ロニの両親スキットのこと知らない人には前回の冒頭は不親切すぎる……か。
ロニ視点となると難しいなぁw
ナナリーとカイルに気を使わせたってところはそのまま例のロニの両親スキットがあったところです。NOVEL清書するときはもうちょっと書きかた返るか(´・ω・)
ロニの両親スキット
ロニ(空に浮かぶダイクロフトを見ていらだたしげ)
ナナリー「あいつどうしたんだい?」
カイル「ほら、ヒューゴとリオンって奴が騒乱を起こしたでしょ、その時の騒乱でロニは両親を亡くしてるから」
ジューダス「……」
ナナリー「辛気臭いねぇ!ちょっとこりゃ、あたしが渇を入れてやんないとね!」
ナナリーロニに関節技
大体こんな感じの流れがあったって前提です。でもこれめっちゃ大事な前提だからほんとちゃんと書くべきやったねwww
第四階層ではこのスキットの影響めちゃくちゃ超絶受けてます。
坊ちゃんからダイブを言い出したのも、黙っていてはいけないって気持ちと、それでも隠し通すべきなのではって気持ちが鬩ぎあってるからですね。
俺はずっとポケットに入れているレンズを取り出し、ジューダスの座るベッドを沿うように回って、ジューダスの前へと移動する。レンズを乗せた右手をジューダスの目の前に突き出す。ジューダスはじっとそれを見た。
「ロニ……もし……」
仮面の奥に見える瞳が揺らいでいる。いつだって知られることをこいつは恐れてきた。それが、今までの比でないほど顕著に現れている。その一方で、こいつはダイブを望んだ。一体、どうしたのだろうか。
「……いや、…………なんでもない」
「その……大丈夫か?」
思わずそう言葉をかけずにはいられなかった。ジューダスは黙って頷き、右手を俺の手に重ねて目を瞑った。その瞼すら震えている。
俺もまた、目を瞑る。何を思っているのか気にはなるが……いや、気になるこそ、ダイブすればいい、はずだ。
目を開けると、またあの小高い丘に居た。第二階層のときと同じだ。
俺はすぐ空を仰いだ。鎖は、増えている。だが、第三階層と違い赤い鎖は見当たらなかった。この黒い鎖は階層が深くなる程増えていくものなのだろうか?
今度は左を見る。ヨウ側にあるあのクレスタに似た町を正面にした状態で左を向けば、インの世界があった場所だ。だが、第三階層で切り離したまま、すぐそこには何もなく、その分黒い鎖が何もない崖下から伸びていた。
今回も第三階層の続きの世界観なのか。それともコスモスフィアってそういうもんなのだろうか。
ここは、第四階層。ダイブも、もう四回目になる。そういえば、リアラは仲が良くても三、四階層が限度だって言ってなかったっけか。
「第四階層、かぁ……そんだけ、親密になれたってことかねぇ。なんだかんだで、ここまで来れちまったなぁ。それだけあいつが心を開いてくれたってことの……はずなんだよな?」
「自惚れないでよ」
考えを口に出していたところ、ピシャリと空から冷たい言葉が降ってきた。
「……水差すなよ」
現実世界でのダイブ前のジューダスの様子が気になって思わず考察してたってのに。少なくとも段階を四回も踏んで親密になれたんだって達成感に浸りたかったってぇのに、全く。
「君に勘違いされたくないからね」
心の護は相変わらず冷たい言い草だった。
「君と坊ちゃんの関係は歪なんだよ」
「あ?」
「坊ちゃんはただ、無理やり君を受け入れているだけに過ぎないんだよ。普通だったらこんな深い階層まで来れてないよ」
「なんだと?」
聞き捨てならないぞ、それは。どういうことだ。普通だったら、って?普通ってなんだよ。関係が歪って……?
「意味わかんねぇぞ、一体何が普通じゃないって言うんだ……俺が何かしたのか?」
「……」
くそ、お決まりの沈黙だ。全く……いや、こいつは俺が何かしたのなら容赦なく切り捨てるように批難してくるはずだ。だとしたら、普通じゃないのも、歪になった原因も、ジューダスにあるのか?
はて、どうしたものか。とりあえず沈黙したコイツとは話していても仕方ないし、またヨウでジューダスがどうしているかを見に行くか。
丘からヨウの町を見下ろす。相変わらずの田舎っぽいその町に、今までにない物体を見つけた。なんだ?あれ
木材で作られた台、ステージか何かか?その上に木の棒が立っているように見える。何だ?なんか木の棒の上部が光っているように見える。遠目からだと分かりづらい。ただそれは町の中心の広場のど真ん中にどんっと建っていた。
「……ロニ、君はここから出て行くべきだ」
「あ?今更どうした。第一階層でも言ったが、お前に出て行けって言われたって俺はジューダスから放り出されない限り進むぞ」
「……」
心の護は再び沈黙すると、突如どこかへ飛んでいってしまった。おいおい、俺を見張る役割ってやつはどうするんだ、あいつ。何だろう。この階層の心の護もどこか変に感じる。いつもより何か緊張しているというか、何か焦っている?
心の護は町の方へ飛んでいったようだが、建物の陰に入ってからはどこへ行ったかわからなくなった。仕方がないので俺も町、というか新たに現れた謎の物体のところへ向かうことにした。
町はいつもの陽気な雰囲気とは少し変わっていた。いつも玄関前で陽気に談笑していたおばちゃん達の様子が暗いのだ。何かを警戒しているかのように、声を潜めて喋っている。何を言っているかまでは聞こえない。いつも畑仕事をしている爺ちゃんも畑に居ない。一体どうしたっていうのだろうか。
少し変わってしまったあたりを見回しながら歩いていれば直ぐに広間に出た。そして、絶句した。
遠目からただの木の棒に見えたそれは、ギロチンだった。上がった刃は太く、まだ使われたことがないのか、汚れもせず煌いていた。そしてそれは遠くの人にも見えるように、か木材で作られた台の上に設置されているのだ。
「何って物騒なもん建ててんだよ……」
インならまだしも、この田舎の町にはあまりにも不似合いな物だ。一体、この世界に何があったっていうんだ。嫌な予感しかしない。
「あ、ロニ!」
名前を呼ばれ振り向いた先にはカイルが居た。
「カイル!お前、これが何か分かるか?」
「ん?処刑台でしょ?」
「いや、そうだけど!何でこんなもんが建ってんだよ!」
「処刑するためだよ」
カイルは表情を変えずに言った。その淡白な様子に背筋が凍る。次の質問は決まっていたが、恐ろしくて喉につっかえて直ぐには出てこない。
「悪い奴は倒さないと!そうやって英雄になるんだもんね」
別に処刑をした人間が英雄になるわけではないが、ひとまずその突っ込みは後回しだ。悪い奴は倒す。そうやって英雄になるって、ことは……
「まさか、お前が処刑すんのか!?」
「いや、違うよ」
カイルはにこっと笑った。なんだ、こいつ。なんだこの笑顔は。確かにカイルはこんな風に屈託なく笑うが、こんな状況でへらへら笑う奴じゃねぇ。何なんだこれは
「だって、それじゃロニに悪いし」
「……は?」
カイルは安心して、と言わんかのように微笑んで言う。
「一番その権利があるのはロニだよ」
「あ?待て、意味がわからねぇ」
「ん?だから、処刑する権利」
おいおい、おいおい、変だぞこの世界!何がどうなってる!こいつは、何を言ってるんだ?俺が、処刑する?
冷や汗が顎を伝う。俺は恐る恐る、尋ねた。
「誰を?」
カイルは笑みを消した。
「ジューダス」
どくんと、心臓が大きく鳴ったかのような、そんな衝撃だった。正直、その答えは少し前から覚悟してはいたのだが。
額に手を当てる。落ち着いて考えよう。まず、なんだ……何からだ。処刑、何でジューダスが処刑されないといけない?
「ジューダスが、何かしたっていうのか?」
「そうだよ!俺、知らなかったとはいえ、ずっと一緒にいたの……悲しくなっちゃったよ」
俺は戸惑いながらカイルを見ていることしかできない。カイルは不満をぶつぶつ呟いているがそれだけで、俺の質問に正確に答えない。なんだってんだ。
「おい、何をしたんだよ、あいつが一体何を」
カイルが無表情で真っ直ぐ俺を見た。
「処刑されて、当たり前なんだよ。ジューダスは悪い奴だから」
「いや、だから」
「悪い奴は処刑しないといけないでしょ?」
「いや、その前に、あいつが何をしたっていうんだ?」
「町の人が、世界中の人が賛同してるよ。これは当たり前のことだよ」
話にならない。かみ合わない。何だこれは。
その後何度尋ねても、何故処刑を行うのか、その理由をカイルは語らない。会話の内容は処刑やジューダスへの不満についてなのだが、理由については決して触れないのだ。これだけ俺から理由について聞いているにも関わらず。あまりにも異常な状況だった。
「あー、もういい!」
四回程同じ質問を繰り返したところで、俺は諦める。違う町の人に聞いてみよう。まずはあの玄関前で喋ってたおばちゃんだ!
「なぁ!」
「あら、ロニじゃないか」
「ロニ、今日は頑張るんだよ」
「……」
頑張るって、何をだよ……処刑か?俺がジューダスを処刑する?何で?何がどうでこうなっている?
「なぁ、何でジューダスは処刑されることになってるんだ?」
「全く本当に恐ろしい子だね」
「まさかあんな若さでねぇ」
「なぁ!教えてくれって、何で処刑するんだよ。あいつが何をしたっていうんだ?」
「取り返しのつかないことだよ」
「あれだけの罪を犯したんだよ。当たり前さ、処刑しないと!」
おばちゃんたちも一緒だった。あれだけ穏やかに喋っていた人たちが、怒りや嫌悪を露に話すのだ。答えが得られない苛立ちと奇妙な雰囲気への焦りだけが募った。
それから他にも色んな人に話しかけたが、誰もがジューダスの処刑に賛同し、ジューダスのことを罵る。そして、ジューダスが一体何をしたのかは相変わらず誰も言わない。
「くっそ、何だってんだよ!」
何が原因だ?一体何が起きた?何がきっかけだった?これは何を表している?
……ジューダスは、ダイブの度に別離を恐れていたように思う。それがこれなのか?いや、それだけだとは到底思えない。第三階層で起きたことと何か関係があるのか?
とりあえず、こんな訳も分からない状況で処刑を進めるなんて冗談じゃない。理由を何とか探らねぇと。
「あ、いた!やっと見つけたよロニ」
外に出ている住人にあらかた話しかけたところで、また声をかけられる。ナナリーだった。
「ナナリー」
「全くうろちょろして!随分探したよ!」
「なぁナナリー!」
「うわっ」
ナナリーの肩を引っつかんで揺さぶる。苛立ちに任せての行為だった。
「何がどうなってるんだよ!なぁ、この町の奴らは何でこんなにジューダスを処刑しようとしてるんだ!ジューダスが何をしたっていうんだよ!」
「ちょっとロニ、離して」
ナナリーが俺の肩を強く押し、腕から抜ける。はぁ、と一つ溜息を吐いてナナリーは顔を顰めた。
「全く、どうしたって言うんだい。あんた、あれだけ自分が執行するんだって息巻いてたじゃないか」
何だよそれ。いや、この場合、ナナリーが言う俺というのは、ジューダスが勝手に思い描いた俺か?ジューダスは俺がジューダスのことを処刑したいと、そう思ってるってことなのか?
「ま、そう思うのは当たり前だろうけどさ」
「ナナリー、なぁ、何でなんだ?何であいつは処刑されるんだ」
「そりゃぁ、それ相応のことしたんだよ」
ナナリーすらも、カイルと同じだった。笑ったりせず、仮面で顔を隠すジューダスのことを陰で心配していたナナリーすら……いや、現実と混同してるな……こいつもまた現実のナナリーではなく、ジューダスが想像するナナリーだ。ったく、何だって言うんだ。
「ロニ、そろそろ処刑の時間だよ。ジューダスは今、宿屋の一室にとっ捕まえてるからさ。あと20分後だね、町の皆にも伝えてあるんだから、時間は守るんだよ」
「あぁ!?誰がやるかそんなもん!理由もわかんねぇってのに!」
ナナリーは目を丸くした。
「なんだい、困った奴だねぇ……まぁ、そりゃそうか。人なんて普通殺せないよね」
「当たり前だ!」
「わかったよ。じゃあ、違う奴に処刑を任せるように伝えるから」
「あぁ!?」
広場の方へと走ろうとするナナリーの肩を掴む。
「おい、ちょっと待てって!」
「なんだい、全く……」
「処刑を止めろ!!何でこんな」
「止められるわけないだろ?それに、何で止めないといけないんだい」
「処刑をする理由はなんなんだ!それが分からないのに納得できるか!」
「だから、あいつは処刑しないといけないやつなんだよ!世界中の奴が認めてる!」
怒鳴ったって、結局理由は得られない。くっそ、何なんだこの世界は!
言葉を失くして奥歯を噛む。ナナリーは俺の手を肩から剥がす。
「はぁ……とりあえず、20分後だ。20分後にあんたが来ないなら他の人間で処刑を行う。自分でやる決心がついたら処刑台に上がりなよ」
「おい!」
ナナリーは広間の方へ去っていった。
はぁ、と溜息を吐く。冷静にならねぇと。この世界でジューダスが処刑されたら、一体どうなるんだ?ジューダスは、どうなっちまうんだ?聞きたくても、そういうことに一番詳しいだろう心の護は近くに居ない。
心の護は今回、俺にはっきり「出て行くべきだ」と言った。それは、何でだ?俺がこの世界で死刑を執行する側だからか?
畜生、精神世界とは言え、ジューダスを死刑にするなんて、絶対ダメだ。何とか止めてやらねぇと。だが、これはジューダスが作り出している精神世界の筈だ……ジューダスは、こうなることを想像している?あいつ、一体なにやらかしたんだ?
出会った当初お尋ね者なんじゃないかとカイルは言っていたが、そのときカイルに言ったように、それなら仮面つければ返って悪目立ちするだけだ。でも、ここの住人の話を聞く限り、何かしらあいつは罪を抱えているってことには間違いがないのだろう。
そんな、悪いことするような奴には到底思えないんだがな……。
ガリガリと頭を掻く。ジューダスは宿屋の一室に捉えているとナナリーが言っていた。ジューダス本人からならば、この処刑が行われる理由を聞きだせるだろうか。宿屋は、どこだったっけな。
嫌な時間制限も喰らった。俺は町を走り出し、一番に見つけた住民に宿屋の場所を聞き出す。町は狭い。すぐ辿り着けるだろう。住民に礼を言って走り出す。背後で「あぁ、処刑が始まるんだね」と嫌な言葉をもらった。
ふと、視界にピンクのスカートが入って俺は足を止めた。そこにはリアラが立っていた。
「リアラ……」
そういえば、ジューダスの精神世界でリアラに出会うのは初めてだ。今の今までヨウにもインにも現れなかった。
リアラは無表情で建物と建物の間から見える処刑台を見ていた。
「リアラ!なぁ、リアラ、お前は処刑の理由はわかるのか?なぁ、お前はどう思っているんだ?」
「……」
リアラは何も言わない。ラグナ遺跡で出会った当初のように無表情で、ただ処刑台を見ているだけだった。
「リアラ?」
「……」
やはり、何も答えない。だめだ、もうこの第四階層はめちゃくちゃだ。
俺は奇妙なリアラが少し気にかかるも、宿屋へ急いだ。
宿屋にはカウンターに村人がいるだけで、牢屋のように部屋の前に見張りが立っているわけでもなかった。ただ、その癖カウンターの女将さんは俺を見て「あぁ、始まるんだね」と言うのだ。
俺は少ない部屋の扉を手当たり次第開けていく。ジューダスは、一番奥の部屋に居た。
「ジューダス!」
いつものように仮面を被って、特になんら枷があるわけでもなく、ジューダスは椅子に座っていた。そしてその近くに心の護が居た。ジューダスの様子を見に来ていたのか。
「ジューダス、おい、この世界は一体どうなってるんだ!?」
「……ロニ。処刑の、時間か?」
ジューダスは俺の方を見て、無表情に、淡々とそう聞いてきた。
「あぁ!?くそ、お前まで!」
こいつは、この意味分からない処刑を受け入れるつもりなのか!?枷も何もないのに、何大人しく座って待ってるんだよ!
「ジューダス!何があったんだよ、何が起きたんだよ!?何で処刑が行われるって言うんだ!?お前は何をしちまったんだよ!」
「……僕は、罪を認めている」
怒鳴る俺とは対照的に、ジューダスは静かに言う。
「刑は執行されるべきだ。当然のことなんだ」
言っていることが住民と全く同じだ。もはや怒りや苛立ちを通り越して虚脱を感じた。俺は大きく息を吸い、そして吐く。苛立ったり怒ったりしていてもどうしようもない。俺は座っているジューダスに目線を合わせるように屈んだ。
「なぁジューダス、お前は何をしちまったって言うんだ?俺に教えてくれよ。そうじゃねぇと、俺はこんなの納得できねぇ」
「……」
ジューダスは目を伏せて俺の視線から逃れた。俺は一つ息を吐き立ち上がる。
「……わかった。じゃあ俺は、処刑を全力で止めるぞ。俺がお前を弁護してやる。お前が悪い奴なんかじゃねぇってのは、俺が誰よりも知ってる!それを、皆に伝えてやるから!」
ジューダスが困惑した目を向ける。
「ロニ……よせ……お前は、何も知らないから」
「そりゃ、お前がどんな罪犯したかはわかんねぇよ!誰も教えてくれねぇからな。知らねぇもんはしゃあねぇ!ただ、俺は一つ知ってることがある!この第一階層から第四階層まで来て、ずっと俺はお前を見てきたんだぞ!」
俺はジューダスを真っ直ぐ見た。この気持ちは確かなものだ。何にも曲げられネェもんだ。
「お前は悪い奴なんかじゃねぇ!」
仮面の奥で瞳が揺れている。何度かの瞬きの後、ぎゅっと目が閉じられ、そのままジューダスは俯いた。暫く待ったが、ジューダスは何も言わない。俺は宿屋から出た。
町の住民の心を変えるんだ。何とかして……!
心の護が後ろをついてきている。
宿から出て、すぐ目に付いたのはリアラだった。先ほどと同じ場所で、同じようにまだ処刑台を見ている。
「なぁ、リアラ!お前はジューダスの処刑のことをどう思っているんだ?お前も処刑に賛成するのか!?」
「……救って、あげないと」
驚いた。また何も言わないのかと思ってのダメ元だったのだが。この町で唯一俺に味方する言葉だった。
「よ、良かった!なぁ、手伝ってくれよ!ジューダスは悪い奴なんかじゃねぇって、住民に伝えてやりてぇんだ!」
「……」
「頼む!」
「……それは、できないわ」
「な、」
一瞬、言葉を失った。その後すぐに、怒りが腹の底から込み上げてきた。期待した分、苛立ち倍増って奴かもしれない。
「何でだよ!」
「ジューダスが、それを望んでいないでしょう?」
「……」
知っていたのか。
リアラは先ほどジューダスを救いたいと言った。にも関わらず、相変わらず無表情で、どこか愁いを帯びた表情でリアラは淡々と言う。現実世界のリアラなら、今頃きっと焦って、何とか助けないとと一緒になって走ってくれているはずだ。
「望まないと、救えない。だから、私は見ている」
そっとペンダントのレンズに触れ、またリアラは処刑台をじっと見つめる。
「……なんだよ、それ。あいつが望まないからって、あいつが死ぬのをただ見ているっていうのかよ!?」
「……」
「おい、リアラ!」
本気で、腹の底から怒鳴った。白雲の尾根での山小屋で同じように怒鳴ってしまったときはリアラは恐怖すら宿した顔で俺を見たというのに、このリアラは体一つ動かさず、ただ静かに瞬きをしているだけだった。
……ダメだ。時間は……処刑まで後何分だ?畜生、リアラだけに時間を使うわけには行かない。
俺は諦めて走り出した。処刑台に、人が集まりつつある。俺は処刑台へと走りより、周囲の住民をとっ捕まえた。
「なぁ、聞いてくれ!ジューダスは悪い奴なんかじゃねぇんだ!なぁ、あいつヨウに来て警備とか頑張ってただろ?俺はあいつのことよく知ってる。俺がインではめられて捕まったときも、あいつは俺を助けてくれたんだ!」
俺が腕を掴んだおばちゃんや、その周囲に居た爺ちゃん、子供も俺の大声にびっくりして俺を見た。俺はこの広場に集まる全員に聞こえる声で叫ぶ。
「だから、処刑を待ってくれ!」
「……そんなこと、言ってもねぇ」
「そりゃ彼が警備してたことは知っているけれど」
「それとこれとは話が別でしょう?」
「犯した罪が消えたわけでもない」
ボソボソと、周囲から声が上がる。ダメだ、全然、状況を変えられない。
「なぁ、何なんだよ、その罪って奴は!教えてくれよ!」
「あんな罪人が生きているだけで……ねぇ」
「早く罰してくれないかしら」
くっそ、くっそくっそ!畜生!なんなんだよ、こいつら!!
「ロニ!どうしちゃったのさ!ロニは平気なの!?」
「カイル……」
いつの間に来ていたのか、カイルとナナリーが広間で俺の方を見ている。その顔には困惑がありありと出ていた。
「ロニ、まだ決められないのかい」
「俺は、処刑は反対だ!!罪状を明らかにしろよ!まずは!そうじゃねぇと、俺はこんなの認めるか!!」
「そう。なら仕方ないね。あぁ、処刑の時間だよ」
ナナリーは処刑台を仰ぎ見た。そこには、いつの間にかジューダスの姿があった。
広間にはこの町に住む全員が訪れたのか、いやそれよりも多いかもしれない。見たことのない顔まであった。どっから沸いて出てきた?ただ、誰もが一様にジューダスに嫌悪の目を向けている。
「ジューダス!」
ジューダスはただ無表情に処刑台の上に、ギロチンの前に立っていた。枷も縄もなく、自らの足でギロチンに近づいていく。
俺は広間に集まった人間を掻き分けるようにして処刑台へ向かう。
「ジューダス!待て!くっそ、待てよ!!」
やっと処刑台へ手がかかる。片腕だけの力で処刑台に乗り上げ、ジューダスの元へと走った。
膝を折ったジューダスの体を抱きとめる。
例え、この住民達全員から批難されようとも、知るものか。俺は、こいつを連れて逃げるんだ!
ジューダスを抱き上げ、走るために片足を踏み出す。立ち上がりかけた俺の目の前に、ハルバードが見えた。
「え」
目の前に、俺が居た。ハルバードを振り上げた、俺が居た。
ドン、とハルバードが処刑台へ叩きつけられる。木材が割れ、メキッと割れる。
突然、体が宙に浮いた。いや、違う。浮いたんじゃなくて、落ちている。足元に合ったはずの台がなくなっている。俺とジューダスは足元にぽっかり開いた穴へと落ちていく。
俺は、落ちていく俺達を冷たく見下ろす、冷酷な顔をした俺を見ながら、下へ下へ、落ちていった。長い長い落下。見下ろす俺と、差し込む光がどんどん遠くなっていく。長い長い落下の恐怖に俺はジューダスを抱きしめて目を瞑った。
ザブン、コポコポコポ、……水?俺達は水の中に落ちたのか?良かった、助かった。
俺はジューダスを片腕に抱いたまま、目を開ける。痛い。くっそ、沁みる。なんだ、真水じゃない。海水か?
それでも気合で目を開ける。そこは真っ暗だった。上も下もわからない。ちくしょう、どっちが海面だ?
突如、体の左側から強い水圧を感じた。波か何かか?流される。なんだ、どっちに流されている?とりあえず体がもみくちゃになる感覚があった。その次に、背中に何かがぶつかる感覚。あまりの衝撃と痛覚に俺は溜めていた息を吐き出してしまう。苦しい。あっ、ジューダス!右腕に抱えていたジューダスの体が、波に揉まれ、掻っ攫われる。俺はそっちの方へ必死に手を伸ばすが、何も掴めない。何も見えない。ジューダス、ジューダス!どこだ!
息が苦しい。もう、持たない。苦しい。海水が一気に鼻と口から入り込んでくる。痛い。苦しい。苦しい。また何かにぶつかった。痛い、意識が遠のいていく。何も見えない。怖い、怖い!俺は、死ぬのか!?怖い、痛い、苦しい……。
突如、すってもすっても海水だけが入り込んでいた口に、酸素が一気に入り込んだ。
「がっ……はっ、あっ……ハァッ……あっ……ハァ、ハァ……ゲッホ……あ?」
激しく咳き込む。まだ息が苦しい。心臓が早鳴る。体中に嫌な汗をかいて服がべたついた。体全体で呼吸し続け、暫くして目を開ける。暗闇ではなく、ちゃんと光がそこにあった。
「……あ」
「強制終了させてもらったよ」
目の前に発光体、心の護が居た。ここは、コスモスフィアと現実世界の狭間だ。
「強制……終了……」
「今回はパラダイムシフトとかじゃないよ。僕の手で、君をコスモスフィアから弾かせてもらった」
「……あいつ、ジューダスは、どうなったんだ!?」
俺と同じように海水に飲まれたジューダスは、どうなった?あれは、なんだったんだ。何が起きた!?
体の奥底から、あの恐怖が甦ってくる。ぶるりと、体が勝手に震えた。何も見えない世界でただただ波に翻弄されて、何かに体がぶつかって、痛くて、どんどん呼吸ができなくなって……恐ろしかった。なんで、あんなところに?何が起きた?
「……君は、もう来ないで」
心の護は地を這うような声で言った。
俺は首を横に振る。訳が分からない。
「待て、説明してくれ。何が起きた!?あれは、なんだったんだ」
「処刑されたんだよ」
「処刑……?あれが……?……あれは、あいつはなんだったんだ!?俺が居た、俺がいたぞ!?」
「坊ちゃんの精神世界の君だよ。坊ちゃんが作り出した君」
「何で!?」
俺が居る限り、ジューダスにとっての俺は存在し得ない。そう言ったのはこいつ自身だぞ!?
「ロニ、もう一度言うよ。君はもう、ダイブしちゃダメだ」
今までの皮肉や嫌味ではない。絶対にダイブを許さない。そんな思いが篭った声だった。
俺は、弾かれた。いや、ジューダスに、ではない。心の護だ。今も、ジューダスは俺を弾いた訳じゃない。何より、このままダイブを止めるということは、あの世界を放置するということだ。ジューダスは、あの精神世界のジューダスは一体どうなる!?
「ダメだ。俺は、俺はまだやるぞ!ジューダスに弾かれたわけじゃねぇんだ!」
「わからなかったの?君にはこれ以上踏み込めないんだよ。来ても意味がない」
「ダメだ!あいつ、あんな目にあってるんだぞ!?ふざけんなよ!助けネェと!」
「君には助けられないって言ってるんだ!」
「何で!」
心の護の声が荒くなる。だがそれに気圧されていられないほど、俺の心も荒んでいた。
「わからない?あの世界の住人が何て言っていたか、思い出してよ。君はあの世界では処刑を執行する側なんだよ。実際に、ロニ・デュナミスは刑を執行しただろう?」
「意味がわからねぇ!俺はあんなことしない!!あれはなんだったんだよ!俺が居る限り、精神世界の俺は存在できないんじゃなかったのかよ!?」
「君と坊ちゃんの関係は歪んでいる。その歪みの結果がこれなんだよ。今の君は、第四階層に本来なら入れないはずなんだ。その結果が、あのロニだよ」
「意味がわからねぇ!!」
「煩いなぁ!ちょっと静かにしてよ!!」
心の護が怒鳴った。俺は荒くなった息を必死に整える。わからない、全くわからない。今回の世界は何なんだ。一体、何だって言うんだ。あの海水に溺れることが処刑だったのか?あのギロチンはなんだったんだよ……飾りかよ……くそっ、意味わからねぇ……。
「いい?君はあの世界で坊ちゃんが何故処刑されようとしているのか知らない。だけどあの世界の住人はみんな坊ちゃんの罪状を知っているんだ。そして君が見た、もう一人のロニ、坊ちゃんの精神世界のロニもまた、坊ちゃんの罪状を知っていて、刑を執行しているんだよ」
「ぁあ……?あいつは、罪状を知っている?知ってて、刑を執行だと?ふざけんな!俺はあいつが何をしたか確かに知らねぇが、だからってあんなことするかよ!」
「君がいくら喚こうが、君は坊ちゃんが想像する“罪状を知るロニ”を否定できない」
「何で!」
「君が罪状を知らないからだ」
心の護は冷たく言い放った言葉に理不尽さを感じざるを得なかった。その罪状とやらを知るために俺はどれだけに人間と会話にならない腹立たしい質問を続けたことか
「なぁ、罪状って何なんだよ!どうして誰も教えてくれねぇ!」
「馬鹿だなぁ、なんでわからないの?もう一度よく考え直しなよ。執行者のロニと、今坊ちゃんを庇おうとする君の大きな違いは罪状を知らないことなの。……坊ちゃんは、君が執行者へと変わることを恐れているんだよ」
ダイブをする前の、躊躇いに揺れるジューダスの瞳を思い出す。ダイブをすることによって変わるかもしれない、壊れるかもしれない関係に恐れを抱くジューダスの姿を。……俺は、それを見ては何度も思ったんだ。
「俺は、あいつのことを知ったって、あんなことしねぇよ!!俺はあいつが悪い奴じゃねぇってわかってる!」
あいつを受け入れてやりたいんだ。受け入れてやれるって証明してやらないといけないんだ。
そう叫んだが、心の護からの声は厳しかった。
「だからぁ!君がそうならないことを証明するには罪状を知らないといけない!でも坊ちゃんはそれを恐れて罪状を知らせることができないんだよ!どうしようもないんだ!!解決策なんてないの!!君は何も知らない癖に無責任に勝手なことを言うなよ!!」
またも心の護は怒りをありありと乗せて叫んだ。
俺は目の前が暗くなった。本当にそれは、どうしようもないじゃねぇか。詰んでる。なんで、こんな……。
いや、何に躓くことなく深層へ進み続けられるものなのだと、勝手に思い込んでいた俺がおかしかったのかもしれない。リアラは言っていた、本当に見せたくないと思っていたら鍵がかかると。それが、これなのだろう、きっと。
「坊ちゃんがそれでも君にここまでダイブを許してきたのは、刑を受けないといけないって気持ちがずっとあるからなんだよ。そうやって無理やり君を受け入れてきた結果生まれた歪みが、同時に存在し得ないはずのロニなんだよ。この階層は、罪状を知らない人はそもそも入れないはずだった」
「……」
「いいかい?君が僕の制止を振り切ってすぐにまたダイブをした場合、君は第四階層を最初から丸々やり直すことになる。君はまた丘の上から開始。坊ちゃんは宿屋に捉われていることだろう。でも、君は絶対坊ちゃんを助けられない。また同じように坊ちゃんは処刑される。君もあんなのはもうごめんだろう?……あの刑は、当然坊ちゃんの心にも影響するよ。……あんなのを繰り返してたら、いつか坊ちゃんの心が崩壊しかねない」
「なっ!」
背筋が凍った。あの苦しみを、やはりジューダスもまた感じているということか。
「確かにこの階層を放っておいたからといって、刑にかけられる坊ちゃんの苦しみは変わらずあり続けるけれど、ダイブをしているのとしていないのとではその差は激しい。ダイブをしていなければ、まだ妄想で済まされるけれど、君がダイブすることで精神世界の想像は現実に近くなるんだ。わかるね?」
「……」
「君は罪状を知らない限りこれ以上ダイブしてはだめだ。……現実世界の坊ちゃんに直接聞いてもダメだよ。ここまで精神世界で徹底して隠されていることを現実でやすやすと話すわけもない。そうとう現実での状況の変化が起きないと無理だよ。諦めるんだ」
心の護はただただ、ジューダスを想ってそう言った。
俺がダイブをすることで、ジューダスに害を与える。そう言われては、ダイブを止めざるを得ないだろうが。諦めるしか、ないだろうが。あの海水による死の恐怖はいまだに拭えない。それを何回もジューダスに味あわせるなんて出来るわけがない。心の護が言うように、そんなのは無責任な勝手な行動だ。
「わかったね?」
念を押して聞く心の護に、俺は力なく頷いた。
「……わかった」
「それじゃ、現実世界に戻すよ。……さようなら、ロニ。それでも、ここまで来てくれたことには一つ、感謝しておくよ」
心の護から初めて漏れた感謝の言葉を最後に、俺は現実世界に戻された。
「ハァ、ハァ……ぁっ……ハァ」
意識の遠くで、荒い息遣いが聞こえてくる。それはどんどんと近づいていき、はっきりと現実に返ってきたことを実感したときに、直ぐ目の前から発せられていることに気づいた。
いつもダイブが終わった後はレンズ越しに手をつないだまま、茫然としているジューダスがいるはずなのだが
「ジューダス!?」
俺が持ち上げていた右手の上にジューダスの手はなく、ジューダスは俺の足元に倒れこんで胸元を押さえ、荒い呼吸をしていた。俺は慌ててレンズをベッドに放り投げて屈みこむ。
「ジューダス、おい!どうした!」
「ヒュッ……ゲホッ……ハァ……」
ヒュウ、ヒュウ、とジューダスの喉から無理やり酸素を取り込む音がする。呼吸がやけに速く、薄い肩がびくついている。過呼吸か!?ジューダスはコスモスフィアでの出来事を記憶しないはずだが、やはりあの海水で溺れる感覚が影響したのか。
「ジューダス、落ち着け。呼吸をゆっくりするんだ。息を吐け」
「ハッ……あ……ハァ……」
丸まった背中を撫で、体を俺の方へと寄せてもたれさせてやる。仮面のでこぼこしてるのが痛いが気にする余裕もなかった。ジューダスの体は可哀想なほど震えていた。
「ジューダス……っ!」
「あ……」
今まで硬く閉ざされていた瞼が開く。同時に、呼吸が少しずつ落ち着いてきた。
「とりあえず、ベッドに移動するぞ」
足に腕をかけて持ち上げる。初めてだが、軽い。
直ぐ後ろのベッドへと移動させてやる。意識が戻ったのか、起き上がろうとするのを無理やり押さえつけた。
「大人しくしろ」
そして再度背中をさする。これは、完全にダイブの影響だ。なんてことだ……。処刑を止められなかったことを、今になって激しく悔やんだ。
「ロニ……もう、大丈夫だ」
「あ、あぁ……」
背中をさすっていた腕にジューダスの手がかかり、止められる。俺はベッドに乗り上げていた肩膝を戻した。
ジューダスは布団にしがみつくようにシーツを掴み、ぎゅっと一度体を硬くして、そして大きく息を吐いた。
「……何か、見たのか」
「……何かって?」
「ダイブして、何か……わかったか」
俺は小さく首を横に振った。こいつは確認しているのだろう。俺に知らせたくなかった罪状とやらが明かされたかどうかを
「未だにお前の素性も素顔も、本名すらも何もわかってねぇよ」
「……そうか」
ジューダスの瞳が揺らぐ。俺の答えは安堵をもたらしているようには見えなかった。今も尚、不安で揺らいでいる。
「ただ、今回のダイブがお前に負担をかけちまったのは明白だ。……悪かった。暫くは…………しねぇよ」
もうずっと、できないかもしれない。そう伝えることはできなかった。完全に諦めることはできない。だが、心の護が言う罪状というのを知れる機会が来るまでは、少なくともダイブはしない。
「……そうか」
「もう、休もうか。悪かったな、ジューダス」
俺はベッドから離れ、ソファへ向かう。ごそごそと、背後でジューダスが寝返りを打つ音が聞こえた。
「謝るな」
小さくジューダスの声が響く。
「……ロニ、僕は……そのときが来たら」
ぎりぎりで聞き取れるか、取れないか、そんな声量だった。
「覚悟している……好きにして、いい」
ごそ、と布団を引き上げる音。ジューダスは布団にもぐりこんでしまったようだ。
俺は部屋の電気を消し、度の荷物の中から毛布を取り出し、それに包まってソファに寝転がった。
好きにしていいって、あんな風に、処刑されていいってことかよ。ふざけんな。
そう、どれだけ口に出したとしても、今は決して届かないんだ。
■
ギロチンは飾りです^p^ 処刑台っていうイメージが形になっただけです。
実際の処刑はジューダスの中に根強く深い傷として残っている、実際の死である溺死という形になりました。
そんなわけで、第四階層は夢イベントクリア後じゃないと進めません★ミ
最初は普通に第四階層は改変現代でクリア。夢イベ後から第五階層って思ってたのですが、第四階層妄想しているうちに、先に進めなくなるっていうのも面白いなって思いまして。パロ元の原作でもよくありましたしね。メインストーリー一定まで進めてヒロインのこの情報を知っていないと進めない的な。思わぬ再現ができてよかったです。
ただ、第四階層でやるにはちょっと重たい内容になった気がします。というのも、第五階層がちょっと軽いので階層逆転していてもおかしくない感じ……まぁこまけえこたあぁいいんだよ!!!!!!
過呼吸ジュダちゃんと半ギレシャルがかけて楽しかったです。ブヒィw
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はじめまして!内緒です!ようこそおいでくださいました><!コメント残してくださりありがとうございます!!飛び上がるほど嬉しいです!
おぉおお!私も愛されジューダス大好きなんですよぉおおおお!!好きなキャラクターは徹底的に愛されたい派です><ただ分かりやすく愛されてもらうために他キャラクターに心配かけさせるようなことをジューダスにさせちゃう内緒は鬼畜です><すみません><!
カイジュロニジュ愛してくれてありがとうございます!うちのサイト唯一のR18が愛されてくれて嬉し恥ずかしです!w内緒は実は内心はすっごいドエロなんですが恥ずかしくて中々表に出せないむっつりスケベです><!でもいつかロニジュのR18も書きたいとか思ってますww
小説、分かりやすいですか!?私は小説を書くって事に関してはもうひっどい有様なのでwwなかなか自分の中で萌えた妄想を最大限に引き出せないのでメリークルシミマスです><そう言っていただけると苦しみが和らぎます!
誰かに視点を合わせるとそのキャラクターの心情を細かく書けるので気に入ってます!ただ、その変わりにそのキャラクターが現時点で気づき得ない描写とかが書けないのが苦しいところですね><diveもやってて途中でジューダスは実はここではこんなことを思っている、そのことを書きたい!でも書けない><とかなったりしてw小説って難しいです!
応援ありがとうございます!dive熱は今のところかなり萌え上がってるので結構さくさく更新していけると思います!暫くblog更新なのであげたとしても中の小説は短かったりするかもですけどね>w<今回はあまりに場面がツボだったので一気に書き上げちゃいましたww
今後ともよろしくお願いします!!