ローさんとセンゴクさんと二人で酒飲んでほしい

OP妄想書き殴り
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相変わらず妄想ネタ詰め合わせにしようとして長すぎて単品にしたあれです。

なにはともあれ!ローさん酔いに任せてコラさんのことをつらつら語れ!!!!

なんか前のコラさんからのトーンダイヤルの語り部がローさんになったバージョンみたいな感じだけど、ネタかぶってる感が半端ないけど、ええねん。こういうの好きやねん……。

 

 

なんかもう色々あって何故か麦わら一味・ハート・センゴク、ガープあたりで酒飲むことになってほしい。いつもの立場とか関係なしに、今はただひたすら酒を飲んで語ろうって話になって。ガープは個人的に好きだから巻き込んだ()ガープさんはルフィに会いにきたんだよぉ!

 

で、ガープとセンゴクがそれはもうしこたまローさんを酔わすの。ローさんにくっそ度数の高い酒をそうと気づけないように飲ませまくりながら、センゴクからコラさんの話を語って聞かせてあげるの。

ローさんとしてはやっぱりその話を聞けるのは嬉しいわけで、すっかり話のとりこになりながらぐでんぐでんに酔って正体なくしてまう感じ。まぁ、当然センゴクさんはそうすることでローの口からロシナンテの話を聞きたいなって思ってたっていうあれでね。

 

ガープさんは最初ルフィにうっとうしく絡み始めるんだけれど、センゴクがどうしても話したい相手がいるって言ってたローとの会話が結構気になってて、聞き耳こっそり立ててる感じで。

麦わら・ハートたちもおのおの飲んでたんだけど、ちょっとローの話気になったりなんかしたりとかね。ね。(相変わらずの聞かせたい病)

 

で、センゴクさんは、ロシナンテがどれだけ正直者だったか~みたいな感じのこと話して、そのあたりからローさん酔いに任せて色々語り始めてくれるっていう妄想。

相変わらずの会話だらけで進むます。

 

「ずりぃ……」

「……ずるい?」

「あの人、おれには嘘ばっかりついてたぞ」

 

「口がきけないって嘘ついてたし、海兵だったし」

「まぁ……スパイだからな」

「ドジな癖にドジなのは嘘だなんて即効でばれる嘘も吐いてた。なぁ、本当に正直者だったのか?」

「それは……うむ……嘘を吐き続けられないのがロシナンテなんだ」

「……そうだな」

 

「口がきけないことにしておいて良かったな。口閉じてねぇとボロがでてたかもしれねぇ。ほんっと、ドジだから、あの人」

ポツポツとロシナンテのことを話し始めたローにセンゴクは嬉しそうに少し表情を和らげた。

「出会った当初は、どんなだったのだ。お前と、ロシナンテは」

「あんた大体わかってんじゃねぇのか。最悪だった。知ってんだろう? あの人、ファミリーでは子供嫌いで通ってたんだよ」

あぁ、そうだったな、と、センゴクは頷く。幼い子供を海賊にさせぬよう、いじめることで追い出そうとしていたのだ。「子供がファミリーに加入してきました、どうすればいいでしょうか」と、そう悲壮な声でセンゴクに相談したのはロシナンテで、追い出す為に心を鬼にしろと告げたのはセンゴクだった。

「ベビー5やバッファロー……あぁ、当時ガキだった奴な、あいつらにも容赦なかったし、ベビー5は女だってのにな、何度もぶっ叩いてた。おれは鉄の山に何度も放り投げられたぞ。死ぬかと思った」

「ははは……まぁ、愛ゆえだ。ガープなんかも孫を何度も山へ放り投げたと言っていた」

「ガハハハハ! 爺ちゃんの愛だ!」

「海賊より海軍のがよっぽど頭狂ってねぇか?」

 

「まぁ、それで……腹が立ったからな。殺してやろうと思って、後ろから刺した」

「ブッ!!!!」

「まぁ、あんときゃちょっと荒れてたからな、おれ」

突如物騒な言葉に酒を噴出したのはセンゴクを含む数人。そのうちの一人であるウソップは声を荒げた。

「いやいやいや、荒れすぎだろ!!! お前当時13歳なんだろ!?」

「いや、ファミリー加入当時だからまだ10歳だな」

「ありえねぇ!!! こわ!!!」

「そのガキを鉄の山に頭から突っ込ませるあの人も相当だけどな」

お、恩人って話じゃなかったけ。と、ここから一体何がどうなったら恩人になるのやらと、一部の人間は頬を引きつらせた。

「まぁ、そういうわけで、ガキだったからな。殺し損ねちまった上にベビー5達に見つかっちまってな。ファミリーの人間に手を出したことが知られりゃ、ドフラミンゴに殺されるって騒ぎ立てるところだったから、ベビー5らはアイスで買収したんだが……」

「仲間刺されたことをアイスで黙るってどういうことだよ……」

「コラさんの方はな、そんときゃ傷深かったし、死ぬだろって適当に思ってたんだが、まぁ実際は急所外してたしな。とはいえ、ファミリーが集まってる中、変わらねぇ位置に座ってタバコ吸ってるの見たときは、おれの悪運もここまでかって肝を冷やしたもんだ。逃げようと思ったのに見つかって連れ戻されちまったし」

「お前なぁ……」

「でも、言わずに黙っていてくれた。当時は意味がわからなかったんだがな……今ならわかるよ」

 

「お前がロシナンテと旅をしたのは半年間、だったか。旅が始まる頃には、関係は良好になっていたのか?」

「いや、全然」

「……むぅ」

「旅が始まって暫くも、何度も逃げ出してやろうと思ったし、腹が立って何度かぶん殴った」

「……」

「仕方ねぇだろ。大体コラさんが悪いんだ」

 

「大体な、あの時おれの余命は後1年あるかないかだったんだ」

唐突な告白に、センゴクと、ローが過去に患っていた病気を知っているペンギンたちを除く者は目を丸めてローへと視線を向けた。当のローは酒に酔って体をカウンターにだるそうに半ば突っ伏しておりその視線に気づく様子はない。

「おれはあの時、残った貴重な時間を全部破壊に費やしたかったんだ。残りわずかな寿命くらい、おれの好きなように使わせろってのに、それをあの人、おれを拉致して病院連れまわしやがって」

チョッパーはローに視線を向ける。病気だったのか、と小さく呟いた。

「まとも取り合うどころか、殺されかねねえから嫌だつってんのに、おれの話を聞きやしねぇ。案の定、騒がれたら、あの人、何したと思う? その病院を爆破するわ、医者を殴るわ……大体あの人海兵だろ? あれよかったのか? 海兵で」

センゴクは思わず苦笑した。同時に、ローの境遇と、それを見てきたロシナンテの苦しみを想像し胸を痛ませた。もしも私用だと言ったあの日、珀鉛病を治す為に病院を探すと告げられていたなら、きっとセンゴクは不可能だとロシナンテに絶望を突きつけていただろう。でも、きっとそれでも、ロシナンテは病院を探したのではないだろうか。そう思った。もしも、そうなったら、私はいったい何をしてやれただろうか。

「ほら見たことか、だから無理だって、治らねぇって言ってんのに、次はきっといい医者が見つかるはずだ、とか。この病院は大きいからきっといい医者がいるに違いないだとか、夢物語ばっかり並べ立てて。病気治ったら何をしようかとか、お前は医者になれるだとか、二人で旅してみるか、とか、夢を一人で勝手に語りやがって、じゃあドフラミンゴのところに戻るっつったら、それはだめだとか、マジで自分勝手で。おれが絶対いい医者を見つけてやる、なんとかしてやるから、泣き言いうなって勝手なこと言いやがって」

つらつらと文句半分にずいぶんと多弁になったローに、センゴクは目を細める。きっと、沢山言いたいことがあったのだ。ずっとずっと、心のうちに秘めていたのだ。それを愚痴のようにぶつぶつ呟き続けるローが、なんとも健気で愛おしく見えた。

ローは拗ねたように告げているが、その反面、それらの言葉に救われていたのだということが伝わってくる。

「そのくせ意味不明なところでこけるし、タバコ吸うたびにコート燃やすし、今日はご馳走を作ってやるだとか言って、何が出てきたと思う? 真っ黒な炭の液体みてぇなのが入った鍋をまぬけ面して見下ろしてた。仕方ねぇからその日からおれが飯作ることにしたんだ。病気で死ぬ前に料理で殺されると思った。そんな間抜けな死に方だけはごめんだろ。どっちが世話してんのかわかりやしねぇ。おれの残り時間何に使わせてんだよと」

 

「病院探しが一切成果の出ないままに半年経って、いつも変にテンションの高いコラさんも、さすがに参ったのか気落ちして見せたことがあった。漸く諦めてくれるかと思いながら寝ようとしてたら、鼻啜る音が聞こえてきてな……泣いてたんだ。いい歳して。もともと無謀な旅だったんだから、そんなに悔しがらなくていいだろ、気にせず諦めりゃいいのにって、正直呆れた」

 

「けど、この期に及んで諦めねぇんだ、あの人。勝手におれに同情して泣いてたんだ。まだガキなのにもう自分は死ぬなんて言うなって……それで……あの時……おれに刺されたとき、痛くなんかなかったって。痛いのはお前の方だったよなって、言って、くそだの畜生だの言いながら、鼻水啜って泣きながらずっこけてんだ」

 

「とんだお人好しがいたもんだよな……こっちは殺す気で刺したってのに、ほんと、まぬけで変な人だ。あの時おれに殺されていたかもしれないのに。……コラさん……あの時わざと、刺されたのかな。傷が深くなったのはいつものドジとかか? いや、刺されたのもドジか? もうわかんねぇな。……とりあえず、まぁ、なんか……殺そうとしてたおれの方が馬鹿みたいに思えてきてな」

でも、やさしいコラさんのことだから、きっとおれの痛みを取って代わろうとしてくれたんじゃないかと、そう思うのだ。

「なんか、もう、いいやって。この人が馬鹿みたいに泣きながらおれを看取ってくれるんなら、もう、それでいいかなって。人間なんて単純だろ? 感情的になっちまっても、周囲に自分より同じ感情爆発させて暴れてるやつがいりゃ、不思議とこっちは冷静になっちまうもんだ。あの人ほんと何かにつけて大げさでさ、なんかおれの中の行き場のなかったもん、勝手に取って代わって、あの人が怒って、悲しんで、泣いてくれるから」

 

「なんか、自分でも不思議に思うくらい、あの涙に救われた」

 

「それからな、ずっとコラソンって呼び捨てで呼んでたのをやめて、まぁ、ちょっと、敬いをこめて、コラさんって、さん付けで呼ぶことにした」

顔が赤くなっているのは酒だけが原因ではないだろう。照れくさそうにローは言う。

「あの人、すごいまぬけ面してさ」

そのときを思い出したかのように、くくく、とローは笑った。皮肉や不適な笑みしか見せない彼が珍しく見せた、心のそこからの笑みだった。

「もっかい呼んでって煩いんだ。そんなに喜ぶことじゃねぇだろうに」

 

「それからも、あの人はめげずに病院を回ってくれた。相変わらず夢を語りながら。他所の海にはそれはおいしい海上レストランがあるんだと聞いては、治ったら探しに行ってたらふく食おうとか。サクラナミキっていう美しい景色が世界のどこかにあるのだと、病を忘れるほどの光景らしいと聞いては、絶対見にいこうって目を輝かせながら言って」

 

「病院行くときは、能力使って周囲の声が聞こえないようにしてくれた。顔見りゃ何言われてるかなんて大体わかるって言ったら、抱き込んで視界を塞いでくれた。無音の中、あの人の心臓が脈打つ感覚が伝わってきて、おれはあれが結構好きだった」

 

「優しい人だった。どこまでも、ありえねぇくらい。あったかい人だった」

 

「大好きだった。大切だった。あの人の腕の中で死にたかった。それだけでよかったんだ。コラさんは泣くかもしれないけど、おれは十分それで、満足だったんだ。コラさんがしてくれる未来の約束は、悪いが、守れねぇって思ってた。大分、体白くなってたし、歩くのもかなりきつくなってきてた。でも、コラさんが一緒にさえいてくれりゃ……おれは……」

チョッパーは何かに気づいたように息を呑み、目を丸めた。北の海、病気、取り合うどころか殺されかねない、体が白く。それらの情報を統合し、チョッパーは答えに行き着き、彼が残りの寿命を破壊に費やしたいと願うほど心を荒ませていた理由を悟った。同時に、そんな彼にずっと寄り添い、彼の心を癒した恩人への想いが痛いほどわかって、ぎゅっと拳を握り締めた。

 

「コラさんには、命を救われたけれど、でも、その前に……心を、救われた……。それだけで、……それだけで……」

 

「なんで、そこまで、してくれたんだろう」

 

「……言ったはずだ。受けた愛に理由をつけるなと」

「……でも、だって、あんた、コラさんの育ての親だったんだろ。そんなあんたも、裏切るつもりで、あの人は、全部敵に回してまで、オペオペの実を……」

 

「あの人には、任務があった。使命もあった。ドフラミンゴを止めたいって言ってた。国を救うために情報も集めてた。なのに……」

「それでもお前を救いたかった。ただそれだけだ。ロシナンテの愛を疑うのか」

「……そうじゃ、ねぇ。ただ、悔しいだけだ」

 

「おれは、あの人から奪ってばっかりだ。全部奪って、生き残っちまった。何も返せなかったんだ」

「……やめろ。あいつは見返りなぞ望みやしない。ドフラミンゴに無謀に挑んだ結果死んでいたら、それこそ、あいつは浮かばれなかった。もう、あんな無茶はするな」

「……うるせぇ。あれは、ケジメだったんだ、おれにとっての……。あの人が全てをかけておれを守ってくれたから、おれも、あの人がその為にかけたものを、取り戻したかったんだ。おれが奪っちまったものを、返したかったんだ」

センゴクは首を横に振ってため息をついた。ローの気持ちはわかるが、もしそれで先の事件の際にローが命を落としていたら、ロシナンテの想いはどうなるというのだ。本当に、この男はちゃんとわかっているのだろうか、そう思って思わず呟いた。

「過去に、囚われすぎだ。全く。……お前は、好きに生きればいいんだ」

もっと、前を向けと、それこそがロシナンテの望みなのだからと、そう告げる。だが、それはロシナンテ同様、あまりに一方的な愛の押し付けであったことを、センゴクはローの震える肩を見て悟った。

「……仕方ねぇだろ、コラさんが悪いんだ」

 

「綺麗な景色、一緒に見ようって言ってくれたのに、嘘ついたのはコラさんだ。おれは、もし叶うなら、一緒に見たかった。隣町で落ち合おうって約束したのに、おれは殺されねぇって言ったのに、未来の夢も、全部嘘にしちまいやがった。コラさんが悪い。おれは、一緒だったら、なんでもよかったんだ。一緒じゃなきゃ……意味、ねぇんだ。あの人が正直者なんて、嘘だ。あの人はうそつきだ。そんな未来を少しでも夢見たおれが馬鹿みたいじゃねぇか」

 

ローは肩を震わせながら、押しつぶされそうな声で言う。

「だから、しかたねぇじゃねぇか。残ってたのは、それだけだったんだ。やりてぇことは、それしかなかったんだ。そうしてねぇと、そうしねぇと、おれは……」

全てを失い、破壊による復讐しか残っていなかったローからそれを奪い、代わりに夢と自由を与えたのはロシナンテだった。だが、その与えた夢を奪ったのも、ロシナンテだった。

たった一つ残った自由は、あまりにも孤独だった。お前は自由だ、どこへ行ってもいいと突如言われたとて、行き先も、辿り着くべき場所もわからぬまま歩き続けるのはどれだけ苦痛か。それも、多くの死に押しつぶされそうになりながらの歩みだったのだ。

それでも、ロシナンテがくれた自由だからと、懸命に生き抜いたに違いない。悪魔の実の能力があるからとはいえ、当時たった13歳の子供。それが、不治の病とされていた珀鉛病をたった一人で治して見せたのだ。彼は懸命に、ロシナンテの愛を受け入れようとしていたのだ。

センゴクはローの震える背に手を当てた。

「……そうだな、……悪かった。……お前は、よく、頑張ったよ」

 

「ロシナンテのドジには困ったものだな。……あやつも、本当はお前と一緒に生きたかっただろう。許してやってくれ」

「……いやだ。五回くらい殴りてぇ。あの人、ほんと自分勝手なんだ」

ずず、と鼻を啜る音が聞こえる。ローは涙を零しはしなかったが、その目には膜が張っていた。酒で僅かに顔を赤くし、とろんとした目で寂しそうに呟く。

「会いてぇな……」

あまりに切ない願望だった。

「そう急くな。思い出話になら、また付き合う」

「……ん」

センゴクは背に当てていた手をローの頭に置いた。撫でるわけでもなく、ただ置かれたその大きな手が、ローの心を落ち着かせる。コラソンもよく、ローの頭にこうして手を置いた。病院へ行く前や、行った後。ローが苦しみを感じているときに、おれがここにいる、とそう伝えるように頭に手を置くのだ。

「……やっぱ、育ての親だけあんのな」

「……ん?」

「あんたの手、コラさんみてぇだ……」

とろん、と安堵に落ちた瞳が、ゆっくり閉じられ、やがてローはそのまま寝入った。センゴクはその姿に小さく感嘆の息を吐く。この感覚は、幼いロシナンテと過ごしたときによく感じた。きっと、己がロシナンテを想ったのと同じ感情を、ロシナンテもローに抱いていたのだと実感が沸く。ロシナンテとトラファルガー・ローは、間違いなくかけがえのない愛を築いていたのだ。

 

 

寝入ったローにブランケットを持ってきたのはハートのクルーだった。クルーはあえて自分でローの背にブランケットをかけず、センゴクにそれを手渡した。センゴクは受け取り、それをローにかけてやった。ローは穏やかに眠っている。それを愛おしく思いながらも、センゴクは重く息を吐いた。

ロシナンテが何を想い逝ったのか。それを聞くことができたのは嬉しかった。酒の力もあり、ローがどれだけロシナンテを想っていたのかも十二分に聞けた。亡きロシナンテをそれだけ想ってくれる人がいるのは素直に嬉しいと感じる。だが、同時にセンゴクは深い負い目を感じるのだ。吐く息も重くなる。

軽い足音が近づいてきた。振り向けば小さなトナカイがその目に僅かな怒りを宿してセンゴクを見上げていた。

「話がある」

「何だ」

短い言葉の応酬。だがセンゴクはなんとなく、このトナカイがその負い目を暴きにきたのだと悟っていた。その予想は違わず、トナカイは短い言葉でセンゴクを責め立てた。

「トラ男が昔患ってた病気って、……珀鉛病だろ」

「…………」

センゴクは硬く目を瞑る。だがトナカイはその沈黙を許しはしなかった。

「なぁ……! 珀鉛病って……!」

その後に続く言葉も、センゴクは手をとるようにわかった。このトナカイは麦わらの一味の船医らしいとはガープに聞いていた。随分と優秀な医者だ。

「……聞き流せ」

今は、海賊も海軍もない、ただの知人同士の宴の席。どうか聞かなかったことにしろと、センゴクは言う。だが、チョッパーの目に宿る光は一切衰えない。

「ダメだ! おれは医者だぞ!」

やけに楯突くチョッパーの姿に、酒場の空気が冷えた。

「もう、こいつの病は治っている」

「そうじゃねぇだろ!!!! ふざけるなッ!!!!!」

「チョッパー? どうしたのよ?」

ナミが珍しいチョッパーの姿に驚きながら声をかけるが、チョッパーの視線はまっすぐセンゴクに向けられていた。

「珀鉛病は感染病だって! だから、あの国の隔離処置は苦渋の決断だったんだって……! そう公表したのは、周辺国にそれを許したのは、世界政府だろ!?」

「……」

「でも、トラ男は珀鉛病だったのに、二年もドンキホーテファミリーに居たんだろ!? いろんな病院も回ったんだろ!? でも、珀鉛病はあの国以外で発症の確認はなかった! なぁ……っ! 珀鉛病は、感染病なんかじゃ、なかったんだろ!?」

国の人間全員が一斉に発症した。それだけの感染力を持つ危険な病気として扱われた。それが、その感染者が、3年間海賊の仲間となり、自由に動き回っていたというのに、以降感染者の情報が一切ないなど、おかしい。そもそも、珀鉛病はやけに情報規制がかけられていた。医者として、その違和感を不審に思っていたのだ。そして今、チョッパーは確信していた。あれは政府の落ち度だったのだと。

センゴクは硬く瞑っていた目をゆっくり開けた。

「……トラファルガーが起きる。場所を変えよう」

チョッパーの目に更なる怒りが宿る。

「トラ男に、聞かせたくないってことか!」

「この男は既に知っているはずだ。海軍を、世界政府を憎んでいると……ロシナンテから聞いている。下手に感情を煽ることでもない。お前たちが聞かされていなかったのなら、聞かせたくない話だったやもしれん。それだけだ」

 

 

センゴクとチョッパーが酒場から出れば、ぞろぞろとそれに続いて麦わらの一味の一部の人間と、ハートのクルーの一部がついてきた。ゾロは残って酒を飲んでいるが、珍しくこういった話に首を突っ込まないルフィが一緒に出てきていた。ハートのクルーはベポと一部の人間がローを守るように酒場に残っているが、こちらも大半が出てきている。

夜風が冷たく吹きすさぶ中、センゴクとチョッパーは距離を置いて向き合う。

「答えろよ! 珀鉛病は、感染病じゃなかった。そうだろ」

一見小さく可愛らしいトナカイ。だが、センゴクにとっては断罪者だった。

「……あぁ、その通りだ。……だが、もう事は起こった後だ……」

「そうじゃねぇだろ!!!!!」

もうどうしようもないことだと、そう告げるセンゴクの逃げを、チョッパーは許さない。

「未だに、世界で珀鉛病は感染病として扱われている! なんで撤回しないんだ!!! その間違った事実が、国を滅ぼしたんじゃないか! その国の人たちは、本来、戦争で死ななくてもよかった人たちじゃないのか!」

「ちょっと、チョッパー説明して?」

チョッパーが何をそこまで怒っているのか、なんとなくはわかるものの、背景がいまいち見えてこず、ナミはチョッパーに問う。チョッパーは荒げた息を少し落ち着かせ、感情を殺すような低い声で説明した。

「珀鉛病っていうのは、北の海の白い町って呼ばれた国で発見された病なんだ。体中が白くなっていって、その激痛で死んでしまう。国中の人間が一斉に発病したことから、恐ろしい感染力を持っているとされていたんだ。そして、治療法が見つからなかった。治療法のない目に見える感染病……。周辺国は感染を恐れ……白い町から感染者が出てこないよう、鉄柵を組み上げて隔離したんだ」

 

「助けを求めて国から出ようとする人たちはみんな射殺されたんだ……ッ! 不治の病が広まらないための、仕方ない処置だといってね! 最後には、白い町の人たちは包囲網を突破しようと武器を取ってしまって、周辺国は防衛の為にと、そのまま戦争になった。そうして、その国の人たちは……皆、殺されたんだ。ただの戦争だったら相手が降伏したら終わる。でも、これはそうじゃない。感染源をひとつ残らず消すために……病に苦しむ国の人間を……戦う意思のない人を、子供も、老人も、女の人も……皆殺しにしたんだよ……!!!」

皆、一様に息を呑む。それはあまりに惨い話だ。

「じゃあ、トラ男って……」

「多分、その国の生き残りなんだと思う」

チョッパーは肩を震わせる。

「世界が、その病気を正しく理解していたなら……トラ男は、苦しまなくて済んだのに。お前聞いてたじゃないか! 色んな病院行ったって! どこもまともに取り合わなかったって! トラ男は殺されるかもしれないから嫌だって言ってたって! 病院行くのが辛いって! それの意味が、わかってんのか!!!!! お前、海軍の偉いやつなんだろ!!」

センゴクは一度目を瞑る。再び目を開いたとき、その目は感情を綺麗に押し殺し、静かにチョッパーを見つめていた。

「……過ぎてしまったことだ」

先ほどまでローを見ていた穏やかな瞳とは一変するそれが、チョッパーには信じられなかった。

「なんだよ……それ!!!! もう全部終わったことだからって、何もなかったことにするつもりなのか!? そんなので、いいわけがない!!! 今からでもやれることはあるんだぞ!!!!」

 

「なんで未だに珀鉛病は感染病じゃないって公表しないんだよ!!! 少なくともお前は知っているんだろ!? 珀鉛病は感染しないって事実を!!! なのに、政府は未だに珀鉛病は感染病だって言ったことを撤回してない!!!!」

「……珀鉛病は、白い町フレバンスでのみ採掘できる珀鉛が原因と判明している。政府は珀鉛商品の扱いを禁じた。フレバンスは今も誰一人住んでいる者はいない。……珀鉛病は、二度と世界に現れないだろう」

「お前……本気で言ってるのか……!」

「他に言うべきことがあるんじゃねぇのかよ」

チョッパーに加勢するように、サンジが一歩踏み出す。

「それとも、本来は感染しないはずの病気を理由に隔離し、一般市民もろとも虐殺することを許した過ちを認めたくなんかねぇって?」

それは的確に、政府の弱みを突いた言葉だった。

「……」

センゴクは暫く押し黙っていたが、やがてきっぱりとそれを認めた。

「その通りだ」

「てめぇ!!!!!」

「サンジ」

いきり立つサンジの前に腕を出して静止させたのは、ルフィだった。ルフィは静かに、センゴクを見ていた。

「じいさん殴ったって、何も変わらねぇんだろ?」

怒りはある。けれどそれを向ける相手はセンゴクではない。それを悟っていた真っ黒なルフィの目に、センゴクは深く息を吐いた。

「……あぁ、変わりはせん」

ため息のように吐き出された言葉は、今まで感情を押し殺していたセンゴクの目に哀愁を滲ませ、がっしりとした体なのに、その肩が落とされているようにも見えた。その姿に、チョッパーの怒りに熱されていた感情が冷やされる。

「……正義を背負わんお前たちだからこそ、護れるものもあるだろう。同時に、正義を背負う我々こそ、護れるものが、そして守らねばならんものがある」

センゴクがそのことに気づいたのは、全てが終わった後だった。珀鉛病が感染しないという事実は、ロシナンテよりもたらされた情報だった。その裏を取ってみれば、ことの発端はもう百年以上も前ときたものだ。諸悪の根源は既に死んでいて、ただただ罪だけが重く残っていた。センゴクは隠蔽という手をとった政府に激怒した。だが、それも全ては終わったこと。いまさら事実を明かしたとて、国民はたった一人の少年を残し、皆死んでいるのだ。

その少年のために、または死んでいったフレバンス国民の為に真実を明かせば……次の犠牲者が出る。その真実を知らなくとも、フレバンスの除染作業に赴いた海軍の多くが、心を病ませたのだ。何も知らない彼らは、それでもより多くの人を助けるためにと、防護服の下で血の涙を隠しながら何の罪もない国民を殺してきた。そんな彼らに、何を告げればいいのか。

結果、センゴクはあまりに重い罪をその背に抱え、一人黙することしかできなくなったのだ。そして、一人生き残った少年を犠牲にする選択をしたのだ。そうして……センゴクはロシナンテを失ったのだ。

「窮屈だな、じいさん」

ルフィは素直に、そう言った。センゴクはまたひとつため息を吐く。

「お前たちが自由過ぎるのだ」

羨ましくて、仕方がなかった。同時に、彼らがいてくれてよかったと、そう思った。

「だが、だからこそ、頼めるだろうか」

センゴクはじっとルフィを、そしてハートのクルーたちを見回す。

「私の息子の、忘れ形見だ。……ワシには、護ってやれん。これが報いだろう。……あの男を……宜しく頼む」

 

「おう、当たり前だ。トラ男は友達だからな!」

 

 

 

ルフィたちと別れてセンゴクとガープさん二人っきり。(力尽きてきたので会話のみ)

「……」

「せっかく全て聞けたというのに、なんとも浮かない顔をしているな、センゴク」

「叶うなら、またこうしてロシナンテのことを語り合いたいというのに・・・・・・トラファルガー・ローは海賊だからな。次出会えば、私は奴を捕まえねばならん。お前の苦悩がわかる気がするよ」

「そう簡単に捕まる男ではないだろう。なぁに、またこうやって会えばいいさ」

「トラファルガー・ローは望んで海賊になったというよりは、その道に追い込まれたようなものだからな。そして追い込んだのは、我々だ・・・・・・因果なものだ」

「お前もくだらないことを考えるようになったな、センゴク」

 

「酒が入って積年の思いを吐露しておったが、あれだけが本音ではなかろうて」

 

「今日会ったばかりの顔を忘れたのか? 例え、過去、どんなに運命に翻弄されたとしても、あの男はもう、それを踏み越え、生きるだけの器を持っていると思うがな」

 

「ようやくけじめをつけられたのだ。お前とロシナンテの願いどおり、きっと奴は自由に生きるだろう。強敵になるぞ?」

 

 

 

翌朝の二日酔いトラ男さんのご様子。

「あ、トラ男、起きたのね。・・・・・・何チョッパー頭にのせられたときのような顔してるの?」

「・・・・・・おい、あいつらおれにどんだけ飲ませやがったんだ・・・・・・? 記憶が飛んでる・・・・・・」

「ふふ」

 

 

って感じで酒入ってセンゴクさんにつらつらとコラさんのことを語るローさんでした。

もうね、それはもう愚痴ってほしい。そして思いのたけを全て、どれだけ愛してたかを語ってほしい。そしてセンゴクさんによしよしされろ!!!!!

それにしてもセンゴクさんはホント、つらい立場。上に立つ人ってつらいね。何かしら決断を迫られ、何かを犠牲にせざるを得ないのよね。

表立ってローさんを守れないセンゴクさんだけど、めっちゃ影で助けてくれると思う。センゴクさん愛しい。

船長の過去を聞いた後、ハートクルーずいぶんとおとなしかったけど、彼らはルフィと同じ感じで、あとセンゴクのことをローが特別視しているのを感じ取ったので静観。でも気に入らないとは思っている。でもセンゴクの立場も、その裏の感情もなんとなくわかって、静観。てめぇに言われるまでもなくおれらが船長守るよってちょっと対抗心。って感じ。

 

ローのね、コラさん死後の、コラさんの本懐を支えに何とか生きてる感、せつない。しゅき。

Comment

  1. すあ より:

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    • 内緒 より:

      すあさあああああああああん!!!!! お久しぶりです!!!! 好き!!!
      原稿用紙17枚分とか……神かよ……。
      >>私の感想はフリー素材なので、そこからなにかこういうのいいんじゃね?という妄想が湧き出たけど発想の元が感想だしなあ…なんてことがありましたら、是非フリー素材らしく使ってやってください
      ありがとうございます///// すあさんの感想から妄想湧き出たら色々おいしくネタにさせていただきます^p^ジュルリ

      >>それを全部解決して、同盟!やめねえ!トラ男は仲間!なルフィに振り回されてるローが満更でもなさそうな態度とるもんだから、嫉妬に燃えるクルーも大好物です
      わっかりますわ!!!!もう!!!!!!!!わかりすぎて!!!!ほんまそれわかります!!!!!!!!!!!!大好物!!!!!!!!
      クルーだからこそ弱みを見せないローさんと、クルーとして中々踏み込めないハートたち、それを気にせず踏み込んじゃうルフィにクルー嫉妬……すっごいしゅき……。
      DR、ドレスローザで無茶しまくって怪我しまくってボロボロで帰って来たローにハートクルーたちはひとしきり怒っていいと思いますほんっと。色々無茶したこと麦わらたちにばらされてつらつらとクルーたちに説教されるローさんの話大好きです……たまにpixivで見かけてくっそ萌えたことがあります……ふああ、尊い。

      大丈夫です……私もアニメ勢で原作はスマホアプリの一日一話ずつ見れるやつでちまちま見てました(笑)アニメでローにはまりネットの海を漂って得た情報だったりします……。
      地味に萌えネタがSBSには転がってますよ……!! 最近ではペンシャチベポとローの出会いのほんの触りが出ましたし、あと、ローさんの趣味がコイン集めと放浪って情報とかあったり!これの、放浪をピックアップして、孤独に慣れておく為に一人ふらっとクルー置いて放浪してて、そんな放浪癖を心配しつつもその古傷を遠巻きに見るしかないクルーたちって話をpixiv等で見かけて一人萌えはげてました。(ボソッ)趣味放浪……せつねぇえええ!!!!!

      >>病気再発ネタは私も血眼で探しました…同じのを読んでる、確実に同じ作品を見ている…とゲンドウポーズですよね
      wwwwwwwwwwwwwww(爆笑)すあさんもうwwwwまじwww(握手)wwwwwwwwwwwwww

      アイアイドクター可愛い……////
      いやいや、ヒルルク思い出す=チョッパーが更にローになつくという美味しい展開が我らを待ってます(真顔)まったく性格が違うけれど、同じような薬品のにおいがして、そして、怖く見えるけれど、トラ男はドクターと同じですごく優しい心を持ってるって、チョッパーは一味の誰よりもトラ男の本質をしっかり見抜いてたりしたら萌えるじゃないですか/////

      そうなんですよ……安西先生……仲間入り話思いつきたいけれど……ドフィが強すぎて辛いです……。
      早めに仲間入りして、ちょっと色々一緒に冒険してほしいって欲求でアラバスタからinさせた結果、2年間の修行がまだなのでドフィさんが強すぎるんですよねwww
      エニエスロビーは海軍の間近まで行くわけですから、もし海軍にも実は付けねらわれてます妄想するとしたら地味にここも鬼門だったり。
      エニエスロビーではなんだかんだでローさんロビンちゃんを助けてくれると思うんですよね。似通った境遇から捨て置けない感じで。一方で、ロビンのために世界政府に宣戦布告までするルフィたちを見てコラさんを思い出し、あぁ、いいなぁって思う一方で、そんなルフィたちの存在をまた失ったら、って恐怖を抱くローさんとかくっそ萌えるなぁって。でもそれってつまりローさんルフィさんたちからロビンちゃん同様逃げることになって物語りどうすんだとかもんもんと考えてます……
      やっぱりガチ仲間入りは2年後ドレスローザになるのかなぁ。なんて。
      勝手に一人でけじめつけにいくローさんをルフィさんたちが追いかけてきてくれたりすると可愛いなぁ……。でもその間の物語はどうなるんだ!さっぱりわからぬ!頂上戦争で手術してくれるローさんもほしいしなぁ(欲望の塊)。グヌヌヌ……。安西先生ぇ……

      ローの兄顔に心ぐっと捕まれる麦わらの一味かわゆす!
      そういえばフランキーも弟分でしたね……!盲点……!!!!
      ルフィなんかは一番弟っこなのでめちゃくちゃ心つかまれそうですね。ふああぁああ!!!!
      ラミ生存ifの萌え要素多すぎてやべぇ……。

      >>俺がコイツらの船長を奪っちまった、って思うんでしょうから、
      コラさんはほんっと苦しむことになるでしょうねぇ……!! ハートクルーたちへの罪悪感……つらい……。それが本当の仲間になっていく過程……!!!! めっちゃいいですね……!!私そこまで!!!考えてなかった!!!!!!!! すあさんさすが……っ!!! さすがすあさん……!!!! それが過去ローが感じた想いとリンクするとことか……!!! もうっ……!!!! ハートたちからしたら、ぜひともコラさんに知ってほしかった思いでもあるでしょうし……!!!! ほんと、ローさん報われまくりですね……うおおおお!!!! 萌える!!!!
      そんな大切な仲間になるハートクルーたちの寿命をただただ見届けないといけないコラさん悲しい寂しい……でもローさんが繋いでくれた命の意味を求めて必死に生き続けて、そんなコラさんを支えるハートクルーたちかわいい……。
      死ネタ大丈夫でよかったです////そしてまさかの転生ネタへの食いつきww
      転生ローの背景ぜんっぜん考えてませんでしたわ!()
      ハートたちのほうへ完全に生活流れちゃうなら、多分天涯孤独がスマートなのかもしれませんね。家族があるとコラさんが遠慮しちゃいそう!あ、でもそんな遠慮すら押しのけて、やっぱりローと一緒にいたいってなるコラさんも好き!結局どんなのでもなにかしら萌えがあるローさん尊い……。
      そして何気に幻水知ってるすあさんにびっくりww

      あぁああああ!!! サンジとロビンさんは何か、凄く高度な会話してくれそうな感じがあってホント、ローさんとお喋りさせるの好きなんですよねぇええ!!! すあさんほんと……理解力やばい……。

      くれは先生はほんっといいキャラしてますよねぇええええ!!!! ワンピの老人キャラの良さやばい……。
      「ハッピーかい?」の問いに「ああ」と答えるローさんの心情を考えるとごはん3杯いけますね(真顔)
      あぁああああローいないときにチョッパーがくれはさんに話聞くのああああああああああやばいいいいいいいいいいい好きいいいいいいああああああああすあさああああああああああん好きすぎてなんか喉の奥になぞの痛みがあああああああ!!!!!!!キュンッってくる……。

      >>>>コラ男<<
      実はこれ、pixivのどっかで見かけた呼び名で、私もすっげーぴったりすぎて、もうルフィさんたちがコラさんのこと呼ぶのこれでしか脳内再生されなくってwwwww
      すっごいですよねこれ!! 考えた先人の方まじ素晴らしいです!!!!
      あぁあああすあさんほんま理解者あああああ!!!!! ほんとチョッパーに出会えたときのコラさんの喜び、熱いですよね……!!!!!! あぁ!いいですね!くれはさんの話も含めてって! 治せはできなくとも、唯一診てくれた医者って形で、コラさんとローにとってとても大きな存在だったくれはさんの話……!!!!
      あぁあ、コラさん、くれはさん、ロー、チョッパー、まじここには萌えが詰め込まれている……。

      >>ドジでお人よしで、誰よりも優しいピエロが子供の頃のあの焼け付くような憎しみも怨みも、一度は全部と言えるほどに癒してくれたんでしょうから…
      もうすあさん大好き。あの言葉ひとつで全部読み取ってくれてる……大好き……大好き……尊い……。
      子供たちあの子たちです……!!!! いまだにシスターの出番どこにしようかなーとかあんまりしっかり考えられてないんですよね……!!! あの希望と絶望の落差を見事描いた美しきシスターには是非とも出演いただきたい……(ゲスゥ)
      実を言うと、ほんっと、あれはローが見たものなんですよね。このあたりに来ると、ローさんだいぶ飲まれてきてるのでローさんの過去の想いとかも思念となってこっそり一緒こたになって怪奇現象起こしてたりっていう裏設定……!!!! すあさんほんと読み取ってくださる……好き……。
      ほんとコラさんはローさんの失ったものを取り戻させてくれる神様……。
      そして零まで知ってらっしゃるすあさんも神様……。
      声(変換できなぁい!!!!!)やばいですよね……。つっこさんやばいですよねぇえええええ!!!!元のゲームのストーリーも、自分のせいで死んでしまった恋人の影を追ってお化け屋敷に入り込んでそのまま連れていかれそうになるって感じですもんね……。めっちゃローさん……。
      声の歌詞……あれ、最後、心は悲しみにひたすら堕ちてるんですけれど、相対して体はしっかり生きてるんですよね……!人って、声から忘れちゃうらしいって話を零関連から見かけました。生きている限りどうしてもやっぱり忘れていってしまうもので、思い人の声が雑踏へ変わる程に、自分はただ生き残って……!! 悲しい……。でも死んだ思い人側からしたら、それでいいんだよって……っ!!!!(涙)でもローさん側からしたら、それが辛くって、あなたの元へ行けるなら何でもするよって……!!! ウオオオオオウオオオオオウ!!!!!
      忘れていく感覚が怖くて、体に刺青という形で刻み込んだのだと思うとほんっとやっばい……。ちなみにネットでハートのジョリーロジャーの、あのスマイルの元はコラさんスマイルなのでは、って話があって、 マジカヨォオオオオオオドフィジョリーロジャーの真似でドフィに誤魔化してたとかじゃなくてそっちかああああああくおおおおおおってなったりしました。ふおおおお。
      スモやんの男気いいですよねぇ……!!!! あの分厚い胸板に抱かれるローさんおいしい……。愚直で不器用ほんっと……それなんですよねぇ……!あぁ~~~スモやん可愛い。
      眠れ緋の華ひさびさに聞きましたw 長政さま……。 うらみのワルツは少し可愛い感じがあって、フレバンスの子供たちをイメージするとすっごいいいですね!

      うふふ、おじいちゃんと孫大好きなもんでして……!!!!
      「おれは何度嘘をつかせてしまったのだろう」ってくっそせつな……!!!! 本来嘘をつけないコラさんなのに、ローに嫌われたくない一心で海兵じゃないって嘘をつき続ける……嘘をつけない人だったのに、そんな嘘を言わせてしまった。同時に、それだけ海兵に対して恨みをぶつけていた当時のおれは同時にコラさんを傷つけてしまっていたんだなって、後々になってちょっと罪悪感に苛まれるローさん受信してくっそ切なく……ぐおお!!!!
      ほんと、ローさんとセンゴクさんの関係はすっごい危ういバランスで、板ばさみだらけで……!!! でもそれを支えるコラさんっていう支柱がものすっごく強固にできてるから、決して崩れない。そんな素晴らしい関係だと思います……尊い。ほんっとすあさんマジそれなんですよマジそれ!!!!! くっそ板ばさみだけれど、センゴクさんがこっそり罪悪感を抱くのと同じように、ローさんももちろんセンゴクさんに対してコラさんを奪ってしまった罪悪感があって、でもどちらもそれを突きつけることはせず、当然恨みもしない。ただ、大切な人との思い出を共有できる唯一の人として……!!! あぁああ尊い!!!! 騒ぎ立てるのは周り(善意や個々の信念あってのことですが)だけで、当人たちはほんっと、それでいいんですよね……!!!! すあさん理解者すぎぃいいい!!!!!
      文字数制限は多分ないと思います!大丈夫ですようふふ////
      うおおお、貴重なお時間を割いて頂いてほんっと嬉しいです!!!
      全然読みづらくなかったですよ!!! もうほんっと感想うれじぃいいい てかほんとすあさんマジローさんへの萌えの共有者すぎてぇえええ!!!!!
      いやぁほんっと!!!いつもありがとうございまずっ!!!!!!! またお時間あるときに是非お越しください!><

  2. 匿名 より:

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    • 内緒 より:

      オワァァァオアァアアアアアアアアア!!!!! こんばんはぁあああああ!!!!! ありがとうございますぅううう!!! お返事大丈夫とのことでしたが、めっちゃ嬉しいので返信させてくださぁぁぁああああい!!!!!!! お願いしますぅううううう!!!!!!

      ジューダス好き&ロー好きという最高の同士にこうしてサイトを訪ねて頂けてほんっと嬉しい限りでっっ!!!!! わぁあ前からコメントしてくださってたんですねぇぇええええ!!!! ありがとうございます! 皆様からの愛に支えられて、今もこの化石サイト残ってます!!!!!!!

      私は文字書きというよりは妄想書きだと自分で思ってるので、作風はそのまま性癖が出てるのがわかってるんですが、文章の感じが出ているとは全く自覚がなくて、恥ずかしさ2割、なんかちょっとうれしさが8割です!! ありがとうございます!!!!! こうやって、偶然の再開なんて運命を感じますね///////////////////
      「過去ばれ真実ばれ正体ばれ過去との邂逅本音吐露」おっと、私の性癖の羅列かな……。うわぁああああ性癖一致ありがとうございます!!!!!!(大声) 小説にすら届かない拙い妄想書き散らしをも愛でてもらえてありがたい限りです。゚(゚´Д`゚)゚。

      もう、コメント頂けるの、ほんっと、ほんっとほんっとほんっと! 嬉しいです……っ! 何より昔からこうして好いて頂けてたのが、ほんっと……っ! ありがとうございます!
      そしてdive、ほんと長期間放置かましてたのに、最後まで読んでやってくださり、こちらこそありがとうございます!!!!

      相変わらずびっくりするくらい筆は遅いので、またふとした時に思い出して見に来ていただけると嬉しいです!!