【TOD2】 dive 続き – 16 –

diveTOD2
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第六階層に沢山の拍手ありがとうございます!滾ってもらえたでしょうか?ブヒひw嬉しいわい!
さて、また現実世界ストッパーちゃんです。でも第七階層、第八階層が楽しみなので頑張りますよぉお!
本当はさらっと行きたいんですけどね、現実世界。
でもやっぱり現実世界で起きたことが精神世界に影響を与えたり(シャルティエ喪失とか)
精神世界での謎が現実世界で解けたときのロニの反応とかを書いておきたかったりで、結局gdgd書いちゃう内緒がいました。
欲求に忠実だから小説がgdgdするんだぜ!!
ちょっと体調不良重なったので短め/(^o^)\



第六階層から帰ってから、ずっと考えている。俺とジューダス、双方の命を懸けてまでダイブはすべきことなのかと。
俺の命だけならいくらでも賭けていい。だが、ジューダスの命まで懸かるとなると……。
正直、こんな臆病風に吹かれたくなんかない。未だにシャルティエが必要以上に脅しかけているだけのようにも思う。
だが、あの階層では間違いなくスタンさん達は殺されていて、あれは下手したら第五階層でも起きていたかもしれないことで、それができる冷酷さというのを、確かにジューダスは持っているのかもしれない。
俺がずっとジューダスの根底に感じていた優しさとか甘さっていうのは、第六階層のリオンなのかもしれない。だとしたら、第七階層のリオンというのは本当に、シャルティエの言う通りの……。
第五階層のように、上手くいくかもしれない。むしろ、そうしてやりたい。ジューダスは本当は裏切りたくなんか無かったんだ。それだけはハッキリしている。第六階層が教えてくれている。だからこそ、あの第六階層を縛る第七階層の問題を解決してやりたい。
でも、それは下手したら命が失われるかもしれない賭けで。
はぁ、と溜息をつく。堂々巡りだ。
リアラやエルレインを追って旅した現実では、行き当たりばったりで、気づけば命を懸けていることなんてあたり前で、それでも目の前の問題だけを解決しようと猪突猛進で進んできたっていうのに。俺はカイル程バカにはなれないんだな。迷い無く突き進んだあいつのお守りが、大変だった一方で、それがどれだけ凄いことだったのか思い知らされるようだ。
明確に二択を提示されてしまった俺は、選べずに躓いている。
やっとディムロスさんの苦しみが分かった気がする。
それから、俺たちはバルバトスに言われた通り神の眼の騒乱の時代へとんだ。
遠目に四英雄の姿を見ていたジューダスの表情が、赤い鎖に繋がれ眠るリオンの姿と重なった。
結局ジューダスは一切四英雄と関わることなかった。そのまま、俺たちはバルバトスを倒し、暴走する神の眼の前に居た。
「神の眼の力が、ソーディアンの力を少しだけ上回っているわ」
「そんな!どうして!」
「……バルバトスか」
ジューダスの表情が険しく歪む。
「どうすりゃ、いい。このままじゃ!」
「ディムロスさん!」
焦る中、突如カイルがディムロスの名を呼んだ。そのまま何か会話を続けている様子から漸くソーディアンと会話していることに気づく。カイルの反応を見る限り、話の内容は状況を好転させてくれるようなものではなさそうだ。カイルはどうすれば、と焦りを見せている。
そんな中、ジューダスがカイルを押しのけて神の眼の前に立った。……どうするつもりだ?
「喚くな、カイル」
「ジューダス!何か方法があるの!?」
ジューダスは黒い布に包まれた物を取り出した。見覚えがある。ラディスロウの部屋で一度見た。
中は予想に違わず、ソーディアン・シャルティエだった。
「……お前、ジューダス……」
どうするつもりなのか、わかってしまった。
ジューダスは左手で柄を握り、鞘からシャルティエを抜き出した。そのまま胸の前で掲げ、その刀身に右手を当てて、じっと、目に焼き付けるようにシャルティエを見ていた。
「ジューダス!ダメだよ!そんなことしたら!」
カイルも察したのか、止めさせようと言葉をかける。俺はハロルドへと目を向けた。
「おい、ハロルド!何とかならないのかよ!」
「……ならないわ。なったとしても、時間が足りないもの。だから……」
こうするしか、方法がないのだと。言葉を明確にされずともハロルドの目はそう語っていた。
覚悟を決めている目だ。そして、ジューダスもまた、既に覚悟を決めている。
なんでそんな簡単に、切り捨ててしまえるんだ。シャルティエはお前の心の護として存在しているような、それだけ大切な奴なんだろう?ジューダス……。
「お前の小言も、そろそろ煩わしくなってきたことだしな」
言う言葉とは反対に、ジューダスの右手は本当に優しく刀身を撫で、その声は名残惜しさに僅かに震えていた。
俺はシャルティエとジューダスがどんな関係だったのか、正直あまり分からない。だが、シャルティエが馬鹿みたいにジューダスのことを大切に思っている奴だったことは、よく知っている。そしてジューダスがシャルティエを大切に思っていただろうことも、シャルティエに触れる両手と、かける言葉から滲み出てくる。
「……シャル」
愛称として短く呼ばれるそれに、万感の思いが込められている。心臓を握り締められるような、響きだった。
「今まで、ずっと一緒にいてくれて、ありがとう」
シャルティエにだけ聞こえるように呟かれただろう小さな声は、神の眼の晶力が暴走する音の合間に、俺のところまで届いた。
「さらばだ」
そうして、シャルティエは神の眼に突き立てられ、俺たちは現代へと戻った。

プルースト聞いた後なので、あのD2でのシャルティエとの別れを思うと、ほんと涙腺に来る。
うわぁああジューダスとシャルティエ好きだよぉおおおなんなのこいつらの絆の深さああああ
うわぁああああんこの二人可愛すぎてやばい。悲しい。切ない。
ソーディアンとマスターの絆としてはダントツだと思うの……あ、でもアトワイトとルーティもそうか。
でもほんとシャルティエとジューダス好きだぁああああああああああああ
仮面さえなかったらブレードキスさせたかったああああ><キスまでは行かなくとも、額に触れるほどの何か神聖的な絵を頭の中に妄想してたんですが、仮面でコーンってなるじゃんこれwwwwってなった。
仮面まじ罪深い。
あぁあシャルティエとジューダス可愛いよぉお
赤ちゃんの頃から一緒にいたのなら、言葉覚えたての時にシャルティエっていえなくてシャルシャル言ってたんだろうなぁあくそかわあああああ!!それがずっと続いてるんだろうなあぁくそかわあああああああああ!!!!
あぁあ……シャルジュ尊い……。orz
別にそこまで深く泣けるシーンとして書いてるわけじゃないのに勝手に涙が出てくるのは、もう絶対プルーストのせい。
思わず書く予定が全く無かったシャルティエ話を無駄に追加で書きよるYO

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