ルローをエロトラップダンジョンに放り込め! – 1

ETDOP
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通称ETD(Ero Trap Dungeon/エロトラップダンジョン!)つまりR-18になる予定です。予定っつかやります。とりあえず、オンラインゲーム好きの私がちょいわくわくする設定の触りのお話から~。

目を開ければ、そこには広大な草原が広がっていた。現実の世界では中々お目にかかれない光景も、今やVR技術の発展よりその場に実際降り立っているかのように感じることができる。

VRMMORPG。今、ローが降り立ったこの場は仮想の世界である。仮想世界に入り込んでのマルチプレイヤー型オンラインロールプレイングゲームは、VR技術が発展した昨今、多くの人に楽しまれている娯楽の一種だ。

一昔前は視覚と聴覚のみの体験であったそれは、今や触覚や嗅覚までも全て現実のように体験できるようになっている。ただの学生であるローも、この世界に降り立てば魔法のような能力を当たり前のように使いこなし、現実では重くて振り回せない大太刀も軽々と使いこなせてしまうのだから面白いものだ。

ピコン

軽快な通知音が鳴る。ローは空中に軽く手を差し出す。するとその手の前に半透明の画面が浮かんだ。いくつものメニューキーが並ぶそれは、ゲームの操作を行うためのコンソールだ。それを呼び出したい、と意識するだけで開けるようになっている。

メニューキーの中にはパーティーと書かれたボタンがある。通知を知らせているのはそこであった。ローがそこを指でタップすればパーティーメンバー一覧を見ることができる。

この世界のあらゆるボスモンスターは一人で倒せるようなレベル設定をされていない。オンラインゲームではよくある、複数人でパーティーを組んで挑むコンテンツが殆どだ。

多くのものが四人パーティーを形成するのだが、ローのいるパーティーは常にローを含めての二人のみだ。

『トーラー男ーー‼︎ 今日は風車の森林を冒険しよう‼︎ あそこ、たんのしそうだぞォ!』

パーティーメンバー間のみで交わせる遠隔通話から威勢の良い声が上がる。広げているパーティーメンバー一覧には“モンキー・D・ルフィ”の文字。その横にある位置情報を確認し、ローは落ち合う場所をルフィに伝えるのだった。

 

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