【TOD2】マスコット – 3 –

TOD2マスコット
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結局やっぱり書いてなかったですね!キリッ
あとダイブ書きたいですダイブ。やっぱりダイブは面白いよ。
でも相変わらず構成まとまらんのです。深層心理って難しい。
アルトネリコはよくあれをまとめれるなぁ……
久々にマスコット珍道中です。こいつらは面白い。

ドンガラガッシャーーーン!!!

結局一度こらえた衝動は1分も持たず爆発して僕は扉を切り捨てた。
当然現れた兵士を数秒で気絶させる。悪いな、僕の平穏の為の糧となれ。いや、平穏など求める資格はないのだろうが、馬鹿に付き合ってる暇があるなら神に挑む努力をすべきだ。

「すっげー!ロニ、見た!?今の!」
「……扉が一瞬で瓦礫かよ」

会話している二人を一瞥する。放っておけばまた捕まって同じような部屋に閉じ込められるだろう。脱出しようとした分も罪に問われることになるかもしれない。どうしたものか

「リオーン」

恐る恐るといった小さな声でスタンが呼ぶ。

「おい、今はその名で呼ぶな」
「あぁ、ごめん。お前には悪いけど、あいつら一緒に連れて逃げてやってくれないか?」
「…………」
「そんなあからさまに嫌そうな顔すんなって。頼むよ、きっとルーティのやつ心配してる」

ルーティが……?
心配か……。母親ならばやはり心配するのは当然なのか。

「ダリルシェイドを出るまで、だ」

声にはなっていなかったが、スタンが顔を輝かせるイメージが頭に入る。
別に、お前の為じゃない。お前の強請り声が煩わしいからやるのであって、つまり自分の為だ。

「え?ジューダス何か言った?」
「逃げるだろう?それともそこで大人しく罰を待つのか?免罪らしいが」
「ジューダス、もしかして……脱出手伝ってくれるの!?」

さっき脳裏に描かれたのと同じ顔でカイルは言う。
苦手だ、こういうやつは

「おいおい、カイル待てよ。こんな怪しいやつについて行くのか?」

ロニの反応に安堵した。こういうやつならば慣れている。

「貴様らだけで逃げ切れると言うのなら勝手にするんだな」

その方がありがたい。と思うが、それはそれで後々スタンに縋られあいつらが無事脱出するのを見ていないといけないのだろうな。

「ロニ。大丈夫だよ!」
「……わぁったよ。で、どうするんだ?見張りがこいつらだけとは思えねぇけどな」
「抜け道がある」

適当な雨宿りに自分の家だと勝手に忍び込んだのは正しかったのか。ヒューゴの用意した隠し扉を開けば間髪いれずに後ろのロニとか言う男が「何でお前こんなの知ってるんだよ」と文句つけてくる。
予想通りの展開に、僕は予め用意しておいた言葉で返せばとりあえず大人しくなった。たわいない。
だというのに、後ろのスタンから申し訳なさそうな声があがる。

「ごめん、きっとカイルを守ろうと必死なんだあいつ。悪いやつじゃないから」
「……どうでもいい。とりあえずお前はしばらく喋るな。波長が合うのだろう、あいつに声が届きやすい」
「えー!」
「スタン、いい加減にしてください。ソーディアンはマスター以外の人間がいる前では口を閉じるのが基本ですよ。僕の坊ちゃんを不審者にするつもりですか」
「ちぇー……せっかく一緒に旅できるのに。早くカイル家に帰らないかなー」
「君のためにわざわざ坊ちゃん手を煩わせてくれてるんだよ!?」

…………煩い

「ねぇジューダス、ロニ。さっきからどこかから声しない?さっき部屋の中でも聞こえたんだけど、見張りの兵かな?近くにいるのかな?二人は聞こえないの?」
「あ?そんなの聞こえねぇけど」

最初はスカタンどもの声を妖精だとか天の声だとか英雄の証だとか妄想していたカイルも、いい加減思考を現実へと繋げたようだ。しかし……本当にいい加減口を閉じろ馬鹿二人。
とりあえずこれを機にカイルがどの程度感知しているのか確かめるとする。

「……何人くらいか、何を話しているのかわかるか?」
「んー……多分二人で、一人は結構聞こえる。でも部屋のときより聞き取りづらいよ。もう一人はあんまりよく聞こえないや」
「やった!これで僕は坊ちゃんとお話しても問題ないですね!」
「ずるいぞ!お前さっき自分が何て言ったか言ってみろ!」
「ちょ、スタンは黙ってろって坊ちゃんが言ってたでしょ!」
「それを言うならシャル、ふぎゅっ!」

マントに隠しながら後ろ手で人形を握りつぶせば静かになった。シャルティエも同時に静かになったのは僕の苛立ちに勘付いたのだろう。

「なんか……喧嘩してるっぽいかも?」
「そうか、ならば放っておけ。急ぐぞ」

早く脱出してこの人形を地べたに叩き付けてやらねばならん。

会話がカオスw
二人がいるときは中々自由に会話できないから早く3人っきりになれるといいですね。
ジューダス以外は二人いようがフリーダムだったけど
しかし今回ギャグがあまり冴えなかった。ギャグ難しい。ギャグって何だったっけ

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