土は土にの後の妄想

OP妄想書き殴り
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土は土に

このお話の後日談みたいなやつっす。後日談っていうか、ローが泣き始めてしまった後の妄想ね。なんとなく妄想したから忘れる前に書いておく~~~~う

 

 

ロー君の頭にぽんって手を置いて「一緒に倒しに行くぞ」って言ってくれたルフィさんなんだけれど、

ロー君がふと顔を上げて、ルフィへと目を向けるの。

もう涙がぼろぼろと流れるままにしてるロー君の顔がまっすぐルフィへと向くからね。ルフィはそれをまっすぐ受け止めてみてるんだけれど、

おもむろにロー君がルフィの頬へと手を伸ばして

で、ぐにって頬っぺたつねって、みょーーーーんって伸ばして バチンッってしてほしい。

「あだっ! なんだよトラ男!」

「うる、せェ! 余計なっ、こと、しやがって!」

ロー君ぼろぼろ泣きながらルフィぱいせんをポカポカ殴るんだ。もう嗚咽で言葉とぎれとぎれにしながらね。

完全な八つ当たりである。

もう感情が制御できない感じのね。やるせなさが大きすぎて。

だからこそ捨てて忘れたかった感情をルフィぱいせんが戻しちゃったから、それへの怒り的なやつね。

故郷のみんなが殺されたこと、蔑ろにされたことが悔しくて悲しくて苦しくて、それへの純粋な感情を取り戻させられたから、もー制御できないし、そうしたルフィが腹立つしー!って八つ当たりである。

「く、そ……ちくしょ……っ」

ってぼろぼろ涙流しながら弱弱しくルフィを殴って、その胸に頭を寄せてほしいーーーかわいーーーー。

ロー君は当然こんな自分は嫌で、毅然としゃんと立っていたかったのよ。こんな弱くてただ搾取されただけの自分なんて晒したくなかったのねー。弱いところなんて見せたくなかったのに、こんにゃろーの猫パンチである。

だから、ルフィぱいせんはそんなロー君のぽかぽかパンチを全部受け入れてくれるんだーーーはーー全世界抱いてる男ーーーー!

「もー。仕方ねェなぁ、トラ男は。かっこつけだもんな! あだっ」

ルフィが軽口たたくからすぐロー君に強めに殴られるよ。

「いーじゃねェか。弱っちい情けねェところ見せても。仲間なんだから」

「……仲間じゃねェ」

ズビッって鼻をすすって鼻声で否定するローーーー君かわいいに違いない。

「おれも情けなく泣き喚くところ、トラ男にいっぱい見られたもんな! だから同じ仲間だ! しっしっ!」

どんだけ否定しても怒って殴っても太陽のように笑う最高の包容力見せるルフィぱいせんisマジ主人公。

ずびずびと鼻をすすって、涙ぽろぽろ流し続けるローくんは、ここでぐっと口をヘの字にして黙り込むんだよ。脳裏には二年前の頂上戦争後のルフィの泣いて暴れる姿があるんだよーーー。

へっへっへ! これはもう仲間だねローーーたん^^^^^

ルフィぱいせんぽかぽか殴って多少暴れて感情吐き出せて落ち着いたしね! こっからはローくんおとなしく一緒に墓つくりしてくよ! でもしばらく涙とまんねぇからな! 一味にやさしくされてればいいよ! かわいいな!

ずっと手伝えなかったロー君が、もう涙ぽろぽろしながら無言で自らスコップ手に取って遺体にそっと土かけていったり、遺体を運んだりし始めるから、みんなも一緒にまた墓作っていくよ!

で、今までずっと無言で視線だけやってたナミさんも、ずびずびロー君にはちょっと優しいお姉さんみたいな顔で「トラ男」って話しかけるから! ナミ様慈母~~~!

話しかけてきたナミさんの腕の中にはやっぱり子供の遺体があってね。でも今度はロー君ちゃんと答えてくれるから

「子供は全員、シスターの……さっきの女の近くに置いてやってくれ」

「……ご両親とかは、いないの?」

「いたとしても、さすがにおれもほとんど覚えてねェ。……シスターが子供たちだけでもって……集めて逃げようとしてたんだ。遺体も離れ離れになっちまってる。この少ない数の中には、いねェだろう」

もうこれだけで悲惨な情景めっちゃ浮かぶのマジやばいよねフレバンス。100に近い遺体をおもてぇおもてぇって言って運んできたのに、少ない数って言われちゃうのつらたーーーんじゃね? そういうつらさに萌える私なんっすけどね!!!!! ロー君の過去おもてぇよぉおおおおおおおお! すきぃいいい!

「……そっか」

ってすごい悲しそうに表情をゆがめて言うナミさん。まじ感受性豊かですぐ人の思いに寄り添ってくれる麦わら一味だいしゅき。

「ナミ屋」

「ん?」

しょんぼりして俯いたナミさんが呼ばれて顔を上げたら、まだ涙の後残りまくりのロー君がぼそっと言ってくれるんだよ

「ありがとう」

で、スッて去っていくからロー君!! 恥ずかしがりやだからね!!!!!!!!!! ナミさん、きょとんとしたあと、ふふって嬉しさが思わず吹き出すように笑って、「うん」っていうから! かーーーわーーーいーーーいーーー

 

気恥ずかしいからナミさんから離れたところで作業し始めてさー。

そしたらチョッパーがやっぱ珀鉛病について気になっておそるおそる聞いてみたりしてさー。ウソップもそっと寄ってきて一緒に話聞いたりしてさー。で、ロー君から話聞いて、一緒に泣いて怒ったりしてくれるんだよー。

「政府はその事実を全て知っていて……それを隠すために、伝染だったということにして、フレバンスが滅びるように仕向けやがったんだ」

過去のこと話していくうちに、またあの泥が這い上がってきそうになるロー君なわけだけどさ、でもそれを切り裂くように、

「「うおぉおおおおおおおお!!」」

って突然ウソップとチョッパーが叫びだすから、ロー君泥なんて胡散してきょとんってなるから

「許せねェ!! 絶対に許せねぇええええ!!」

「なんだよそれえ!!」

ってわがごとのように怒って泣いて、ぜってぇぶちのめしてやる! とりあえずあのおっさんはボコボコだ!! って、あの展示してた天竜人への怒りが募っていくネ。

そんな二人のおかげで毒気抜かれてくロー君。自分の代わりに怒ってくれる人がいるって、ほんといいよね……。フレバンスの怒りって一人生き残っちゃったロー君だけが背負わざるを得なくなって、辛かったろうなぁ。それを代わりに怒ってくれる人がいるって、コラさんみたいにね。泣いて怒ってくれる人がいるって、いいよなぁ

「くそー! ちくしょー!」

って、怒ってたウソップとチョッパーが、今度はぼろぼろおいおいとロー君より情けなく泣き出しちゃうから。

こいつらそんな目にあったのかよって。それでロー君のあの涙の意味も全部わかったから、もう泣いちゃうよね! チョッパーとウソップは! いい奴らだから! ボロボロ泣いちゃうね!

ロー君あわあわするからね。

「なんでお前らが泣くんだよ」

ってびっくりしながらも呆れちゃうからね!

でももらい泣きしちゃうんだよね! なんか思わず! なんかしらんけど! やっぱこうやって、世界のだれからも疎まれて殺されていった仲間たちに、ようやく理解を得られるのは、なんともなぁ! 心震わされちまうよなぁ! でもせっかく涙が収まってきたのにまたあおられちゃって、ロー君自身はたまったもんじゃないからね! なんで泣くんだ。せっかく落ち着いてきたのに移っちまったじゃねぇか!ってなるんだよ! かわいいね!

「おい、ふざけんな! 泣くな! 移るだろうが!」

ってみんなで泣きながら暴れ始めたらいいよ。もうめちゃくちゃだね! 「何やってんだ、あいつら」ってほかの人からちょっとあきれた顔されて、でも はは、ってちょっと笑いながらね。そんなはちゃわちゃしながら墓つくっていこうね。

 

あとあと船に戻ってカウンターについたロー君にサンジさんから暖かいほっとするような飲み物をマグカップでプレゼントされてほしいなぁ~。

ロー君今日は妙に涙腺がばがばだからね。ちょっとしたことで緩みそうになるからね。

「お前らのせいで涙腺がおかしくなった」

ってマグカップ両手で持ちながらぼやいてほしい。それでサンジ君にははって笑われてほしい。

 

 

はーーー愛されローーーーー君すきーーーーーー。

 

 

で、この後ハートのクルーとも合流して、

さーてあの天竜人をどんだけボコボコにしてやろうかってめちゃくちゃ意地の悪い作戦会議始めるから。

どんだけあいつからお宝むさぼり取ってやろうかとか、もうどこまでも人の悪い海賊の顔で色々会議してほしいね。楽しいね。

きっとあの天竜人はルフィぱいせんにお空のかなたまで再び吹き飛ばされた上にナミさんに全財産持ってかれて、ほかにも悪趣味なコレクションしてたら、それら全部開放されるからね。全財産吹っ飛ぶよ! ヤッタネ!

Comment

  1. 不当な読者 より:

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    • 内緒 より:

      不当な読者さん、こんにちは! 私もトラ男の心の闇が大好きです!!!! 仲間!! ハッケン!! ナガマ!!
      別の妄想書き殴りまで読んでくださりありがとうございます!
      同じ性癖の方にぶっ刺さったみたいで、私も小躍りしています!
      ご感想まで残して頂けて、本当に嬉しいです! ありがとうございます!