願いと奇跡 – 3

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ラグナ遺跡。そこは森の中に同化するほど緑に包み込まれた遺跡。

木の葉の合間から差す光は神秘的なものであり、鬱蒼とした森の暗さなど感じさせなかった。崩れた遺跡と蔓延る根により、進むのは苦労させられるのだが、カイルはそれらを楽々と乗り越えて進んでいく。

この遺跡に来るのは初めてのはずなのだが、彼は道をほとんど知っているかのように足取りは軽く、根や瓦礫を越えて行く。

 

そんな彼を追うのは踏み潰されたような声だった。

 

「あぁぁ……きつい」

「ロニ、おっさんみたいだよ」

「バカ言うな。お前が飛ばしすぎなんだよ……」

 

ハルバードを杖代わりにし、なんとか瓦礫を踏み越えるロニ。

武器の重たさもあり、遺跡を登るのに苦労するのだろう。それでも、カイルは涼しい顔でロニを振り返った。

 

「ロニもさ、感じない?俺、此処来たことある気がする」

「……俺もそれは思うんだけどよ、とりあえずお前歩いてくれね?」

「歩いてるよ」

「いいか、カイル。歩くっていうのはな?絶対どちらかの足が地面についてるもんなんだぞ?」

 

蛙のごとく障害物の上を飛んでいたカイルをようやく止めることに成功したロニ。

汗を拭いながら遺跡に開いた大きな穴を避けて彼らはスピードを緩めながらも進んだ。

 

大きな溝のある部屋。道を塞いだ大きな石を二人で押して避け、更に進む。

しばらく進めば木に支えられるようにして階段が現れた。だが、目の前に見える階段へと床は続いておらず、二人は足を止める。

よく目を凝らせば、床の無い部分が薄く光を放っている。

 

「……なんだこれ」

 

呟き、顔を顰めるロニに対し、カイルはその光を見て「なるほど」と呟いた。

そして躊躇いも無くそれを踏んだ。

 

「お、おい!」

 

だが、踏み込んだ足が落ちることはなく、宙に付いた。

 

「これ、歩けるんだよ」

 

そう言ってカイルは更に足を踏み出す。

ロニは少々表情を歪めたが、それでも同じように足を踏み込んだ。

そして、階段へと辿りつき、古く欠けている石の階段を上りきる。

 

そうしてようやく辿りついたのは、遺跡の天辺。屋上のような場所だった。

そこには腹に何かが埋まっていたかのような大きな空洞のある大樹があった。そして周りにはただ空があった。

 

「綺麗なところだな」

 

古い遺跡はもう自然の一部でしかない。自然だけが織り成すその世界は絶景だ。

ロニは感嘆しながらあたりを見回す。だが、カイルは大樹の空洞だけをじっと見つめた。

 

「ロニ……やっぱ、俺此処来たことあるよ……」

「………」

 

カイルの声は戸惑い、不安、悲しみ、色んな感情に震える。ロニはカイルのほうへと視線を向け、眉を寄せた。

 

此処にいれば、何かを見つけられる。

そんな気がしてならないのに、実際は強い風が吹き、木の葉が擦れるだけだ。

不安から寂しさ、虚しさへと変わり、カイルは泣きそうな顔でロニのほうへと振り向いた。

 

「………なんも、ないね」

「……そうだな」

 

ロニはそれ以外何の言葉をかけてやればいいかもわからず、目を伏せる。

カイルはもう一度木のほうへと視線をやったが、やがてロニのほうへと歩いてきた。

此処にはもう、何も無いのだと、諦めた表情にロニも目を逸らすように振り返り、来た道を帰ろうとする。

 

この場所は結構な標高がある。それ故風はずっと強いものだったが、一際強い追い風が吹いた。

背を押される程の強さに、思わずその場に足を止め、二人は目を細めた。

 

その時、風と一緒に二人を一瞬何かが包み込んだ。

それは二人をすり抜けるようにして風と共に前に出る。

 

「…えっ」

 

カイル達は眼を瞠った。

彼らの前に、風から溶けて出てきたようにゆっくりと闇が現れたのだ。

 

「あ……君は…っ!」

 

クレスタで出会った、あの黒い少年だった。

あの時ははっきりとしていて、人間なのか、そうでないのか分からなかったのだが、今は強い風故か僅かに存在が朧気に感じる。

 

「……リオン……?」

 

クレスタで会った時は、ルーティの姿からそうであればいいとだけ思った。クレスタを助けた黒い少年がリオンでなくとも、リオン=マグナスはきっとルーティ達を見守ってくれていると思ったから

だが、今ではやはり彼はリオンなのではと、その姿から思う。

遺跡の輪郭が薄っすら彼の体から見える。生きた人間だとは到底思えない。

 

「………リオ……ン……?」

 

だが、名を呼んでみれば、やはりカイルの胸の内に湧き上がるのは違和感だった。

違うのだ。いや、合っている。きっと彼はリオンだ。だが、何かが違う。

カイルは戸惑いながらこちらに背を向けている黒い影を見つめ続けた。

やがて彼はゆっくりとこちらを振り返る。

 

やはりクレスタで会ったのと同じ、深いアメジストの瞳がこちらを見た。

そして、ふと彼は笑った。

ずっと人形のような無表情でいて綺麗な顔をした彼が突如浮かべたその笑みは柔らかく優しいもので、思わずカイルは固まる。

 

だが、やがて少年の焦点がカイル達ではなく、その背後に向けられていることに気付いた。ロニも同じくして気付き、二人はゆっくりと振り返った。

 

あれだけ強かった風が、止まった。

大樹の根元に、光が集まっている。木漏れ日をかき集めたような神秘的な光はゆっくりと大きくなっていく。

カイルは声を上げることもできず、ただ目を丸くしてそれを見ていた。

 

やがて、光は人の形を作り出し、産み落とすかのように、そこから少女が現れた。

 

ロニはただ驚きその場に固まっている。カイルは唇を震わせ、目を瞑っている少女を見る。彼女はゆっくりと目を開き、真っ直ぐカイルを見た。

 

「………カイル」

 

凛とした声が響く。彼女が呼んだかのように、止まっていた風が優しく二人の間に吹いた。少女の栗色の髪が揺れる。

 

「……カイルっ!」

 

一際強く呼ばれ、カイルは肩を跳ねさせ、目をこれ以上ないくらいに開かせる。

何故彼女が己の名を知っているのか、そのことについてカイルは少しも不思議に思わなかった。それが当たり前なのだと、自分の中の誰かが呼びかけていた。

だからカイルもまた少女の名を呼ぼうと口を開く。だが、中々名が出てこない。

それでも、風に揺れる栗色の髪も、透き通るような白い肌も、柔らかい桃色のスカートも、今にも泣いてしまいそうな、不安に揺れている瞳も、全て知っているはずのものだった。

カイルは鯉のように口を開いては閉じて、そして焦りと不安から表情を歪める。

 

だが、やがてカイルの胸の一点に突如光が差した。

見つけたのだ。

 

「…………リア……ラ…?」

 

少女が目を見開いた。隣で唖然としていたロニが息を呑みカイルを見る。

 

「……リ…アラ………リアラ……」

 

カイルはただ唖然と、突如沸いて出たその言葉を繰り返す。

そうしていると、胸に差した光が広がっていくように感じた。

やがて光の広がる速度はどんどんと速くなり、一瞬頭を真っ白に染め上げる。

そして、色んなものが流れ込んだ。

 

全てを、思い出した。

 

「…っ……リアラ!!」

 

今度こそ、カイルは少女の名を呼んだ。

リアラは感極まって言葉も出ず、涙を流しながらカイルに抱きついた。

ロニもまた、二人の姿に記憶を取り戻し、その衝撃に唖然としながらも二人を見ていた。

 

強くリアラを抱きしめていたカイルは、はっと気付く。

 

「ジューダスっ!」

 

ようやく、しっくりとくるあの漆黒の名を呼び、勢いよくカイルは振り返った。

だが、クレスタの時と同じように、そこにはもう何も無く、カイルは唖然とした。

 

リアラが身じろぎし、カイルは腕を解く。

 

「ジューダスが……助けてくれたの」

「え……」

「私達の願いを込めたレンズは確かに光ってたんだけど…それでも届かなくて……もうだめかもって思ったときに」

 

一瞬にして思い出した記憶の中から浮かび上がったのは、最後の時。

 

――ジューダス。お前は何処へ行くんだ?

――わからない。ジューダスなる男は、元から存在などしない。

 

時空の狭間を彷徨うか、リオン=マグナスとして消滅するか

彼はそう言った。突如突きつけられた永久の別れと、仮面を被り続けた少年の行く先。それを悲しむ間もなく、正しい歴史と称され記憶は消された。

 

その時の感情がじわじわと沸いてくるのをカイルは感じた。

だが、少年はこの世界に存在していた。仮面はないが、クレスタで見たときも、先ほど見たときも、彼の姿はジューダスとしての姿だった。

ならば、とカイルは喉を振るわせる。

 

「ジューダスは」

「……え?」

「ジューダスは、消えてないんだね!?」

 

唐突にそう大きな声で言われ、リアラは驚いて硬直する。

カイルはリアラの答えも聞かずに走り出した。

 

「待って、カイル!」

 

転げ落ちるようにしてカイルは遺跡を降りていく。

木が橋代わりになっている危ない場所も、彼はスピードを緩めることなく駆け抜けた。

 

「ジューダスっ!」

 

ようやく思い出した仲間の名を呼び、あたりを探し回る。

カイルが此処まで焦りながら彼を探すのは、再会の喜びからではない。

アイグレッテの時のごとく、放っておいたら一人でどこかに行ってしまうのではないかと思ったから。

消えてはいないだろうが、今にも消えてしまうのではないだろうかと、思ったからだ。

 

ジューダスは確かに今この世界に存在していた。

それでも、彼の体は、カイルには透けて見えたのだ。

 

――ジューダスなる男は、存在しない

 

思い出した記憶の中、ジューダスが最後の別れの時に呟いた言葉が不安を煽る。

素直じゃないあの少年が、真っ直ぐ自分達の元へと帰ってきてくれる気がしなかった。

 

ガサガサと木の葉を騒がしく揺らせ、ようやく遺跡から出た。

遺跡の入り口は広く、視界は広がりあたりが見渡せるようになったが、やはり漆黒は見つからない。森の闇の中に紛れてしまったのではないかと、カイルは懸命に目を凝らした。

 

「カ、…カイル……」

 

そうしていると、カイルが先ほど出てきたところから、ガサガサと再び木の葉が揺れ、リアラとロニが現れる。二人とも肩を揺らして息をしていた。それを見てようやくカイルは自分の息も上がっていることに気付いた。

それだけ我を忘れて必死に少年を探していたのだ。

 

「お前……なぁ……………あいつ、いなかったか」

 

ロニは荒い息を繰り返しながらも呆れた声を出したが、やがてカイルと同じようにあたりを見回し、眉を寄せた。

 

「……いない。……いない。どうしよう」

「とりあえず落ち着け」

 

ロニはそわそわと視線を彷徨わせるカイルの肩を押して、その場にあった木の根を椅子代わりにし、座らせる。

ハルバードをカイルの横に立掛け、ロニは未だ必死に息を整えているリアラの方へと視線を向けた。

 

突如蘇った莫大な記憶と、今の現状に気持ちがついてきていない。

 

「えーっと、とりあえず……リアラだよな」

「……えぇ。ロニ、記憶ちゃんと戻ってない?」

「いや、戻ってる。でもちょっと混乱してな」

 

頭を掻き毟り、ロニは一息つくとその場にしゃがみこんだ。

そして大きく息を吐き、もう一度リアラを見、そしてカイルを見る。やがて再びリアラへと視線を戻し、ロニは先ほどとは違う息を吐いた。

 

カイルとリアラが、再びこうして隣同士にいる。

戻ったとはいえ、まだ少し朧気なあの旅の記憶の中、別れの運命に立たされた二人の苦悩は今も鮮明に思い出せた。

 

「……戻ってこれたんだな」

「えぇ」

「良かったな」

 

ロニは微笑むとその場から長い腕を伸ばし、リアラとカイルの頭を撫でた。

二人は乱暴に頭を撫でられながら目を合わせ、はにかみ、笑みを浮かべる。

 

ロニは二人の頭から手を離すと、その手で自分の頭を支え、顔を顰めて聞いた。

 

とりあえず、目の前の現状に気持ちが追いついたところで、次の問題はあの少年だ。

 

「で、ジューダスは……あいつ今どうなってるんだ?」

 

ロニの視線の先には、やはりリアラ。だが、彼女は俯き首を横に振る。

 

「……私にも、わからない」

 

ロニは顔を顰め、カイルは瞳を不安気に揺らした。

 

「でも、ジューダスいたよね……確かにいたよね!?」

「あぁ、居たさ。幻覚にしてはちゃんとな。……でも、確かに存在していたと言える程には……はっきりとはしていなかった。それに、あいつは……消えるって……」

 

少年が辿った正しい歴史もまた、怒りと悲しみと共に鮮明に思い出せる記憶の一つだった。

ジューダスは消える運命にあるはずだった。だが、修復されたこの歴史で、彼の姿をロニもカイルもリアラも、それどころかルーティまで見ている。

それでもその存在は不確かなもので、手放しに喜べず、再会した3人の表情に影を落とした。

 

「………ねぇ、ジューダスも戻ってこれたんだよね?……戻ってこれるんだよね!?」

 

カイルは縋るようにリアラへと視線を向けた。彼女は難しそうな顔で俯いていたが、やがて俯いたまま小さく頷いた。

 

「……多分、戻ってこれると思う」

「ほんと!?」

 

ようやくリアラは顔をあげてカイルを見る。

その表情はやはり険しい。懸命に彼女は何かを考え、思い出すように言葉を紡いだ。

 

「ジューダスから力みたいなのを感じたの。もしかしたら消えたはずの神の力が何らかの形でジューダスに残ったのかもしれない。ジューダスは神が生き返らせたから……本当に、何故かは分からないけれど……それでも、あの力は………」

 

リアラの言葉はその表情通りにやはり難しく、カイルとロニは顔を顰めた。

 

「えーっと……それって、大丈夫なのか?」

「フォルトゥナはもういない。力だけが何故か残ったんだと思うの。ジューダスが私を助けたとき、確かにジューダスは強い力を持っていて、そしてそれを使った。だから、その力を使えば………あの光は、奇跡の光に近かったから……」

「ジューダスも戻ってこれるんだね…っ!」

 

カイルは立ち上がり、声を張り上げた。

リアラの言葉を理解はできていないが、ジューダスが戻ってこれるのだということさえ分かれば彼には十分なのだろう。不安がまだ僅かに滲んでいるが、どんどんとカイルに笑顔が戻っていく。

 

「………使えば、ね」

 

再びリアラが俯き、小さな声でそう呟かれた言葉は、浮かれるカイルに聞き取られることはなかった。

 

カイルは再びあたりを見回す。

 

「でも、ジューダス何処行っちゃったんだろう?」

 

ロニはリアラへと視線を向けていたのをカイルへと戻し、肩を竦めた。

 

「……あいつが素直に俺達のところに戻ってくるか?」

「じゃあ、迎えに行けばいいんだね!………何処にいるんだろう」

 

ロニは苦笑いを浮かべた。ロニはまだ今を手放しに喜べる状況でないことを気付いている。だが、カイルの明るさに釣られるように希望が湧き出るのを感じた。

案外、本当にちゃんとジューダスが戻ってくるかもしれない。あのアイグレッテの時のように、カイルが「一緒に行こう」と手を伸ばして

 

ロニはニッと笑みを浮かべた後、顎に手をあて暫く考え、ポツリと零す。

 

「……ホープタウン。なんてどうだ?」

「え、なんで?……あ、ナナリーに会うんだね!」

 

一度首を傾げたが、カイルはすぐに手を拳で打ち、納得したと明るい表情を浮かべる。

カイルから思わぬ人の名が出、ロニは慌てた。

 

「べ、別にちげーよ!……ただ、あいつクレスタの俺達の次はリアラを助けただろ?未だ何だかんだで仲間心配してるっぽいからよ、あいつのところにも行くんじゃねぇかなって」

「うん。そうだね!ナナリーにも会えるしねっ!」

「……あ、あぁ……」

「ぷっ……くすくす」

 

ロニが急いで紡ぐ言い訳もカイルの天然の前に軽くあしらわれ、先ほどまで表情を暗くしていたリアラも思わず笑い出す。

カイルもにっこりと笑い、そして拳を握りそれを天へとかざした。

 

「よし!そうと決まれば行こう!ナナリーとジューダスに会いに!」

「あぁ」

「うん」

 

カイルは先ほどまでの不安の表情をどこへ吹き飛ばしたのやら、笑顔で森の中を駆けていった。

残されたロニはため息をついて笑ったが、やがてリアラへと視線を向ける。

彼女は今もまだ眉を寄せ、何かを考えているように俯いていた。

 

「……リアラ、どうかしたか」

「え、…っと……」

 

突如ロニに話しかけられて驚くリアラに、ロニは苦笑いを浮かべつつ言った。

 

「あいつが自分の為に力を使うか、ってか?」

「………ロニも、ジューダスは使わないと思う?」

 

リアラは自分が考えていたことを言い当てられ、驚きながらも問い返す。

ロニが返したのはため息。肯定の意味だ。

 

「あいつは馬鹿だからな。でもよ、だったら無理やり使わせてやればいい。カイルならきっとあいつを黙らせることができるぜ」

 

ロニは微笑み、そう言った。

リアラも釣られるようにして一度微笑む。

 

本当に、カイルはすごい力を持っていると思った。何の根拠も無いのに、彼が居れば何とかなるような気がしてくるのだ。全て明るい未来へと繋がるように。

 

だが、やがてまたリアラの表情は影っていく。

 

「……うん、そうだね……私も、それは…思うんだけど」

「他にも何かあるのか?」

 

リアラは一度目を瞑り、ジューダスに助けられたときのことを思い出す。

 

「ジューダスから感じた力……神の力、というよりは………レンズそのもののような…」

「……ん?」

 

リアラの呟きにロニは首を傾げる。神だのレンズだの奇跡だのといった力のことは、当然ながら使えないロニにはわからない。

彼女が何を憂いているのか気がかりで、詳しく聞こうとロニが口を開いた時

 

「おーい!ロニ、リアラー!何してるのー?」

 

立ち止まっていた二人に遠くからカイルの呼ぶ声が届き、リアラは顔を上げて振り切るように首を横に振った。

 

「ううん。なんでもない。そうね…どっちにしろ、会ってみないとね」

「……あぁ」

 

リアラは立ち上がり、ロニを追い抜きカイルのほうへと走っていった。

先ほどまではカイルがリアラに縋るようだったが、今では逆のようだった。

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