ハートありがとうございやす!!!! 嬉しいです!!!
ほんのちょろちょろっとだけ、diveの後日談書いていきやす。
起承転結も何もないだらだら~っとした内容ですが……!
一頻り抱き合い、互いに記憶と想いがあの時と同じようにあることを確かめ合った。奇跡の再開、再び共にあの続きを行けるのだという、その感動に涙した。
ここから、始まる。ここからなのだ。コスモスフィアで起こした出来事は、今そのまま現実となった。
――ここからは、本当の世界で
そう穏やかに笑っていたあのジューダスは、今腕の中にいる。
「帰ろう、ジューダス。クレスタへ。そして、一緒に生きよう。俺と一緒に、ずっと」
こくん、と腕の中で ジューダスは頷いた。
■(あ、本編ここまで書いてしまったらよかったかも)
「ロニ、スタンはいるのか?」
クレスタへと続く道を歩みながら、ジューダスは聞いた。
「あぁ。元気にしてる」
「そうか。よかった」
「会いにいくか」
「……」
聞けば、ジューダスは少し俯いた。
「なんだ、不安か?」
「……少し」
「はは、きっと喜んでくれるさ。何も心配することねぇよ」
そこまで言って、ふと俺は疑問に思う。
「スタンさん達はお前がヒューゴに逆らえなかった理由、知ってるのか?」
ルーティさんとジューダスの血縁関係や、ヒューゴがミクトランに操られていたことはわかっているだろうが、その点はどうなのだろうか。
「……どうだろう。わからない。ただ、本で読んだとき、四英雄が人質を解放したことは記されていた。多分、マリアンだと思う」
「そうか。じゃあ、きっと知ってくれてる」
俺は安堵して表情を和らげた。かつての仲間がジューダスが一人抱え込んでいた想いを何も知らぬままだったというのなら、それはあまりにも寂しい。きっと知ってくれたのなら、あの優しい人たちのことだ、きっと自分のことのように傷つき、悲しみ、そっと仲間を偲んでくれたことだろう。それだけで浮かばれるものがある。
「それでも……僕は、あいつらを……ルーティを、酷く傷つけた」
「……そうだな。だからこそ、ちゃんと会いにいこうぜ」
「あぁ……もう、後戻りはできないしな」
ジューダスは自嘲の笑みを浮かべた。自分の墓石を海に捨てたのはジューダス自身だ。そう、もう後戻りはできやしない。あの時既にジューダスは決意しているのだ。
俺はジューダスの頭を豪快になでて笑みを浮かべる。ジューダスは少し嫌そうにしながらも手を振り払いはせず、ぼそっと呟いた。
「なぁ、ロニ」
「ん?」
「……ルーティの往復ビンタとやらは、そんなに痛いのか」
その、ジューダスに似合わぬ少し情けない言葉に、俺は噴出して笑ってしまった。
「めちゃくちゃいてぇ」
ジューダスの表情から元気がなくなるのに、俺は笑いながら宥めるようにぽんぽんと頭を叩く。
「腫れたら俺が冷やしてやるよ」
クレスタの入り口に、見慣れた金髪と、それに寄り添う栗色の髪が見えて俺は大きく手を振った。
「ジューダス!!!!」
「カイル、それに……」
カイルはジューダスの姿を見て文字通り跳んで喜ぶ。ジューダスも微笑んで応え、その隣へと目をやった。
「リアラ、お前も戻れたのだな」
「ジューダス。えぇ、良かった」
「まったくもー! ロニったらリアラを紹介する前にとんでいっちゃうんだもん!」
「あー、わりぃわりぃ。そういや、お前らも全部思い出したんだな」
「当然!」
かつてのように、四人揃って立つ。たったそれだけのことが、とても嬉しい。
「またこうやって会えるなんて、夢みたいだ」
そう言って、みんなで笑いあった。
そういえば、と俺はカイルに目を向ける。
「カイル、旅はどうするんだ?」
「ん、ん~、そうだなぁ。リアラと一緒に旅はしたいかな! でも、その前に父さんと母さんに言いたいことがたくさんあるんだ」
「あぁ、そうだな」
「ロニたちは?」
問い返され、俺は一度ジューダスと視線を合わせた後に告げる。
「俺たちはクレスタに残ろうと思う。悪いな、カイル。旅するときはついてってやれねぇ。今はゆっくり一所に留まりてぇ気分なんだ。こいつと」
「そっか」
カイルはニコッと笑って答えた。
また四人で旅をするのも悪くない。だけれど、今はジューダスをこの町の住人に迎えたい。その想いが強かった。
「いいか? ジューダス」
「あぁ。不思議と、僕もそうしたいと思っていた」
僕らしくないな、と小首をかしげながらも、少し頬を染めてジューダスは言う。俺は照れくさくなって鼻をこすりながらへへ、と笑った。ジューダスは少し皮肉な笑みを浮かべる。
「それにしても、まさかお前がカイル離れするときがくるとはな」
確かに。言われてみればカイルが旅するのをついていかず見送るなんて、昔は考えられなかったことだ。だが、あの旅であいつは成長した。そして、俺も。あいつはきっと大丈夫だ。リアラも隣にいるしな。
「その代わり、今はジューダスから離れられなくなってんだけどな、俺」
カイルのときのような心配だから、という理由だけでなく、……愛おしいから。ずっと一緒にいたい。
「……馬鹿が」
ジューダスは顔を真っ赤にして俯いた。
カイル、リアラ、ジューダスを外に残し、まず俺一人で孤児院のドアを開けた。
旅に出ると意気込んでから数時間でデュナミス孤児院に戻った俺に、ルーティさんは忘れ物でもしたの? と呆れた顔を見せた。俺は苦笑いを浮かべながら答える。
「実は、旅はもうしてきたんです。長い、旅を」
「は?」
「それで、そこで出会った大切な人や、旅の出来事をお二人に伝えたくて」
後ろを振り返り、扉の向こうで俯いているジューダスを手招きする。
「とりあえず、仲間の一人、ジューダスから」
意を決したようにジューダスは顔を上げ、俺の横を通りルーティさんとスタンさんの前に立った。仮面を被っていない素顔のジューダスを見て、二人は大いに動揺してみせた。目を丸め、声を震わせる。
「……は、初めまして。なんか、よくわからないけれど、うちの子がお世話に、なってます?」
かつての仲間と瓜二つの人が目の前に現れ、それでも18年の月日と既に死んでいるという現実から、ただ顔が似ているだけの他人と受け取ったのだろう。ルーティさんは懸命に笑顔を貼り付けながら挨拶をした。
その痛々しい笑みにじっと顔を向け、やがてゆっくり、ジューダスは告げた。
「……ルーティ、スタン……僕だ」
二人とも、ぴしっと固まった。それはもう、時が止まったのかと思うくらい。
俺は思わず孤児院の掛け時計に目を向ける。カチ、カチ、カチ、と時を刻む音だけが場を支配していた。もう一度二人へと視線を戻してみる。ルーティさんの瞳はがくがくと揺れていた。
「嘘よ。……くだらない冗談はやめて。怒るわよ」
「嘘じゃない。色々、あったんだ」
ルーティさんの声がひどく震えている。今にもひっくり返ってしまいそうなほどに。方やジューダスはずいぶんと落ち着いた声だった。
ルーティさんは首を僅かに横にふるふると振るわせる。目の前の光景を振り払うかのように。夢か幻を見ているのではないか、そんな疑いの目。ひどく傷ついた目をしていた。心配になって、思わず俺は眉を寄せる。そんなルーティさんの肩に、大きな手がぽん、と置かれた。
「ルーティ」
スタンさんの手だ。
ルーティさんはスタンさんを見上げ、スタンさんはその伺うような視線にうなずき返し、震える瞳をジューダスへ向けた。
「リオン、なんだな?」
スタンさんの声は力強いけれど、それでもやはり、少し震えている。
ジューダスはこくんと頷いた。
「あぁ」
スタンさんの目が細められた。ルーティさんはスタンさんの体にふらつくように少し寄りかかる。
「嘘……嘘……どうして」
真っ直ぐ立っていたジューダスが、少し重心を傾け、右手で左腕を抱くようにして一度俯いた。
「その……」
消え入りそうな声で、ジューダスは告げた。
「わ、悪かった」
その途端、ほぼ同時に二人はジューダスへと飛びついた。
一瞬早くルーティさんの平手が一発、ジューダスの左頬へあたる。その一瞬後には、スタンさんがルーティさんの体ごとジューダスを抱きしめた。そして二人してわんわんと泣き出した。それはもう、声を上げて、大の大人だというのに子供のように、号泣しだしたのだ。
外で遊んでいた子供たちが何事かと驚いて扉へと集まる。外から様子を伺っていたカイルはリアラと一緒に子供たちを宥めながら外へと走っていった。気が利くようになったな、あいつ。
「リオン! リオンなんだな……! お前、馬鹿野郎! お前、……くそ! リオン!!」
言葉にならない何かしらの訴えを、二人は懸命にジューダスにぶつけていた。それは恨み言であったけれど、どこまでも愛に溢れた言葉だった。
ジューダスはそっと二人の背に手を回していた。ここからでは顔は見えないが、きっと穏やかな表情をしていることだろう。
二人が泣き止むまで、俺は静かに見守っていた。
ぱっと思いついた限りは、こんなところかなぁ!
その後ゆっくりみんなで旅のことお話するんだと思うん!
で、カイルとリアラは旅に出て、ロニジュは一緒にパン屋でもやるかえ?
ジューダスが孤児院の子供たちと一緒に遊んでくれるようになるなんてほのぼの話しがあってもいいなぁ。ホープタウンでちょっとしか遊ばなかった対比でさ! 丸くなったな~ジューダス 地に足ついたな~ジューダス!って感じがあってもいいかもしらんね!
あとはやっぱ ルーティさん、弟さんを俺にください! とか スタン、ルーティ、お前らの息子を僕に…… とかあってもwwwwwwwwwいいかもwwwwwwwねwwwwwwwwww(爆笑)
スタンとルーティは「ファッ!?」ってなればいいと思うよ楽しいよ。
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