コラさん蘇り24時間。

OP妄想書き殴り
この記事は約28分で読めます。

ネタメモ6にするつもりだったんですが意外と長くなったのでry

半年蘇りはすっごい長編になって書くの大変そうだから24時間にしてみようかっていう意味不明な理由。しかも蘇った理由がすっげーギャグテイストで意味不明な感じだけれど、ほら、グランドラインって何でも起こりうるから()

大事なのは蘇った方法じゃない……蘇った後のコラさんとローの会話なんだ(本音)

 

 

時間軸はそうだなぁ。DR後で、なぜか麦わらの船にローさん一人で乗ってる状況(いつものー!)

 

ローさんは一人船内で読書タイムしている中、甲板でいつものように色々はしゃぎまわっているルフィ達。気候の安定した航海の中、波間を漂う変な壺を発見。引き上げる。

その壺がなんと、魔法のランプのごとく意思がある壺だった! ぶっちゃけこのへん割とどうでもいいから適当なんだごめん!!!!!!

ただ波を漂うだけだった壺さんは引き上げてもらえたことに大変感謝し、「なんでもひとつ願いをかなえてやる!」と宣うのであった。

 

「何でも? なんだそれ、うさんくせぇなぁ」

ブルックの魂状態のように壺からにょろりと顔を出しているそれを見ながらウソップは顔をしかめる。

一方ナミは不思議な能力を持つ壺の言うことを半分信じているのか身を乗り出した。

「何でも!? じゃあお金! 金銀財宝! 一生困らないお金がほしいわ! 億なんてケチくさいこと言わないでね! 兆! いやもっと!」

「おいおい、どんだけがめついんだよ」

「うっさいわね!」

だが、壺を拾い上げたのはルフィ。壺はルフィの願いしか聞くつもりがないのか、ルフィにのみ視線を向けている。

当のルフィはう~んと唸りながら困った顔をしていた。

「願いなー。おれ願いは自分で叶えるからいいよ。あーでも」

「待ったルフィ! 肉食べたい、はナシよ!」

「えぇー!?」

「馬鹿じゃないの!?あんた! せっかく何でもひとつ願いを叶えてくれるっていうのに、自力で叶えられる願いなんてして意味あるの!? おいしい肉ならサンジ君がいつも焼いてくれるじゃない!」

「う~ん……」

「だから、ね! 私のお願い! かなえて!」

「えーっ! でもせっかく面白いもん手に入ったんだしよぉ」

ルフィは暫く考え込んだ後、いいことを思いついたとばかりに目を見開く。

ルフィが何を言い出すのかと、みなどことなく注目し、黙った。その静寂の中に、堂々とその願いは紡がれた。

「うん、おれ、トラ男に泣いてほしいな」

それから5秒ほど、静寂は続いた。

「……は?」

ナミが思わず声を出すと同時に、壺の中から飛び出している変な魂の目がうっすらと光る。

「その願い、聞き届けたり」

「えっ!? 今のになったのか!? おいおい! それでいいのかよ!? てかトラ男に怒られるだろそれ!」

「あっ、トラ男が笑うとこもみてぇ! にやって感じじゃないやつな!」

「お前ちょっと黙れルフィ!」

「願いはひとつきりだ」

「えぇー! ケチだなー!」

騒然となる甲板。壺だけは淡々と受け答えをし、そして大騒ぎをしている麦わらの一味を気にすることなく、その能力を行使した。

突如、ボン、と音を立てて煙が上がる。それは甲板全域にむわっと広がり、一味を咽させた。しばらくして煙が晴れると、壺のすぐ前には大男が座り込んでいた。

「え」

「だ、だれ!?」

その男は黒い羽のコート、ハート柄のシャツ、顔にはピエロのような化粧。誰もこのような男見たことはない。男は座り込んで目を瞑っていたが、やがてガバッと顔を上げるとパチパチと目を瞬かせた。

「……え、どこだ、ここ」

「うお!? な、なんだ!? ピエロが出てきたぞ!」

唖然とするピエロ。驚くウソップ。ピエロは跳ね上がるように立ち上がりあたりをキョロキョロと見回す。立ち上がるとその背の高さが顕著に出る。その背は一味で一番高いブルックよりも上なのだ。

「お前背たっけぇなあ。それにそのもふもふしたの、ミンゴみたいだ」

「な、なんだ……? ここはどこだ? 君たちはいったい……」

 

「えーっと、どういうことなの? なんであの願いで突然こんな大男が出てくるわけ……?」

「お前たちが望んだ通りのことをしたまでだ」

「この人は一体誰なの! どこから連れてきたの!」

「なぁに問題ない。その男は死者だからな。誘拐してきたわけじゃない」

「死者!?」

「……へ?」

重大なワード出してる壺にドジで気づかない男はようやくサニー号の帆に描かれたジョリーロジャーに目を丸くする。

「海賊船……!? 何なんだ、一体……! ここは一体どこなんだ!? あれから何が起きたんだ!?」

「あー、もう! 全然問題ありよ! めっちゃ混乱してるじゃないこの人!」

「くそ、何がどうなって……」

頭を抱え込むピエロにウソップはそっと近づく。

「まぁ、少し落ち着いてくれよ。あんたの名前は何なんだ?」

とても海賊には見えない穏やかな青年にピエロは少し落ち着きを取り戻したようだ。しばらく考え込むように黙った後、名を名乗った。

「……コラソンだ」

「コラソン、ねぇ」

「あ」

同時にルフィが大口を開けて合点がいったとばかりに手を打つ。

「お前、トラ男が大好きだったって言ってた奴か!」

「トラ男?」

知らぬ名前にコラソンは首を傾げる。一方ルフィ以外の者はローの口からとても出そうにない言葉に目を丸くした。

「大好きだった……、って? あのトラ男が、そう言ったのか?」

「えぇ!?」

「ちょ、ちょっと待って」

混乱に陥る一同の中、ナミは頭痛がしてきた頭を抑え、コラソンへ向き直る。

「えーっと、じゃあ、コラソンさん? トラファルガー・ローって知ってる?」

同盟相手の正しい名称を告げれば、コラソンは途端に表情を変えた。

「ロー!? お前ら、ローを知ってるのか!? どこにいるんだ!?」

「あー! 落ち着いて!! ルフィ! この人のこともうちょっと詳しくトラ男から聞いてないの!?」

「おいおい、落ち着けって」

ナミに掴み掛からんかのごとく前のめりになるコラソン。その間にサンジが入りコラソンの肩を押し戻した。遠くから状況を見守っていたロビンがその隣へと歩み寄る。

「コラソンさん、トラ男君というのは、トラファルガー・ローの愛称みたいなものよ。私たちの中の、ね」

「愛称……? お前たちは、ローの友達か?」

「おう、そうだ!」

「ルフィ! 私の話聞いてる!?」

「ん? えーっと」

「この人のこと、トラ男から他に何か聞いてないの!?」

唐突に現れたローが大好きだったという大男コラソン。そのあまりの急展開な状況にナミはとりあえず情報を求めた。ルフィは空を睨んで記憶を穿り起こす。

「えーっと、コラソンはミンゴの弟で」

「えぇえええ!!!???」

尚、情報を増やそうとした結果、混乱は増した模様。

「お前ドフラミンゴの弟なのかよ!?」

「は!? ちょ、大丈夫なのか!?」

ちょっと前に死闘を繰り広げた相手の弟といわれ思わず飛びあがって距離をとるウソップ。だがルフィは一切警戒せずに満面の笑みを浮かべた。

「で、トラ男の命の恩人らしいぞ! で、大好きな人だ!」

また暫く静寂が落ちる。ウソップはコラソンへ視線を向け、ルフィの顔色を伺い、またコラソンの様子を見て、と忙しなく首を動かした。

そんな静寂を破ったのは渦中の男コラソンだった。

「な、なぁ」

随分と遠慮がちに声をかけた男は、何故か少し顔を赤らめて頬をかいている。ルフィは「ん?」と先を促すようにコラソンを見た。

「それ、ローが言ってたのか? おれのことを、大好きだって」

「おう! 言ってたぞ!」

コラソンは目をぱちくりした後、大きな手で顔を覆って俯き、肩を震わせる。

「えへ、へへへへへ」

「……」

大きな手の間から幸せの絶頂に至ったかのようなにやけた笑みが見えた。というか呆けたような笑い声はまったく隠せていない。

こ、これがあのドフラミンゴの弟……? と、そのなんともいえない人のよさそうな男の姿に一味はコラソンをどう受け入れるべきか結構迷った。

一方ルフィは相変わらずただあるがままに受け入れ、爆笑している。

「だっはっはっは! お前チョッパーみたいな笑い方するな!」

ルフィに笑われても暫くコラソンは虚空へ視線を彷徨わせ、もはやその赤い顔を隠すこともせず、「そ、そうか。ローが、ローがおれを……ふへへ……」なんて呟いている。

暫くして一味からの少し冷ややかな視線に気づいたコラソンはハッと体を強張らせると咳払いをし、表情を真剣なものにようやく変えてくれた。

「あー、いや、すまん。それよりローに会わせてくれないか。あいつ、体ボロボロだったろ? あれからどれだけ時間が経ったんだ……いや、そもそもおれはどうして、ここはどこで……いや、それよりなんでいつの間にお前たちはローの友達に……?」

少しは落ち着いたようだが、相変わらず状況を飲み込めていないコラソンの思考は混乱状態で、ロビンは少し申し訳なさそうにしながら声をかける。

「ねぇ、とても聞きづらいのだけれど……あなた、自分が一度死んでいること、覚えてる?」

そうして、また静寂が落ちた。

その言葉を理解するのに5秒。唐突にコラソンは目を丸めて叫んだ。

「……おれは死んでるのかああああ!? 幽霊なのかおれはあああああ!?!?!」

「マジかぁ!!! お前幽霊なのかよ!!! すっげぇ!!!!」

「お前が驚くな! めんどくさい!」

その勢いに釣られるかのように声を荒げるルフィ。その頭にすばやく拳骨を落としたのはナミだった。ルフィの麦藁帽子がたんこぶの分だけ浮き上がるのを傍目に、コラソンは顎に手を当てて状況の整理を始める。

「いや……変だなとは思ってたんだ。いくらなんでもあれだけ銃弾喰らって生き残ってるわけねぇよなとは……いや、だったらなんでおれは……」

「えーっと、そこのなぞの変な壺のせいでして……」

「この壺があなたを生き返らせたみたい。ほんと、不思議な壺ね」

コラソンはウソップが指差す壺へと一度視線を向けてみるが、すぐに関心なさそうに視線をルフィたちへと戻した。

「まあ、その、壺のことは、ひとまずいい。あれからどれだけ時間が経ったんだ……? ローは今どこに……」

「あなたの記憶ではトラ男君は何歳だったの?」

「13だ」

「……13……」

ローの年齢は確か26。つまり13年。その数字はロビンも耳にしたことがある。ロビンは少し目を細めた。

「コラソンさん、ここはあなたが亡くなってから13年後のグランドライン後半の海、新世界よ」

「13年後……」

そのあまりに長い時間にコラソンは唖然とする。

一方たんこぶをへこませたルフィが声を上げた。

「なぁ、それよりトラ男に早くこいつ会わせてやろうぜ!」

「ちょっと待てってルフィ。先にもう少しコラソンに説明してからじゃねぇと」

「ちなみに言っておくが」

そんな彼らの会話を遮ったのはこの混乱の源である壺。そして壺はあろうことか、また混乱の種を淡々と撒いた。

「その男、蘇ったわけではないからな」

「……へ?」

「一時的に魂と肉体を現世に具現化させているだけであって、その効力は24時間が限度だ」

そうしてまた静寂。だが今回の静寂は今までと違い冷たいものが吹きすさんだ。思わず肩を震わせ怒りを露にしたウソップは、顔を俯けたまま壺を睨みあげる。

「お、まえ……トラ男を泣かせるって、そういう意味か……?」

「ま、待て、落ち着け。我はその麦わらの想いを正確に汲み取ったはずだぞ!」

今まで淡々としていた壺が珍しく焦りをみせる。

一気に重くなった空気の中、冷静だったのはコラソンだった。

「つまり、おれは24時間しか生き返れないってことだな」

「コラソンさん……」

「かまわねぇ。なぁ、それよりも、ローは、いるのか? 近くにいるのか……生きているんだよな?」

「……? あぁ、元気だぞ」

コラソンは自身の死について全く憂慮するそぶりを見せない。彼が願うのはただひとつだった。

「会いたい」

その真剣な姿はコラソンが信頼に値する人間だと認識させるに十分であった。今まで少し距離をとっていたウソップやチョッパーが思わず笑みを浮かべる。

ルフィはにっと笑った。

「おう! ちょっと待ってろ、呼んでくるから! トラ男ー! トラ男ー!!!」

「あ、馬鹿! 待てルフィ! だからトラ男にもちょっと前もって説明とかをだな!」

「会わせたほうが早えだろ!」

「この馬鹿!」

 

って感じにすっごい適当にコラソン蘇らせた(キリッ

ローが大好きだった人って言ってたのを知ったコラさんは絶対顔をぐずぐずに崩してにちゃーって笑ってぶひひって気持ち悪く喜ぶんだ。くそかわいい。

 

ローさんは一人で読書してたところ、ルフィさんに突然有無を言わさず連れ出され、ろくに説明もないままに甲板に出されたらそこにコラさんがいて思考停止。

一方コラさんはわっかりやすい帽子の柄を見て、目を輝かせる。

 

「ロー!!! お前っ……お前、ローなんだな!?」

ローさん思考停止中。

答えないローだが、コラソンはその瞳の色、髪の色、何より帽子の柄を見て確信した。間違いなく、あのローなのだと。あの頃と変わらず目の下に痛々しい隈があることに胸が痛んだが、それでも、あの小さかった子供がずいぶんと背が伸び、男前になって、髭すら生やして、13年の月日を生き、ここにいる。そのことに、ただただ感動した。

「こんな、こんな大きくなって……!」

それはコラソンがずっと夢見たことだった。誰よりも、当のローよりも、強く強く願い続けていたことだった。思わず視界が涙で歪んで、そのせいでローをよく見れないことを煩わしく思い、目を何度も擦ってローに近づく。

「今、何歳だ!? 13年だっけか、じゃあ、26!? おれと同い年になったのか!」

ローの金色の瞳は近づいてくるコラソンを見上げて動揺に震えていた。わななく唇が「コラさん……? ……なんで……?」と動くが、ほとんど声にもならなかった。

そうしているうちにすぐ目の前まで歩み寄ったコラソンは、ローの顔を両手で包み込み、帽子の影に隠れるその顔を覗き込む。

「病気は治ったんだな!? もう痛くねぇか? 熱も頻発しねぇか?! 完全に治ったんだな!?」

何度も何度も、その頬や額に白いあざがないことを確認して、そして、もう拭ってもきりのない涙を零しながらローを掻き抱いた。

「よかった……よかった……!!! ロー!!! お前、生きられたんだな……っ!!!!!」

コラソンは号泣した。嬉しくて、笑みを浮かべて、涙をぼろぼろ零して、声を上げて泣いた。この涙の意味を、正しく理解できる人は当人たち以外にいないだろう。今ここにローが生きていることがどれだけ奇跡的なことなのか、知る由もないだろう。これは奇跡なのだ。ずっと祈ってきた。けれど、何度も何度も踏みにじられてきた願い。自らが死んだ後も、無事にローが病を治せるかどうかも定かではなかった。でも、ローは運命に打ち勝ってみせたのだ。そうして今ここに生きているのだ。みっともなく声を上げて泣かずにはいられない。過酷な運命への勝利に、吼えずにはいられない。コラソンは嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。

一方、ローは未だに現状を理解できず、唖然とされるがままにコラソンに抱かれている。痛いほどの抱擁。遠い昔の記憶を揺さぶるタバコの匂いと腕の中の暖かさ。コートの羽が頬に触れる感触。でも頭と体がちぐはぐで、それがどういう意味なのかいまだに理解できず、ローは震える目をルフィへと向けた。ルフィは嬉しそうに笑っているだけだ。残りの一味へと目を向けてみる。彼らは大の大人であるコラソンが泣いて喜ぶ様に驚きつつも、言葉の断片からその意味を察し、いまだ驚きを隠せてはいないが、突如現れた大男と同じようにその再会を喜び祝福していた。そしていまだにカチンと固まったままのローの姿を見て珍しいと笑ってすらいた。

「……おい、てめぇら……笑ってないで、説明しろ」

コラソンに目を向けないのも、コラソンに話を聞かないのも、半ば現実逃避のようなものだろう。ローは麦わらの一味を睨んで見せるが、動揺を隠せない目で凄まれてもまったく怖くなかった。

とはいえ、さすがに混乱しきっているローの姿が哀れに見えるのと、大切な人との再会には辛い時間制限がついていることから一味は口々に説明を始めた。

「えっと、そのコラソンって人、お前の大好きな人だったんだろ?」

「色々あってね、その人が一時的に蘇ることになったの」

「でも、ごめんな、トラ男。そいつが生き返っていられるのは一日だけなんだってよ」

「…………意味がわからねぇ……」

結局それらの説明もほとんどローの脳に実感を刻むことなく素通りしてしまったようだ。

言葉をそのままの意味で理解することはできる。だがそれが現実に本当にあり得ることなのかと自問自答すれば答えは否だ。それに、コラソンとの再開はローが誰よりも、何度も願ってきたことだ。だが、それはありえない願いだと、同じ数だけ打ちのめされてきたのだ。それが、突然こうしてぽんと現れるなど、どう信じろというのだ。

そんなローの苦悩などお構いなしに、コラソンはローの服の裾を掴んだ。

「お前、腹とか真っ白だったろ、全部綺麗に消えたのか!?」

そうして、ぐい、と裾を上へと引っ張りあげ、ローの腹を晒す。薄く綺麗についた筋肉と健康な人肌、そしてその上に刻まれた刺青が露になり、コラソンはまだ涙の残る目を丸めた。

「お、おま……おま!!!! なんだこの刺青は!!!!!」

「ちょ、ま……なっ……!?」

そのまま全部見せろといわんばかりに服を脱がしにかかるコラソンに、さすがのローも狼狽して思わずその腕を掴んだ。何で人前で親が子供の着替えを手伝うかのように服を脱がせられなければならないのか。

ローとコラソンの妙な攻防が始まった。コラソンの腕をつかんだことで指の刺青にも気づかれ、ローが服の裾を防御している間に袖を捲り上げられる。そうして現れた刺青に、またもコラソンは奇声を上げ、コラソンはローを抱き上げる。

「ちょっ、お前!! こっちこい!!! 全部見せろ!!!!」

「はっ!? ちょ、待……」

ローの体を肩に担ぎ上げ、コラソンは勝手に船内へと入ろうとする。ローの素肌を人目に晒さないように人気のない場所へ行こうとしてしまうのは習慣のようなものだった。ちなみにさっき思いっきり麦わらの一味の前で服を捲り上げたのはいつものドジだ。嬉しさあまりと、完全に病気は治ったのだと信じていたのもある。その綺麗な肌に自ら新しく傷をつけているなど誰が思うだろうか。

だが、コラソンはローを担ぎ上げてから三歩目の足を思いっきり滑らせ、見事に後ろ向きにずっこけた。当然肩に担がれていたローも巻き添えだ。ローは甲板に叩きつけられた体の痛みに呻きながらも、このどうしようもない現状を嫌でも信じざるを得なくなってしまった。

ありえねぇ、と呻く。そう、この滅茶苦茶考えなしに動くのも、どうしようもないクソみたいなドジも、コラさんでしかあり得なかった。こんなことする人間、他にいてたまるものか。

「てててて、わ、悪い! ロー!」

「……」

ちなみに壮大にずっこけたコラソンと、それに巻き込まれたローを見て麦わらの一味は腹を抱えて笑っている。

当のローは、ここにきてようやく甲板に座り込みながらコラソンの顔をまっすぐ見た。ドジに巻き込まれ、謝罪の言葉と同時に手を差し伸べる姿を見上げるこの感覚の、なんと懐かしいことか。

「ロー?」

自分の顔を見て硬直しているローにコラソンは首をかしげる。

「…………コラさん」

「……ん」

名を呼ぶ。コラソンは嬉しそうにはにかみながら笑った。コラさんと呼ぶと、彼はとても幸せそうな顔をするのだ。あまりににやけた顔をするものだから、当時は呼んだこっちが恥ずかしくなった。あの頃と同じ顔だ。

「本当に、コラさんなんだな」

ようやく、ローは現実を受け入れた。

本当に、敵の能力とか、幻とか、おれが都合よく見てる夢とか、そういうのじゃないんだな。さっき甲板に体を打ちつけたときは痛かったし、夢の線は切っていいよな。あぁ、でももう、もし敵の能力とか幻だったとしても、それならそれでいい。そのときは敵をバラバラにしてやる。さっき麦わらの一味はなんと言った。この人は24時間しか生き返っていられない? だったら疑う間が惜しい。

「あぁ、なんか、よくわからねぇが一日だけ生き返ったみたいで」

コラソンは苦笑しながら頬をぽりぽりと掻いた。そして我に返ったようにハッと口と目を大きく開き、「それよりお前その刺青は何だ!?」と再び声を荒げた。だがローも「それより」と言いたい。

「そんなこと、どうでもいい。何してんだ、あんた。それより、24時間、だろう?」

ようやく回り始めた頭が先ほど聞き流した情報を叩き込み、何をすべきかとぐるぐる思考を巡らせる。

24時間だけ生き返った。理由なんてもうどうでもいい。とりあえず、コラさんは24時間だけ生きていられるのだ。刺青がどうの言っている場合じゃない。病気が治ってよかっただの、なに馬鹿なことで騒いでいるんだ。そのせいであんたは死んだんだぞ。だったら、今やるべきことはそんなことなんかじゃないだろう。

「なぁ……やり残したこととか、ないか? やりたいこととか」

ローはコラソンの腕をくい、と引っ張って聞いた。

「コラさんが望むものは、なんだ。時間が足りねぇってんなら、おれに代わってできることなら、なんでもやる。絶対成し遂げるから、なぁ、何でも言ってくれよ」

コラソンは笑みを引っ込めてローをまじまじと見た。コラソンの腕をそっと引っ張るこのしぐさは、ローが何か不安を抱えているときに見せるのだ。ミリオン島につき、船に残そうとしたコラソンの腕をローが引っ張ったときのように。

「コラさんがくれた命だ。コラさんは、そのために、全部失っちまったから、おれが代わりになるから」

再会の喜びを感じることすら忘れ、何かに追い立てられるかのごとく捲くし立てるローの姿は痛ましく、先ほどまでの和やかなムードが一気に冷めた。

「ロー……」

コラソンは表情を硬くした。先ほどまで浮かれて喜んでいたというのに、水をぴしゃりとかけられたかのように感情が揺さぶられる。

ローを生かしたかった。自分の命を諦めていたあの頃のローに、希望を見せたかった。自由にしてやりたかった。そうすれば、ローはもう悲しい表情を浮かべることがなくなると、そう思っていたのだ。なのに、この表情はなんだ。

絶句するコラソンにローは畳み掛けるように勝手に話を進めた。

「時間、ねぇんだ。……あぁ、そうだ。センゴクと話したくはないか? あの人、コラさんの為にわざわざ海賊のおれに会いに来たんだぞ。あの調子じゃきっと、コラさんとの通信に使ってた電伝虫の番号、変わってないんじゃねぇか。試してみるといい。使うか? 電伝虫」

「え、っと……」

「ちょっと待ってろ、盗聴妨害と逆探知されねぇようにしねぇとだから……ロボ屋、電伝虫に細工を頼めるか?」

「あ、あぁ……」

突如話を振られたフランキーは戸惑いながらも任せろ、と動き出す。ローはコラソンにちょっと待っててくれ、とだけ言い残し、電伝虫をとりにフランキーを連れて船内へと入っていく。フランキーはその後ろにつきながら、何度もローへと視線を向けていた。それと同じ類の視線を、コラソンも、そして残った麦わらの一味もローの背中へと向けていた。今のローにはそれらに気づく余裕すらない。ピンと張り詰められた糸のような美しさと鋭さ、一方で、下手に触れれば瞬く間に千切れそうな危うさが、今のローにはあった。

ローの姿が船内に消えたとたん、張り詰めていた空気が緩み、思わず皆大きく息を吐いた。

ナミは息を吐ききると、肩をふるふると震わせ、壺に掴み掛かった。

「ちょっとぉ!!! どうしてくれんの! 馬鹿じゃないの!? いくらなんでもやっていいことと悪いことがあるでしょうが! あんな悪戯心満載の願いでなんって冗談ですまないもん召喚してくれてんのよ!」

そう怒鳴り声を上げ、壺を縦に横に古い、思わず壺を殴りつけた。以外にもそのナミの拳骨は何故か壺にダメージを与え、直接殴られていないはずの魂のような部分にタンコブが出来上がる。

「ま、待て! よ、よせ、乱暴は、あっあっ」

「そうだぞお前! なんてことしたんだ!」

そのナミに加わりルフィもぼこん、とツボを殴った。だがそのルフィの頭にすかさずナミが拳骨を複数回入れる。

「お前もだ!!!!」

「ずびばぜんでじだ」

顔面を青痣だらけにしながらルフィは肩を落として言った。だがすぐに虚空へと視線を飛ばし少し悩むそぶりを見せてから、頭に手を回して気楽そうに言う。

「んー、でもトラ男、嬉しそうだし、いっかな」

あの状況、とても素直に喜んでいるようには思えなかったのだが、と誰もが複雑な表情を浮かべた。だが、確かにルフィの言うとおり、一見穏やかには見えずとも、状況を悲観してはいないはずだ、とみな納得する。

「まぁ、昔亡くした大切な人と少しでも会える時間ができたんだもんなぁ」

「まさか死者を一時的に蘇らせることまでできるとはなぁ。お前、完全に蘇らせることも実はできたのか?」

「命を扱う願いはわしには少し荷が重いな。一時的な蘇り、今のこの現状くらいがいいところだ」

 

 

って感じで、コラさん突然現れて余裕のないトラ男君かわいい。

ひとまず濃密に妄想してるのはこのあたりまで。ローが生きていることにくっそ喜ぶコラさんが書きたかった。そしてそれを麦わら一味に見せ付けたかった(いつもの衝動)

コラさんを前にしていつもと様子が大分違うローを麦わら一味が見るってあれがいとおかし……。

センゴクと通信させてる間に、ルフィがローさんに「トラ男、会えてよかったな! あいつのこと、大好きだったんだろ!」って例の大好き発言について麦わら一味がたくさんいる中で言って、それに対して照れることもなくこくんと頷くローさんとかぎゃんかわあああああああああ!!!!!!!

あとあと、コラさんはローを傷つけたって自覚をしっかり持ってほしいです……!!! ローにとってどれだけコラさんという存在が大切だったか、コラさんは自覚が足りない!!!! もちろんその逆もしかり!!!!!

ってわけで、その後コラさんとローさんは思いっきり喧嘩すると思う。刺青の件とか、ドフラミンゴに無謀とも言える戦いを挑んだとか知ったあたりでコラさんが怒りだして、それにローさんが逆ギレする感じでさぁ。

「お前、ドフィがどれだけ危険なのか、お前は一番知ってるはずだろう!? なんでそんな無茶をしたんだ!!!! お前の能力が狙われていることくらい、お前ならわかったはずだ!!!!」

「うるせぇ……!!!! ……コラさんに、おれの気持ちがわかるわけねぇよ!!!!!」

って感じでさぁ!!!!

大切な限られた時間で喧嘩はやめなよって焦るナミさんと、喧嘩すべきだっていうルフィさんとかね。

「コラ男が怒るのは当然だし、トラ男が怒んのも当然だ。だから二人で喧嘩させといたらいい」

って感じのね。こと言わせたい。ゾロさんかサンジ君かフランキーあたりが「あぁ、今のあいつらにはそれが必要なんだろうよ」って感じに頷いてね。まぁ二人っきりでもっとしっかり話し合うべきだってそっとしとこうぜってね。

喧嘩後色々二人して胸のうちを語って、泣いて、二人でありがとうして、そっと別れる感じを想像してる。

「おれの自己満足と我侭で、こんなに傷つけちまって、ごめんな……。ロー……生きていてくれて、ありがとう」って言うコラさんとか、

「コラさん……おれにっ、命をくれて……っ!! ありが、とう……っ!!」って、コラさんの命を踏み台にする痛みに耐えながらもそう言うローに、すごい嬉しそうに笑うコラさんとか。

そしてコラさんからもらった命で、どれだけいい仲間に出会えて、たくさん冒険したんだとか。海賊だけど医者なんだぞ、とか、今、すごく楽しいんだ。幸せなんだ。おれは自由なんだよって、たくさん涙しながら報告するローさんと、それを聞いて仏顔になってるコラさんとかあああああ!!!!!

あ、あとコラさんが作ったサイレントの中で咽び泣くローっていうワード!!!!! イイと思いませんか……!!!!!!

 

あ、あとコラさんとチョッパーからませたいです。からませたいです。大事なことなので二回言いました。

コラさん!!!! あなたの理想の医者が!!!!!! 目の前に!!!!!!! いる!!!!!!!!

 

「なぁなぁ」

「ん、なんだ?」

「トラ男は昔、何か病気にかかってたのか?」

「……聞いてないのか」

「初めて聞いたぞ!」

「……そうか。……まぁ、そうだろうな……」

この麦わらの一味たちのことを、ローはただの同盟相手だと言っていた。だが、ローはなんだかんだで彼らを気に入っているのだろう。そんな彼らがローの過去を知らないことに少しだけ寂しさを覚えたが、それも仕方のないことだろう。彼らとは出会って日が浅いようだし、何より……もう完治した病気だ。過去の話だ。今に関わることがないのであれば、それに囚われる必要はないのだ。

だが、足元の動物は純粋な目をじっとコラソンに向けていた。その視線はずっと回答を待っている。

「……気になるか?」

「うん。おれ、医者だから」

その言葉にコラソンは目を丸めた。こんな小さなかわいい動物が、医者?

「コラ男は、トラ男が今も生きていることにすっごい喜んでただろ? それだけ、治療の難しい病気だったのかなって思って」

きっとこの動物は純粋に医者として、昔ローがかかっていた病気に興味を持っているのだろう。おそらく、たまたまコラソンが今話しかけられる状態にあったらからコラソンに聞いているだけで、ローと話す機会が先にあったならローに聞いていただろう。

「……あいつには聞かないでやってくれ。……思いだすには辛い過去だ」

「そんな辛い病気だったのか? でも、今トラ男は、すげぇ元気だ」

「あぁ、オペオペの力で治療したんだろう」

「あの能力、すっげぇよな! でもおれ知ってるぞ! トラ男は能力だけじゃなく、医者としての知識も技術もすっげぇんだ! トラ男はルフィの命の恩人なんだぞ!」

チョッパーはローのことを自慢するように、誇らしげに語る。その姿にコラソンも思わず嬉しくなった。

「でも、そんなトラ男も、能力がなかったら治せなかったんだな……って、その頃はトラ男、まだ子供だったんだっけ。でも、他の医者に治してもらおうとかはしなかったのか? やっぱ普通の医者じゃ治せない病気だったのか?」

「……」

ただ純粋に聞いてくるチョッパーの顔が、あの病名を聞いてどう変わるのか、コラソンは少し憂慮した。コラソンの表情が曇ったことに、チョッパーは小首をかしげる。

「コラ男?」

「……始めに、言っておきたいんだが……」

コラソンは意を決して、重い口を開いた。その目は重い決意にぎらついていた。もし、真実を告げても尚、珀鉛病に恐れを見出すようなのであれば、今のうちに叩きのめしておく。今までがそうだったように。でももし、そうでないのであれば……おれは、安心してローを彼らに任せることができる。

「その病気は、感染するものとして北の海では恐れられていた。……だが、本当はその病気は感染しないものだったんだ。おれは病気だった当時のローと三年近くずっと同じ船で暮らしてきた。他にもいる。だが誰一人感染はしなかった。それに、もう完治してる。だから……ローを、怖がらないでやってくれるか」

チョッパーは息を呑んだ。コラソンの言葉の隅々に、過去にローがどのような目にあったのか、コラソンが何を憂慮しているのか、それが滲み出ている。チョッパーはその過去を憂うと同時に、怒りを抱いた。

「怖がるわけねぇだろ!! おれは医者だぞ!!!」

コラソンはチョッパーの怒声に顔を顰めた。コラソンとしては、医者だからこそ怖がるのだと思っている。だがチョッパーとコラソンでは前提が違う。コラソンだって昔はチョッパーと同じ考えだった。半年間その考えが打ちのめされて、それを忘れていたのだ。チョッパーの続く怒声は、コラソンにそれを思い出させた。

「医者が病気を恐れてどうするんだ!!! たとえそれが本当に感染するものだったとしても、おれは怖がらねぇ!!! おれは万能薬になるって誓ったんだ!! それがおれの夢なんだ!!!」

コラソンは大きく目を見開き、唇を噛んだ。なんて力強い言葉だろうか。この言葉を、当時どれだけ切望していたか。13年前、コラソンの記憶ではついこの前、病院と名のつく場所を全て訪れ、その全ての医者の醜い声を聞き続け、医者という存在に失望し、悪魔の実へと手を伸ばした。だが、いたのだ。ずっと探し続けていた医者は、確かにここに存在する。

「ありがとう……お前は、最高の医者だな……!」

「な、泣くなよ! 泣くこたねぇだろ!」

「嬉しいんだ」

コラソンは既に安心していた。肝心の病名を告げてはいないが、チョッパーの言葉には魂が宿っていた。決して折れない意志を十分感じさせるものだった。この小さな動物の丸く愛らしい目が、それだけの強さを宿していたのだ。

「珀鉛病。それが、ローを苦しめていた病気だ」

その病名を聞いてチョッパーは顔色を変えた。それは恐れたからではない。医者であるからこそ知識がある。つまり、情報がある。恐らく、その病気により滅びた国のことも、その国がただ病気ではなく人の手で滅んだことも、この小さな医者は知っている。

チョッパーは想像を遥かに超えるローの悲惨な過去に閉口せざるを得なかった。

「聞いたこと、あるんだな」

「……うん。国がひとつ滅んだ病気だ。治療法のない、感染する病気として、隣接国が滅ぼしたって…………本当は、感染……しねぇのか」

「あぁ。しない」

チョッパーは目に涙を溜めた。それはコラソンの言葉を信じた証拠であった。コラソンは身をかがめると俯くチョッパーの頭を慰めるようにぽんぽんと叩く。

「信じてくれるんだな。おれの言葉。珀鉛病は感染しないって伝えても、誰も信じちゃくれなかったってのによ」

それは北の海だからこそでもあるのだろう。フレバンスの末路を知っているからこそ、誰もが感染しないなんて事実を信じられなかった。感染しないのなら、国が滅びる必要はなかっただろうと、そのあまりに大きい犠牲の数に誰もがそう思い込んでいた。

「珀鉛病患者のことを、北の海ではみんなホワイトモンスターと呼んで、殺せ殺せと、まだ小さなガキに、誰もが銃を向けたんだ……。人を救うはずの医者だってのに、あいつらは、ローを人として見ようとしなかった……!!!! だから、……だから、お前みたいな医者が存在することを知れて、おれは嬉しいんだよ。はは、ロー、やっぱりおれは間違っていなかった。あいつらは全部ただのひでぇ医者だったんだ。いや、あんなやつら、医者なんかじゃない! 本当の医者に、おれたちは運悪く出会えなかっただけなんだ……!!」

 

みたいな・・・! ね・・・! 感じの・・・会話とかぁああ!!!!いいとおもうんですぅうう!!!!

あと、ホワイトモンスターって言葉にぴくんとしちゃうチョッパーとかね!!!!

 

「おれも、昔モンスターって呼ばれてたんだ。ヒトヒトの実を食って、動物にも人にもなれなくて、誰からも追い立てられた。でも、たった一人だけ、おれを怖がらずに治療してくれた人がいるんだ。おれの恩師で、最高のドクターなんだ」

 

「だから、おれ、わかるぞ。トラ男が、なんであんなにコラ男のことで必死なのか、すげぇわかる。トラ男がなんであんなにコラ男のこと大好きなのか、すげぇわかる。だから、コラ男はちゃんと、トラ男に向き合わねぇとダメだぞ」

って感じで、切羽詰って様子のおかしいローにどぎまぎするコラさんをちょっと叱咤してみるチョッパーとかもいいかもしれない……。

 

 

あ、あと忘れてた。

コラさんローさん喧嘩後、ローさんがコラさんサイレントの中でコラさんにすがり付きながら涙を流すところを、遠くからそっとルフィが見てて、ルフィは満足して船内に入るの。

戻ってきたルフィへと視線が集まり、ルフィは大丈夫って言って。それに対しナミは少し恨めしげにルフィを見る。

「ったく、なんだってあんな願いにしたのよ、あんた」

トラ男が泣くところを見たいなんて、趣味が悪いにもほどがある。そう少し責めるように睨む。ルフィはん~、と難しそうな表情をして唇を突き出し拗ねたように言う。

「だってよー、トラ男、泣きたいはずなのに泣かないんだ」

え? とナミは机に半分突っ伏していた体を起こした。

「ミンゴぶっ倒してからさ、そんな感じだった。ドレスローザ出る頃にはそんな感じの、薄れてたけどよ、でも、本当は泣きたいはずだったんだ」

 

「トラ男、長年の想いをやっと果たせたってのに、ちっとも嬉しそうじゃなくて、むしろずっと泣き出しそうに見えた。やりたかったことやったのに、大切なもの得られなかったようなさぁ」

 

「我慢しねぇで、声上げて泣いてみればいいのになって。でも泣かないんだ。なんでなんだろうなー。本当は大声上げて、暴れまわって、泣きたかったはずなのに。あいつかっこつけだからなー!」

 

ってことで、ルフィさんの願いの理由でした。壺さんはしっかりルフィさんの心情を察してコラさんを蘇らせたんだよっていうギャグの裏()

 

 

 

ふぅーって感じで蘇り24時間妄想でした。

おそらくクライマックスになるだろう喧嘩部分をふんわりとしか妄想してないけどwwwwwww大体あれやねん。麦わらの一味にローさんの過去を知ってほしいんだってばよの慟哭部分をコラさんに直接言う感じになるってことでネタ被りしてるからあんまり妄想意欲がだな……!!!!!

コラさんが一方通行に喜ぶ再会部分が書けただけですごく満足しちゃいました////

Comment