拍手ありがとうございます!難産の励みにものすごくなりました><
なんかこう、無自覚片思いって見ててもやっとしますねwwww
はよ気づいて告れやと!w
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ベルクラント開発チームの救出にはおおむね成功したが、俺達は歴史修正という点では現状まずい状況にあった。アトワイトさんがバルバトスの手によって攫われたのだ。
カイルがどれだけ言おうとも、軍がすぐさまアトワイト救出に乗り切ることはなかった。救出するか否かで未だ会議中だ。
戦いの疲れを癒すべく、次の任務があるまで俺達はまたラディスロウの一室で休んでいた。翌日にはハロルドを物資保管所まで護衛することになっている。
「どうして仲間を見捨てることができるんだ……っ」
部屋に入ってもカイルはそう口にせざるを得ないようで、部屋の中には不穏な空気が漂っている。
別にまだ見捨てたわけではないのだが、直ぐに救出に行かないのであればカイルとしては見捨てたも同じようなものなのかもしれない。
だが、組織っていうのはいつだってこうだ。アタモニ神団だって決まりがどうので目の前で苦しんでいる人にすぐ救いの手を差し伸べることができなかった。だから俺はアタモニ神団を辞めたのだ。
誰もが納得行かない状況に口を閉じる中、ジューダスがカイルの名を呼んだ。
「気づかなかったか。バルバトスが消えたあの時、ディムロスが僕達を見て追うのを諦めたことを」
「え、どういうこと?」
皆の視線がジューダスへと向かう。
「ディムロスは僕達を危険に晒す可能性とアトワイトを天秤にかけたんだ」
「っ!……そんな!」
まさか他ならぬ俺達がディムロスさんの足枷になっていたというのか。カイルもショックを受けたようで、顔を歪めた。
「俺達は、まだやれたのに!戦えるのに!」
「カイル」
感情に任せて叫ぶカイルとは対照的に、ジューダスはどこまでも冷静だった。
「人質を取られているというだけでこちらが不利になる。行く先に罠が張られている可能性だってあった。何より脱出ポットを押さえられれば僕達に退路はない。下手に動ける状況ではなかった」
「……っ!…………そっか……でも、でも今は!?何で呑気に会議なんてするんだ。なんで直ぐに助けにいかないの!?」
「アトワイトの救出にどれだけの人数を裂かれることになるか、それが出来る状況にあるのかを冷静に判断せねばならんのだろう」
「意味が、わからないよ……」
「当然、アトワイトを救出に行かせた者達は危険に晒される。最終決戦が直ぐそこまで迫っている現状、やすやすを戦力を割くわけにはいかない。アトワイトを救出に向かわせた結果、その者達とアトワイト、全員が殺される場合だってある。そのリスクを負ってまでアトワイトを救出すべきかを考えているんだ」
カイルの瞳が揺れている。多分あんまり理解できていないだろう。理解できたからといって、カイルが納得できるとは思えない。非情な、判断だと思う。だがこれが、軍隊という組織であり、戦争という現実なんだろう。
「でも……そんなの、死ぬかどうかなんて、そんなの」
「やってみないとわからない、か?」
「……」
「そうだな、お前は最悪を考えず、いつだって最高の結果を出してきた。今回も、誰も犠牲にすることなくアトワイトを助け出すこともできるかもしれない」
ふと、表情を和らげたジューダスにカイルの表情も明るくなる。だが、直ぐにジューダスの目は冷たくなった。
「だがな、カイル。ずっと犠牲無くして全てが上手くいくなんてことは、無い。……お前も、いつか来るかもしれない。何かを犠牲にしなければいけない日が」
カイルは黙ってジューダスの話を聞いていた。あれだけ考え無しに喚いていたカイルがだ。多分俺と同じことを思っているからだろう。ジューダスのこの言葉は、ジューダス自身が経験しての言葉ではないかと。俺達は結局リオンのことを何も知らないというのに、すごく、重みを感じるのだ。簡単に否定が出来ないほどの重みが。
「そのときが来たら、何を選択するにせよ……後々、悔いることがないように生きろ」
「…………うん」
カイルは長い時間をかけてから、静かに頷いた。それからジューダスは皆に休むように告げた。
布団の中で天上を見つめる。眠れなかった。
また、リオンのことを……ジューダスの過去を考えていた。
ディムロスの下した非情ともいえる決断を擁護したジューダスは、それに近い非情な現実を生き抜いてきたのだろうか。
天秤で量りにかける大切なもの。何かを犠牲にしなければいけない日。
その非情な選択の末に、あいつは裏切り者になったのだろうか。世界と何かを天秤にかけたのだろうか。一体、何を。イレーヌさんのように、劇薬を取ってしまったのだろうか。
ダイクロフトを浮上させる為に、己の命を犠牲にしてみせたリオンの選択というのは、一体、何だったのだろうか。
ダイクロフトを浮上させる為に、ヒューゴ達は仲間であるリオンを切り捨てた。
海底洞窟でたった一人残り、傷ついた体で海水に濡れながら倒れ伏していた哀れな姿が、さっきから、ずっと頭の中に浮かび上がってくる。
俺だったら、絶対、見捨てたりしない。
悔しい。なんであいつはヒューゴなんかについていたんだ。お前を切り捨てるような非情な奴らに何でついたんだ。俺だったら絶対、あんな目に合わせやしねぇ。絶対助け出してやるっていうのに。
……過去の話だ。全ては十八年前に過ぎ去ったことでしかない。それでも、不安や不満が湧き出てくる。理解できないものというのは、こうも恐ろしいものなのか。
俺だったら、俺だったらあいつを守ってやるのに。あいつがあんな風に死んでいくなんて、耐えられない。あいつを失うなんて。あいつを……。
あぁ、俺は……あいつを
「眠れないのか」
電気の落とされた暗闇の中、カイル達を起こさないように抑えられた小さな声は、ジューダスのものだった。
ずっと頭の中で繰り広げていた考えは、一つの事実に気づいたことで納まっていた。あぁ、そうか。そういうことだったのかと。もはや抑えられない程にその想いは大きくなっていた。ならばどうすればいいのか、そこまで一瞬で考えていた。
こういうことに関して、我ながら本当に決断が早いのだ。
「あぁ、ジューダス、ちょっと付き合ってくれないか」
「……」
俺は布団から抜け出し、ドアへと向かう。ジューダスは黙って俺の後をついてきてくれた。
夜ということもあって、ラディスロウはいつもより静かになっていたが、それでも兵士たちが歩き回っているのを見かける。俺は下の階へ降りた。主に物資置き場と寝床となっているだだっ広いその場所で、なんとか人の目を気にせず話せる場所はないものかとあたりを見回す。丁度物資の木箱が積み重なって間仕切りになりそうな場所を見つけ、そこに行くことにした。布団の敷かれた寝床が固まっている場所からも遠い。
「どうした」
落ち着ける場所が見つかったところで、それでも声を殺しながらジューダスが問う。
息を、大きく吸う。いつものナンパとは全然違う。当然だ。これはナンパなんかじゃない。出会いを求めての軽い言葉なんかじゃないんだ。
「ジューダス……」
凄まじい剣術を繰り出す体とは到底思えない、薄い双肩へ手をかける。無意識だったが、これならジューダスは逃げ出せない。スキンシップに慣れないジューダスは肩に置かれた俺の手を見て困惑している。その目をこちらに向かせる為に、もう一度名を呼んだ。紫紺の目がこちらを向く。
綺麗だ。
「俺は、お前のこともっと知りてぇ」
この綺麗な体も、高潔な精神も、全て独り占めにしてしまいたい。俺が大切に守ってやりたい。
「俺、お前のこと……好きだ」
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やっと告ったあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
ロニちゃんの想いの変化……ちょっと無理やり感があったかな?うーん。まぁいいか!(適当)
多分これで難産から開放されました。産み落とした!多分!あとはジューダスデレさせてダイブさせたらええねん!!!
ところで、ジューダスのコスモスフィアを全クリした後のロニジュでロニのコスモスフィアにダイブするジューダスの話をこっそり妄想してたりします。
このdiveみたいにまじめな話じゃなくて、ものごっついアホエロの内容をwwwwww
だってコスモスフィアって何でもありなんですぜ?どんなプレイもできるんですぜ???????(鼻血)
アブノーマルやりたい放題^p^
僕もロニの心を受け入れてやるんだ。ロニが僕にしてくれたみたいに!って意気込みで入ったのに気づいたらうっかりぶち犯されてるジューダスの話ハフハフ。
ロニジュは砂を吐くようなあっまぁああああああああいお話を書きたくなる内緒です。ちゅっちゅ。
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