【TOD2】dive – 14 –

diveTOD2
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久々に!早くジューダスがガツガツダイブさせてくれるようになったらいいのに。ダイブさせるまでが大変で仕方ないです。ロニがんばれ。

これまた久々なので作品案内
※BLです。ロニジュ。
原作通りの冒険ですが、アル○ネリコのダイブシステムを何故かリアラが使えたのでジューダスにロニをダイブさせてます。って感じです。
ダイブって何って言うと、精神世界に入れる、内緒にとっては夢のようなシステムです
ジューダスの鬱精神世界を改善させていくロニの物語ハァハァ



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いつまで経っても縮まらない距離に苛立ちが募る。畜生、どうやったらわかってもらえる。

「よくもまぁ、仮面を被った奴に対してそんな気持ちがもてるものだな」

剣を磨く手は止めずにジューダスはそう呟いた。
その言葉には感情が込められている気がしなかった。当然だ、こいつは未だに俺の気持ちが本気であると信じてない。隠し事をしている人間にそんな気持ち抱けないと言い切っているんだ。

「……俺も、前はそう思ってたな」
「ほう?」
「でも、そんなんとは関係ねぇところで、勝手に動いちまうんだ」
「迷惑だ」
「わかってる。でもこの気持ちを否定はしないでくれ。本気なんだ」
「…………。」

剣を磨くジューダスの手が止まった。
黙り込んだまま、あいつは剣を鞘へとしまうとそれを手にして立ち上がる。

「おい、どこに行くんだよ」

答えない。
おい、まさか逃げるつもりか。また一緒に旅できねぇって、言うのかよ。

「おい!」

細い腕を無理やりとっ捕まえて引っ張る。
仮面の下でジューダスの表情が歪むのは、それへの痛みではないだろう。

「……後悔するぞ、絶対だ。断言しよう。僕はお前達の敵だ」
「敵がそんなわざわざ優しい忠告するかよバカ。お前ほんと、なんなんだよ」
「こっちの台詞だ」
「……後悔しねぇって言っただろ。裏切られても、後悔なんてしねぇよ」
「……………初めて聞いたぞ」
「あれ、そうだっけ」

あ、コスモスフィア内でしか言ってないんだったっけ?
くっそ、しまらねぇな。
頭を掻いて空を仰いだ後、ふと視線をジューダスへと戻せば、俯いて影になった仮面の隙間から、わずかに歯を食いしばった口元が見えた。

「もういい。わかった……じゃあ試してみろ」

完全に自棄になったようで、俺を嘲笑うようにジューダスは言う。

「僕は何度も忠告したぞ。どうなっても知らん」

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ちょっとお!書いてる間に気づいたら広告でちゃってるよ!
ってことで今回はこれでうpです!

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