

 

崩れた瓦礫のどこかに、あれらは埋もれているだろうか

 

自分が壊したようなものであるが、その壊れた欠片の一つに、確かに自分の思い出が入っているはずなのだ。

苦い想いのほうが多いかもしれない。だが、とても大切なものが、確かにそこにあった。

 

自分の部屋へ戻れば、いつもの彼女の優しい声が迎える。

「おかえりなさい」その言葉から、ようやく此処が自分の家だと思えるようになっていた。

 

そんな、いつもの自分の部屋が、今日だけは少し装飾が施してある。

僅かなものだが、色とりどりの綺麗なもので、そして、部屋で自分の帰りを待っていてくれたその人の言葉も、いつもと違うものが加わっていた。

 

そういえば、まだマリアンが世話役を任されて間もないとき、打ち解ける為か何かと質問をされた気がする。

その中に誕生日も入っていただろうか…

 

「おかえりなさい、エミリオ。お誕生日おめでとう」

 

そのときの気持ちは、自分でもよくわからなかった。

ひたすら目が泳ぎ、彼女の眩しい笑顔を直視できなかった。

ようやく視線を下げたところで固定し、「何なんだこれは」と呟く。その声すら震えていたかもしれない。

 

そんな自分の様子を察したマリアンが、少し眉を顰めるが、すぐに暖かい笑顔に戻す。

そしてまだ背の低い自分に合わせてしゃがみ、目線を合わせて教えてくれた。

 

誕生日はお祝いされるものなのよ、と

 

そんなことは、当然知っていた。

だが、誕生日を祝ってもらったのは、この日が初めてだったのだ。

 

今の自分の気持ちがわからなくて、こういうのに、慣れていなくて、更に俯く。

どう反応していいか分からなくなる。

 

マリアンはそんな僕の手を優しくとると、テーブルのところまで引いた。

 

「ほら、エミリオ。ケーキを作ったのよ」

 

きっと、素直に喜び、ありがとうと言うべきところなのだろう。

それらを一切しない自分に、それでも彼女は気にすることなく、暖かいものを与え続けてくれた。

 

「エミリオ、お誕生日おめでとう」

 

それは、いつしかに見た、父の部屋に飾られていた母の写真に重なり、彼女が母親のように感じて

 

一緒に歳を数えてくれるその日は、とても安らぐ日になった。

 

そっと瓦礫の一つに手を当てる。

僅かに壁紙がくっついているそれに、小さな穴を見つけ、そこを指で擦った。

ずっと雨にあてられた壁だった物は、指を僅かに汚した。

 

ダリルシェイドで一番大きな家だったそこは教会となり、面影は確かにあるが、改装されていた。恐らく半分程が18年前の騒乱で壊れたのだろう。

その教会の裏に、そっと寄せられていた瓦礫の中に、これを見つけた。

 

思い浮かべるのは、マリアンがいつもその日になると工夫をして部屋に施した装飾。

穴はそれによるものだろう。そう思うと、どれだけ指が黒くなろうとも気にならなかった。

 

生き返ったとき、真っ先に訪れたのも此処だった。

だが、既にここはもう、自分の家ではなかった。

彼女が創る暖かいその部屋が、自分の帰る場所だったのだから

 

ただ唯一、救いをくれた人だった。

家族の温もりをくれた人だった。

例えそれが、哀れみから来るものだったとしても、他人の空似に自身が作ったまやかしだったとしても

 

大切だった。

 

壁を撫で続けていた手を止める。

空を仰ぎ見る。いつ雨が降るか分からないような重たい雲が広がっていた。

 

彼女は今、幸せに暮らしているだろうか

 

今は、あんなに近かった暖かい笑顔が、とても遠い。

そっと背中に回していた手が空を切った。

その僅かに黒くなった指先を見る。

 

今はもう、この日を知るものなど、誰もいないんだな

 

それは、罪を犯して死んだのに今生きている自分に、お似合いだと思った。

自嘲の笑みと共に目を瞑り、視線を下げようとしたとき、暗い雲から一つの雫が落ちた。

ポツリと右目の直ぐ下に落ち、そのまま頬を伝って流れていく。

 

今の感情を認めたくない自分に、天が教え込むような雫だった。

 

あれから雨が本降りになる前にクレスタへの帰路を急いだ。

ダリルシェイド付近を少し抜ければ、嘘のように青い空が戻ってくる。

 

途中でモンスターに遭遇することもなく、すぐに帰る事ができた。

それでも、当に太陽は西へ傾きかけている。

 

古ぼけた宿が見えた辺りで、ふと小川が眼に入る。

壁を触れたときの手は黒ずんだままだ。

汚れたその手をそのままにしておくのが嫌で、澄んだ小川のほうへと向かう。

 

音を立てて流れる水が、心にぽっかり空いた穴を優しく癒すようだった。

片手で袖を掴みながら、黒ずんだ指先を近づける。

だが、それを落とすのに何故だか気が引けて、指は途中で止まった。

しばらく考えたが、結局指を引っ込め立ち上がる。

 

部屋に戻ろう。そしていつものように本を読もう。

汚れは、その前に落とせばいい。

 

今日は、ただのいつもの一日。

18年前のあの日から、今日は、なんでもない、普通の一日なんだ。

 

………部屋に戻ろう。

 

この日、帰ったその部屋は、特別だった。

 

「お誕生日おめでとう!」

「…は?」

 

ドアノブを片手に、思わず出た声がこれで、それを見たカイル、ロニ、ナナリーがぶっと噴出した。それに釣られるようにリアラまでもが笑いだす。

 

入る前から、部屋に大人数が居ることはわかっていた。それが彼らであることも。

何かの打ち合わせにでも着たのかと思い、ドアを開けた瞬間パンッと音がなって、体を硬くしたが、ふわりと仮面の上に降り注いだのは紙テープだった。

 

そして、次いで出た彼らの言葉に、先ほどのものだった。

 

とりあえず開けたまま止まってしまった体を部屋に入れドアを閉めたが、混乱する頭はどうしようもなく、訝しげに彼らを見渡す。

しばらくして彼らも笑いを抑え、カイルが代表のように近づいてきた。

ちょっと不機嫌そうな、それでも決して強く怒っているわけではなく、まるで諭すように声をかけられる。

 

「今日はジューダスの誕生日なんでしょ?隠すなんて酷いよジューダス。ちゃんと祝おうよ」

 

そういって、袖を緩く引っ張られる。

何で確信を持って言うんだ。

 

「…誰に聞いた?」

「ハロルドに」

 

表情険しく問えば、カイルは大きな目を瞬かせながら人物の名を出す。

その言葉に背筋が凍った。

 

何故あいつが知っているんだ。

まかさ知らぬうちに自白剤かなんか飲まされたのか?

ありとあらゆる想定が、彼女相手だと全て事実に思えるから恐ろしい。

 

「あいつはどこだ?」

「おいおいジューダスちゃん。こういう場でそれはないだろーがよ」

「……いいから教えろ」

 

呆れたように頭を掻きながらロニが言う。

だが、今はそんなことなど関係ない。とりあえず、此処から出て、あいつから問いただそう。

それがこの場所から逃げ出す口実だということに、気付きながらも無理やり自分を納得させる。

 

「あーもうわかったって。あいつもすぐ部屋に来る予定だったしな。いいよ、迎えに行ってこい。イクシフォスラーのところだ」

 

ロニから場所を聞き出したところで、体に張り付いた紙テープを落とし、ドアノブに手をかけた。後ろでロニがため息をつく音が聞こえる。きっとナナリー辺りに視線をやりながら肩をすくめているだろう。

 

「ハロルド、お前へ特別のプレゼント用意してるらしいぞ。フラスコ持ちながらそう言ってたぜ」

 

その言葉に僅かにドアの外へ足を踏み入れることに躊躇ったが、気を取り直し、外へと出た。

 

居心地が悪いと思ってしまったのは何故だろう。

懐かしい、8歳の頃を思い出す。

どう反応しろというのだ。何を、したらいいのだろう。

ありがとう?……喜べというのか?この僕が?……生まれてきた日を?……なんで?

太陽が先程よりも赤色を濃くしていた。

イクシフォスラーの機体はほとんど陰で黒く見え、輪郭だけが橙色に照らされていた。

長くそびえるその影に、暗くなった桃色を見て、足を速める。

後ろを向いていたそれは、後3歩のところまで近づいた時、突然立ち上がった。

 

「そろそろ来る頃だと思ったわ」

 

くるりと振り返り、ハロルドはにやりと笑った。

悪戯が成功した子供のような顔。対する自分は、きっと苦虫を噛み潰したような顔をしていることだろう。

 

「…なんで知っている」

「うふふふふ…知りたい?」

 

主語を飛ばしての会話に彼女は気にすることなく、至極楽しそうに笑いながら、薬を片手に聞き返す。

夕日を背に立ち影を濃くしている故か、実におぞましい。

思わず数歩下がりながら彼女を見ていると、ふと、ハロルドの顔からふざけたものが抜け落ちた。

 

「今日は特別な日なんですって。孤児院の経営者さんが言ってたのよ」

 

古い建物を見つめながら呟く彼女の言葉に硬直した。

ルーティが、何で

 

「弟さんの誕生日なんですって」

 

ハロルドが視線をまた自分に戻した。

真剣ながらも瞳の奥に悪戯の光を宿した彼女に、ため息が出た。

 

「どこまで知っている」

「そうね~今まで57%くらいの確立だったんだけど、確定しちゃったかも」

「お前、57%でよく皆に言えたな…」

「すごいっしょ!」

「褒めていない」

 

大きな目を輝かせながら言う彼女は、本当に楽しんでいる。

こっちとしては結構重大な問題故、頭が痛い。

 

「ま、大丈夫よ」

 

またハロルドの表情が変わった。

実にコロコロと変わる顔だ。

 

「あんた達のことは言ってないわ」

「それらしいことを言っているぞ…お前」

「あの人の弟の誕生日ーっていうのは、多分皆知らないわよ?多分だけど。私が偶然聞いただけだし。言っても気づかない確立高いから。あいつら馬鹿だし」

 

ルーティに一番近い存在が馬鹿ばかりなのは確かか。

金髪と銀髪を思い浮かべながら無表情にハロルドを見ていると、いきなりハロルドが顔を近づけた。

不機嫌そうな顔で、大きな瞳が仮面を覗き込むように見ている。

 

「誕生日くらい祝わせなさいよ。拗ねちゃうわよ?」

「………」

 

その言葉に、また言葉が詰まる。

大きな目から逃れるように視線を下げれば、身を乗り出すようにしていたハロルドが体をようやく下げた。それでも距離は近かったが

呆れたように目を瞑る彼女の様子は、自分がどうすればいいのか分からないことを理解し、諦めているように見えた。

 

「さて、私からの誕生日プレゼントを上げるわ」

 

その言葉に反応して、ハロルドがずっと右手に握り締めている薬が光ったように感じて、思わず3歩ほど後ろへ逃げた。

 

「やーね。違うわよ。こっちはパーティのどさくさに紛れてロニあたりに使おうかと思って」

 

少しばかりロニに同情する。

しかし、それが違うと言うのならば、プレゼントとやらは一体何なのだろうか。

ハロルドへと視線をやれば、彼女はにこっと笑った。

 

「とは言っても、あの人からのプレゼントなんだけど」

「………?」

「私はただの宅配係よ。その仕事が、私からのプレゼント」

 

ハロルドとの会話は、妙な専門用語さえ入らなければそれなりに理解できる自信があったのだが、今回ばかりは少し、よくわからない。

ハロルドの言う「あの人」が誰か、考える前に、更にハロルドが口を開いた。

 

「お誕生日、おめでとう」

 

突然、淡々とそう言われる。

最初は一体何なんだと混乱するままに苛立ちを覚えたが、やがて宅配係の意味がわかり、彼女の口から出てくる言葉が、今目の前に居る彼女の言葉ではないことに気付く。

 

「あんなことがあって、いろんな人が勝手なことを言ってるけれど」

 

目の前に居るのは、寝癖をそのままにした桃色の髪の女性だというのに、何故かストレートの、自分とよく似た黒い髪の女性が重なり、目を瞠った。

 

「あたしとあんたが一緒に居られた時間も短かったし、喧嘩ばっかりしてたけど」

 

ハロルドの声すらも、違う人の声が重ね聞こえてくるような気がした。

つまり、もう理解している。これが誰からの言葉なのか

 

「あんたが生きていたこと、あんな不器用な生き方しかできなかったけど、誇りに思うのよ」

 

そう、これはあの人から

あの人から、僕に向けての………

 

「生まれてきてくれて、ありがとう。エミリオ」

 

ハロルドが先に宿の扉を開き、中に入っていった。

それに続こうと扉に手をかけたところで、黒ずんだ指先を目にする。

 

ふっとため息のような笑いが出た。

直ぐそこに流れている小川に、そっと指先をつける。

それは川の流れにするすると溶けていった。

 

「お、やっと主役が戻ってきたぜ」

「何してるんだよ、ジューダス!ケーキ食べようよ、早く早く!」

 

勝手に出て行ったというのに、暖かく再び迎え入れてくれた彼らに、何時の日かの、自分の部屋を思い出す。

カイルに引っ張られ、連れて行かれた先には17本蝋燭の刺さったケーキが置いてあり、少しばかり息を呑んだ。

 

こういうのには、本当に慣れていなくて、どう反応していいか分からなくなる。

もう、誕生日なんてものは自分にとって無縁のもので、触れてはならないものだと、思っていたのに。

 

誕生日はお祝わいされるもの、か

 

何の違和感も感じずに、誕生日だと聞いただけでこうも馬鹿騒ぎするこいつらに、思わず笑いが込み上げた。

 

「お?なんだよジューダス。嬉しそうじゃないか」

「………別に」

「か~~っ素直じゃないねぇっ!」

 

思わず綻んだ口元を目ざとく見つけたらしい。ロニが絡んできて思わず表情を硬くしてしまう。だがそんなのお見通しだといわんばかりの態度を取るロニ。図星だからこそに腹立たしい。

奥でハロルドが何か怪しいものを取り出している。さっさとやってしまえ、なんて物騒なことを考えた。

 

「おっしゃージューダス君。俺からのプレゼントだ。女に持てる方法100を伝授しよう!」

「あんたはジューダスよりモテてないでしょうが!」

 

こんなに騒がしい日は初めてだ。

だが、暖かさはあの頃と同じだった。

馬鹿騒ぎは嫌いだったはずなのに。不機嫌な表情は、作っているものでしかなかった。

 

「ほら、ジューダス蝋燭消して!」

 

蝋燭にいつの間にか火が灯る。

それを吹き消す権利など、やはり僕には、なんて考えが過ぎったが

ハロルドからのプレゼントを思い出し、その考えを捨て去った。

 

たまには、この考え無しの馬鹿共達の流れに乗ってやるのも、悪くない。

少なくとも、今ここにいる者と、あの人は、僕がこれを消してもいいと、言っているのだから

 

Happy Birthday…

 

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