最後の小片 – 11

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己の手の中にあるそれを、ただただ転がす。

僅かに部屋の中に入り込む月光を受け、それは手の中で輝きを放った。

 

軽く握り締めてみる。ただ冷たく固い感触だけがする。

完全に手の中に隠れてしまった輝き

それをもう一度晒そうと、手を開きかける

その前に、開いていた左手で己の右手を握った。

 

「………頭がおかしくなりそうだ」

 

握った両手を己の額に当てて、硬く眼を瞑る。

手の中にある力が手を通り抜けて頭に直接響いてくる気がした。

 

「僕は馬鹿か」

 

間違いなく、今、迷っている。

答えは既に出ているのに、迷っている。

道は既に見えているのに、足を踏み出すことができない。

足を一歩前に出す。誰にでもできる簡単な動き一つが、今できない。

 

馬鹿げている。

 

答えは既に出ている。

その答えを書き記すのに、今ほど絶好のチャンスはない。

手の中にはハイデルベルグから奪ってきたレンズの塊。

ソーディアンに使われているコアクリスタル、それよりも大きな力を感じる。

あれだけの量があったのだ、当然と言えば当然か

 

両手から距離を置き、己の手の中に隠されているそれを睨みつける。

 

何故、歩めない。

 

このレンズの力を使えば、聖地カルビオラへと潜り込むことは容易だというのに

 

気付いている。全部、本当は気付いている。

神を殺す、その術を

 

そして時間がないことにも。

 

歩みだすどころじゃない、今すぐにも走り出さないといけないのだ。

だというのに、だというのに

 

脳裏に浮かぶのは、忌々しいはずの男の顔。

数時間前、包まれた右手の温かさが、戻ってくる。

 

あの男は、何も言わない。

何も言わなかった。ただ、名前を呼ぶだけだった。

そして、時々、酷く表情を歪めて謝罪の言葉を述べるのだ。

 

ヒューゴとミクトラン。その真実を口にしたのは彼ではなく聖女だった。

彼自身は何の言い訳もせず、ただただ一つ壁の向こうに居続けるだけだった。

今も、この冷たい廊下にある扉の向こう。

背にある扉の一つ向こうに、彼の気配を感じる。

ただ、それだけ

本当に、ただ、それだけだった。

 

神は言った。彼は神を求めたと

 

(なのに何故、お前は何の行動も起こさない?)

 

とん、と後頭部を扉へと押し付け、完全に体重を後ろへと預ける。

 

(お前も、知っているはずだろう?気付いてるはずだろう?)

 

本当は、迷ってなどいない。

ただ、躊躇っているだけなのだ。

答えは既に出ているのだから。この道以外に、自分の道はない。

 

(お前は何を求めているんだ……?生きたいから神を求めたのではないのか?)

 

この道を歩む。それは、壁越しに背中を合わせている現在との決別。振り向き、互いに剣を向け合うこととなる。

彼は、気付いているはずだ。気付いていながらも夢を見続ける神とは違う。

なのに何故、全てを受け入れるように、己の温もりを僕に与えようとするのだろうか

 

(僕は、お前を……殺そうとしているのに)

 

ずっと隠していた光を、ようやく曝け出す。

両手の間から現れたレンズは、ただただ白く光った。

 

この光を、神に渡すところなんて、想像も付かない。

レンズの中に映るのは、それを握り締めて砂漠の大地に踏み込む己の姿だ。

 

それでも、歩み出せない。

再び眼を瞑った時、ようやく重みの理由に気付いた。

 

きっと、僕は……彼が与える温もりの理由を、知りたいのだ。

 

「……でも、きっと……それは叶わないのだろうな」

 

何より、これから消えてしまう僕達には、意味の無いものだろう。

ただ虚しく、そう思う。

 

ゆっくりと、扉から離れた。

 

扉を挟んで背中合わせに居た男は、ずっと瞑っていた目を薄く開ける。

 

あぁ、気付いているよ。

 

音にはならず、唇だけがそう動いた。

今、誰よりも冷静な彼は、この夜が別れ道になることを唯一悟っていた。

 

「エミリオ」

 

既に背中にあった気配は感じない。

微々たる空気の振るえが扉の向こうへと伝わることは無い。

男は眉を寄せながらも、笑みを浮かべ、またゆっくりと眼を瞑った。

 

神の媒介たるレンズは、聖地カルビオラにある。

問題は、神に背いたと知れた時、立ちはだかる存在だ。

 

天上王

きっと、戦いになれば勝機はほぼ間違いなく無い。

 

僅かに首を動かし、離れた扉へと視線を向ける。

 

思考が、ぼやける。

いつも、此処まで考えて思考が止まってしまうのだ。

その理由を考えることもできなくなる。

 

だけれども、きっと気付いている。既に、もうずっと前から、気付いている。

これもまた、鉛のように重たい足の理由と、同じだ。

 

冷たい廊下の中腹、一度眼を瞑り、再び先程まで背を預けていた扉へと目を向ける。

無機質で冷たい扉は、心地よかった。

 

完全に後方の扉に背を向け、手にしていたレンズをしまう。

残り半分の距離を簡単に埋め、もう一枚の扉へと手を伸ばした。

 

一度止まった思考は、違う方向へと動き始める。

 

(時間がないと感じているのは、僕だけではない)

 

逃げ場を見つけたかのように、思考はそちらへと一気に走り出す。

 

(恐らく、直ぐにでもあいつらは此処に来るだろう)

 

大切なものを、見落として……見ない振りをして

そうして、ただ終わりを待っている。

 

開けた空間。数日前、英雄と神が戦っていた場所。

遠くから、複数の気配がこちらへと迫ってくる。

予想は数分と経たず的中した。

 

だが、しかし……数が、多い気がする。

 

(フィリアとアタモニを味方につけたか……?)

 

しかし、アタモニ神団がエルレインに逆らうとは考えがたい。

フィリアを説得はできようとも、エルレインはまだ動き出してもいない。

ただ神の力を振り撒いた。災厄どころか奇跡しか見せていないというのに

 

(…………誰、だ?)

 

カイル、ロニ、リアラの3人と……あと、2人、いる。

 

どくんどくんと、心臓が高鳴る。

足音は大きくなっていく。

 

剣へと手を伸ばし、触れたとき、自分の手が震えていることに気付いた。

思考は白く白く塗りつぶされている。

足音の持ち主が誰なのか、頭の中に広がる霧の中、その答えに触れてしまった。

 

(あい、つら………まさか……っ!馬鹿が、何の為に僕は……っ!)

 

ただ、眼を丸々と広げて、目の前の扉が開くさまを見ていることしかできなかった。

 

――エミリオ

 

読んで欲しくない名を呼ぶ者が、増えた。

 

カイルからしてみれば、両親に相談をした。たったそれだけのことで、簡単に事は運べてしまった。

四英雄のうちの二人をも味方につけることができたのだから

何でもっと早くこうしなかったんだろうと思ってしまうほどだった。

 

真夜中だというのに神殿に堂々と入ることを許され、フィリアとの面会も許された。

 

「フィリア!頼みがあるんだっ!」

 

まだ孤児院に居る時は平静を保ち、ずっとルーティを支えて頼もしく見えていたスタンだが、ハーメンツヴァレーを過ぎた辺りからどんどん興奮していき、今はもう完全に焦りが顔に出ていた。

とはいえ、カイルとロニも似たような状況なのだからあまり口には出せないが、今はもうルーティのほうが冷静である。

 

「こんのスカタン!早く会いたいならば落ち着きなさい。無理なら引っ込んでて!」

 

ルーティに冷たくそう言われ、スタンはすごすご下がるも組んだ腕に人差し指を何度も叩きつけている。カイルもまた足を何度も床に押し付け走り出したくて仕方が無いという顔をしている。本当によく似た親子であった。

呆れた顔をしてルーティは二人を見たが、すぐにフィリアへと視線を戻す。

 

「フィリア、ちょっと今から神殿内で暴れるけど、神団兵を抑えること、できる?」

「何か…あったのですか?」

「リオンに会うの」

 

フィリアは眼と口を開けたまま数秒固まった。

だが、やがて彼女の脳裏に聖女が現れた日に見た少年が浮かぶ。

 

「まさ……か………でも、本当に……?」

「あたしもまだ会ってないから、夢のようよ。半信半疑。でも、ほんの僅かでもあいつに関する何かと会えるならば、どんな下らない噂でも草の根掻き分けて探すの。知ってるでしょ?」

 

ルーティの言葉にフィリアは頷く。

大切な女性ただ一人を残して、自分自身は何も残さず逝ってしまった少年。

何も埋めることのできなかった墓に嘆き、彼が消えていった海の見える丘にて祈る彼女を、毎年見てきた。

 

「ルーティさん……聖女の噂は届いていますか?」

「えぇ、聞いてるわ。っていうか、その聖女があいつを生き返らせたって話」

「……やはり…関係があったのですね」

 

あの時見失った少年を思い描き、フィリアは唇を噛む。

「私、彼女が現れた時、リオンさんに似た子を見かけたんです」そう言ったフィリアにスタンとルーティが息を呑む。

3人は互いに視線を交え、ゆっくり頷いた。

 

「わかりました。ルーティさん達は先に行って下さい」

「ありがとう、フィリア!」

 

フィリアの言葉を聴いた瞬間、スタンは彼女の私室から飛び出た。

カイル達も口々にフィリアに礼を言い、部屋から飛び出す。

 

スタンとカイルの走るスピードは速く、ルーティは遅れ気味になったが、それでも文句を言うことは無かった。今すぐにでも会いたい。その思いは誰もが同じだった。

一番最初に飛び出し、先頭を切っているスタンが僅かにスピードを緩め、隣に並んだカイルに目配せをする。

スタンは彼の居る場所を知らない。カイルは視線で返すとスタンに代わり先頭を走る。

 

走りながらも、カイルはこの世界で初めて彼と出会ったときを思い出す。

あの場所、今思えばジューダスはただこれ以上進ませない為だけにその場に居た。

近づきさえしなければ、彼は攻撃をしかけてくることはなかった。あの時打たれた晶術は、ただあの場からカイル達を遠ざけるためのものでしかなかったのだ。

彼が本当に背後に隠したかったのは、エルレインではなく……

 

(ジューダス………もう、隠し事は無しだからね)

 

冷たい廊下の奥にある扉。その場所へと、ただただ走る。

何度か兵士と擦れ違ったが、スタンとルーティを見るたびに首をかしげ驚くだけで止めにくることはなかった。追っての気配もないところを見ると、フィリアが口伝えに兵士達を止めているのだろう。

それに、あの部屋へと近づくごとに、兵士の姿は少なくなっていく。

 

障害物など何もなく、あの廊下の一つ手前、前はエルレインが居たあの広間への扉。

 

そのまま突き進む勢いだったカイルの足が止まる。

誰かが居る、気配がするのだ。

カイルは静かに振り返った。皆多少息を乱しているが真剣な目で返してくる。

きっと、これだけバタバタと足音を立てながら着たのだから、この扉の向こうにいる者は既に自分達の存在に気付いているだろう。

 

一度カイルは眼を瞑った。この気配は、良く知ってる。

何処までも静かで、ピンと張った気。いつもは集中しないとその気配など感じることができないのだが、どうやら今、彼は僅かながら動揺しているらしい。

カイルの口の端が上がった。

 

(ごめんね、ジューダス)

 

反省など全くせずに、ただ胸の内で謝罪する。

直後、音を立てて扉が開かれた。

 

 

 

 

扉は開かれた。

 

そこには、既に仮面などなく綺麗なアメジストを曝け出した少年が居た。

スタンとルーティが息を呑む。

18年前のあの戦いを知る者達の時が止まった。

 

変わっていない。

服装は違う。色鮮やかなあの頃と違い、黒一色に染まった衣装はこの部屋では酷く目立っていた。

それ以外は、何も変わらない。

 

身長も、顔も、華奢な体つきも、何一つとして18年前のあの時から変わらない少年が居た。

ずっと求めていた少年が居た。

 

あぁ、やっぱりだ。

扉を開いて現れたのはカイル達だけでなく、一番会いたくない人達。

 

青と紫、二対の瞳がこちらをまじまじと見つめてくる。

真っ直ぐあの瞳を見るのは久しぶりだ。

 

黒髪のもう随分と歳の離れてしまった彼女の唇が震える。

紡がれようとしている言葉に止まっていた思考が帰ってきた。

 

彼らを巻き込むわけには行かない。

 

ふと、ルーティが不釣り合いな剣を手にしているのに眼がいく。

 

(ベルセリオス………?)

 

何故彼女があれを?

混乱し始めた思考の中、頭の中に直接くすりと笑い声が聞こえた。

あぁ、そういうことか。

 

『18年ぶりね、ジューダス。まぁ、ちょっとこの言い方はおかしいかもしれないけど』

 

18年前と言った彼女の言葉に確信する。彼女が全て伝えたのだ。彼らに

エミリオ、リオン、ジューダス。この3つの名を知る者はシャルティエ以外には恐らく彼女しかいないだろう。支配された中で全て見ていたというのならば

 

やけに冷え切っていた頭が、ふつふつと熱を持ち出す。

最悪ハロルドは既にあの男の存在を知っている。そしてそれを彼女らに既に話している。

それは、自分が一番起こしたくなかった最悪の事態へと追い詰められているということだった。

 

ダメだ。それだけは

 

あの世界で神の眼の騒乱の結末に渡った時の彼女の表情が忘れられない。

泣き疲れたようなそんな表情を更に歪めて、必死に戦っていた。

血の繋がった者を手にかけたその事実と真実を受け入れて涙を流しながら戦っていた。

 

もうあんな顔をさせられない。

己の感情を抑えきれず、彼女に伝える必要の無いものを押し付け、彼女を酷く傷つけた。

これ以上もう、あの人を傷つけるわけにはいかないのだ。

この穢れた血でこれ以上ルーティを汚したくない。

 

だから、呼ぶな。

 

呼ぶな。

 

スタンの唇もまた振るえ、空気を震わすことなく彼の名を呼ぶ。

僅かに見開かれた目の前のアメジストを、ただじっと見つめていた。

この間、ずっと静寂に包まれた。

 

先ほど軽い口調で彼に話しかけたハロルドも、どこか張り詰めた空気を持っているのがカイルにはわかった。お互い出方を待っているのだろう。

その静寂を小さく破ったのはリアラ。

 

「……レンズ………ジューダスが持ってる」

 

その言葉にカイル、ロニが反応しリアラへと一度視線を向け、僅かに不敵な笑みを浮かべる。取り戻さないといけないものが仲良く一緒にいてくれるとはありがたい。

ジューダスの動揺は未だ収まっていない。

状況は可笑しな程カイル達に有利だった。

 

この静かに張り詰められた世界を破る合図は、18年前の騒乱を戦った者だけが知る名。

それをゆっくりと、一つ一つ確かめるようにルーティが紡ぐ。

 

「エミリオ」

 

あの、いつも淡白だったジューダスの表情が、色んな感情に押し潰されるかのように歪んだ。

 

そして、次に彼が取った行動は

こちらに剣を向けるわけでもなく、晶術で行く手を防ぐわけでもなく

 

こちらに背を向け、脱兎のごとく背後にある扉へと駆け出すことだった。

 

「ジューダスっ!」

「リオン!」

 

カイルとスタンが同時に少年を呼ぶ。

彼はこちらの足止めなど一つも考えず、彼らしくなく何も考えずにただただ、あの冷たい廊下の更に奥を目指した。

 

彼が逃げ出そうと、こちらに背を向ける直前、

その歪んだ表情は、今にも泣き出しそうだった。

 

彼女から名を呼ばれた瞬間、今まで靄が掛かっていた頭はかえってキンキンと痛む程に晴れ、ずっと想像していた道を見せた。

 

そう、気付いていたんだ。

ずっと前から

 

答えはすでに出ていた。

 

彼女は、既にその罪に塗れた。

その手にこびり付いた血の色を教えなければ、どれだけ彼女は救われただろうか

 

だから、これは僕の業

その血の色を教えた僕の進まなければならない道。

自業自得とはよく言ったものだ。

唇は自然と歪んだ笑みを作る。

 

神殺し唯一の障害となる天上王。

だが、障害なんて最初からなかったのだ。

全てシミュレーションは終わっていた。頭の中には血に塗れながら神を殺した自分の姿がしっかりと思い描かれている。

 

天上王は、今いないのだ。

器しかないのだから。

 

神の力とはいえ、人を生き返らせるには結構なレンズの量と時間を要する。

己が再び蘇る経過をどこか遠くで眺めていたかのように、僕はそのことを知っていたんだ。

 

ならば、……ほら、……簡単だ

 

器を、壊しておけばいいんだ。

 

もう、見てみぬ振りはできない。

今、僕が眼をそらさないといけないのは、あの温もり。

 

あぁ、だから思い出すな

見てはいけないんだ。

感じるな、あの温もりを

 

思い出せばいい、己の中で作り上げた幻想の祭囃子。屋台の前で手をつなぎ仰ぎ見る、顔の無い父の姿。

あれでいい。あれでいいんだ。

 

幻想の中、無邪気に喜ぶ幼い己の姿。

繋いだ手を辿っていけば、見ることができるはずだ。

 

手の温もりも知らない幻想の中で

 

ほら

 

ゆっくりと、見上げれば、そこに

 

なんで、

 

微笑むんだ

 

笑顔を向けた子供に、それ以上の笑顔で返したそれと同じ

今、剣を振り上げている僕の目の前の男も、優しく微笑んだ。

 

もう、僕の名を紡ごうともせずに、ただ唇に笑みを残したまま、ゆっくりと眼を閉じた。

 

祭囃子が、人ごみのど真ん中に立たされたかのような雑音が、裏返りながら頭の中をぐるぐる回り、耳鳴りを呼ぶ。

それが泣き声だと気付く前に、聴覚は使い物にならなくなっていて

無音の中、静かに銀の刃が振り下ろされる。

 

Comment

  1. ゆら より:

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    • 内緒 より:

      ぬおおお! 初めましてどうも!内緒です!
      気づいて読んでます!!大丈夫です!トップページ下部に最新コメント表記できるようにしてますので!!! 同士様のお声見逃すなんてもったいないこと致しません!w

      途中だった作品3つが完結って、ど、どれだけ昔のサイトから!?って思ったら、そうか!一個前のサイトのときはページ片隅のゴミ箱に入れてたので気づいておられなかったですか!w 天秤も散り行きryも、実は既に昔に完結してたんですw その昔のを書き直そうかなって思ってたのが一個前のサイトに上げてたもので、書き直すのをあきらめてまた昔の小説引っ張り出して掲載してるのが今だったりします(震え声)

      いやぁD2二次サイト様、いろんなところが閉鎖されてますので、なんかもう、寂しくって寂しくって、多分更新はしないけれど私は閉鎖せずに7,8年前くらいに書いた化石のような小説をずっと晒しておこうと思っている所存ですw お借りしているサーバーが死なない限り!

      それにしても、2日もかけて読んでくださりありがとうございます……!!!! いやぁ感動してもらえたようで大変嬉しいです/////

      diveも最後まで読んでくださりありがとうございます!w ほんっとwいつ完結するんだってくらい度々間を空けての連載になってすみませんw 楽しんでいただけたようで嬉しいです!

      最後の小片、私の記憶の中ではこの打ち切ってる話の、もうあと1,2話くらいアップしたような覚えがあるんですが……気のせいだったのか、どこにもブログにログが見当たらないんですよね……w
      もうちょっとキリの良いところで連載とまってた気がしたんだけどなぁ~w どこへいったのやら……w 残念ながらお話構想のメモは見事に過去のパソコンと一緒にクラッシュされました(´・ω・)

      この後……遠い記憶の断片引っ張りだすと……うーんと、たしか。

      坊ちゃんの心の中の躊躇いから振り下ろす剣は鈍り、その隙にスタンさんが坊ちゃんがヒューゴ殺すのを止める形になったかと。また、その隙にエルレインにヒューゴを回収されちゃって、坊ちゃんとしては計画大失敗もいいところで絶望顔。ってなってるところ、追いついたルーティ・スタン・カイルたちにお説教くらって、ヒューゴの問題はみんなでなんとかするぞ! 俺たちの戦いはこれからだ! 内緒先生の次回作にご期待ください!
      みたいな感じの話を作ってた覚えがあります……!!!!
      最終的にヒューゴだけじゃなくエルレインまで懐柔して仲良くハッピーエンドってのを妄想してた覚えがありますが、どうにも後々になるほど何か心情とか計画とか穴ありまくりじゃねーかと気づいて頭を抱え、打ち切りとなりました……orz申し訳ない。